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2021年09月03日17:26
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『歴史は、記憶する者にこそ与えられる』 加藤直樹著『トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』を読んで思う
※画像は本著
「否定者は、論点が真っ二つに割れていて、自分たちがその“一方の立場”にあると認知されたいのである。」
これは、ホロコースト否定論を批判的に研究する米国の歴史学 者デボラ・E・リップシュタットの言説である。
リッシュタットは、17年12月に日本でも公開された『否定と肯定』という英国映画のモデルとなった人物だ。 その著書「ホロコーストの真実』(滝川義人訳、恒友出版・1995年)の中で、彼女はこう指摘したのだ。
参考
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【否定と肯定】
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【アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件】
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つまり、ホロコーストが実際にあったか否かについて2つの対立する学説がある、という構図にさえ持っていければ、否定論者の“勝ち”だということだ。そうなれば一般の人々は、歴史の素人である自分にはどちらが正しいか分からないので判断保留にしようとか、真実はたぶんその中間にあるんだろうとか考えるようになる。これが否定論の「機能」である。
・・・・・・。
今年もこの陰鬱な問題に対峙しなければならない季節がやって来た。
先日の９月1日に東京都墨田区の横網町公園で催された関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典に小池百合子都知事は今年も追悼文を出さなかった。
その理由について知事は「理由も含めて昨年と同じ対応です」と述べた。知事の追悼文取りやめは5年連続になる。
朝鮮人犠牲者への追悼式典は1974年に始まり、毎年歴代の都知事が追悼文を送ってきた。
あの極右石原慎太郎でさえ送り続けてきたのだ。
小池は就任２年目の2017年から「都慰霊協会が営む大法要で全ての震災犠牲者を追悼している」として、個々の式典への送付を取りやめている。
これに対し、朝鮮人犠牲者の追悼式典の実行委員会は「民族的な差別意識などで虐殺された人は自然災害の犠牲者とひとくくりにせず、二度と同じ過ちを繰り返さない姿勢を示してほしい」と抗議声明を出して、見直しを求めている。
参考
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「小池知事『理由も含めて昨年と同じ対応』 関東大震災の朝鮮人追悼文、5年連続で送らず」
https:/
この、小池百合子の対応は実に巧妙だが、まさに冒頭に挙げた「リッシュタット」の指摘に合致する行為である。これについては後述する。
その前に、別の意味でこの小池の対応が「トリック」であり、差別的であるかを指摘する秀逸なコラムが今日の東京新聞に掲載されているので紹介する。
ジャーナリスト北丸雄二氏の本音のコラムである。
「『自分たち』だけの国」という題でこうある。
以下、引用。
「全ての犠牲者に哀悼の意を示しており、個別の追悼文は控える」という物言いは「ブラック・ライブズ・マター (黒人の命だって大切だ)」に対して「オール・ライブズ・マター(誰の命だって大切だ)」という言い方をぶつけて前者を相対化し無化しようとする米国の白人至上主義者と同じ論理です。関東大震災 時に虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典に五年続きで今年も追悼文を送らなかった小池百合子都知事はこの排除主義者たちの物言いを先取りしていました。震災直後の「朝鮮人暴動」の流言報道によって“仕返し”のように虐殺された人々は一般の震災犠牲者とはまったく違う存在ですし、それは「全ての犠牲者」との表現で消される歴史でもない。
世間を自分と他人に分ける思考は「自分たち」を守ってきた人間の歴史の産物です。でもその間に世界では自分と他人の間に多くのコミュニケーションが生まれ 「自分たち」が拡大した。 動因は言葉です。でも日本語環境はその特殊性ゆえ道としてより壁として機能しました。 他者と繋がれない言語では「自分たち」が拡大せず「自分たちだけ」が強固になります。
小池さんの非情に重ねてああこうして私の日本は「自分たち」以外をまた切り捨て続けるのだと深く恥じ入るとき、フガン置き去りの日本大使館現地職員の安否が気になってしょうがないのです。(ジャーナリスト)
以上。引用終わり。
小池百合子はまさに排外主義者たちの物言いを先取りする差別意識から朝鮮人虐殺犠牲者に対して「哀悼の意」を表する気がないと言い張っているのである。
このコラムにもあるように、震災直後の「朝鮮人暴動」の流言報道によって“仕返し”のように虐殺された人々は一般の震災犠牲者とはまったく違う存在であり、それが「全ての犠牲者」との表現で一緒くたにされ、消し去られてしまう歴史などでは決してないのである。
では、この小池の関東大震災での朝鮮人虐殺犠牲者などなかったという差別的言説はどこから来ているものなのか？
それを周到に追い、緻密に分析してくれたのが今回の本、加藤直樹著『トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』である。
参考(朝日新聞書評)
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「ＴＲＩＣＫ トリック」書評 歴史の土台崩す意図的な無理解
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この著者、憲さん随筆でも以前紹介したが、関東大震災での朝鮮人虐殺の真相に迫るノンフィクションを中心に執筆している憲さんと同い年の優秀なルポライターである。
参考
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憲さん随筆
「九月、東京の路上で−私たち日本人は百年前何をしたのか？」
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この本の要旨は本著の言葉を借りて分かりやすく言うとこうである。
「歴史学の世界には『朝鮮人虐殺はなかった』などという『学説』は存在しない。『源義経が大陸に渡ってジンギスカンになった』という『説』が相手にされないのと同じ。」
「ではどうするか。(中略) 否定論者の言説を一つの『説』であるかのように扱い、議論するのではなく、これは一体どのよう な『トリック』だろうかと客観的に吟味し、解明し、そのカラクリを人々の前で明らかにすることである。要は学説や意見ではなく、『手品』として扱えということだ。 帽子から鳩が飛び出すさまを見て超能力かもと考えるのではなく、『どのような手品なのか』と考えるということであり、社会的には、否定論のトリックとしてのタネを広く共有し、これを『諸説』であるかのように扱うことを決して認めないことだ。」
極めてシンプルかつ的確である。
そうなのだ、朝鮮人虐殺否定論などの学説などはなく、これはすなわちレトリック上の「トリック」(シャレではない！)なのである。
私たちはこのトリックに騙されずに、その「タネ明かし」を辛抱強くしていかなくてはならないのである。
そしてこの本の中では、小池百合子がこのトリックに「まんま」とか「これ幸いに」か(おそらく後者であるとは思われるが)、騙される経緯が明らかにされている。
小池はこれまた差別的かつ歴史修正主義者である古賀俊昭都議(自民党・故人)に入れ知恵されたのだ。
参考
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【古賀俊昭】
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こいつは2003年、都立学校の性教育のあり方について批判し、教材を没収させるなどさせ、教育に対する不当な支配を強行したとんでもない輩なのである。
参考
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「自民都議の古賀俊昭氏が死去 かつて性教育を批判」
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この古賀は2017年3月の都議会の一般質問で「追悼の辞の発信を再考すべきだ」と小池に迫り、朝鮮人追悼碑に犠牲者の数が6000人という数字であることを問題視し、「一方的な政治的主張」だと叫んだのである。
参考
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「なぜ小池知事は関東大震災・朝鮮人虐殺の追悼文を断ったのか 都議会で交わされた”あるやりとり”」
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そして、この古賀は小池にこう言ったのだ。
「私は、小池知事にぜひ目を通してほしい本があります。ノンフィクション作家の工藤美代子さんの『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』であります。」
これが、事の全てである。
小池は古賀にこの醜悪なる歴史修正主義に貫かれたトリック本を読ませられ、そして己がもとからあった差別主義を増幅させ、今回の事態に至っている訳である。
参考
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『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』
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【工藤美代子】
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そして、今回紹介する加藤直樹氏の著書はその醜悪かつ巧妙なトリックを緻密に解明してくれているのである。
その労力と執念は凄まじいものである。
はっきり言って恐れ入ると同時に頭が下がる。
憲さんだったらとっくの昔にこんな奴らには「武器の批判」を見舞わせてやりたくなる。
(´Д`)=*ハァ〜
しかし、それではダメなのだ！
その、トリックのタネ明かしは是非とも本著を手にとって読んでもらいたい。
大変明快である。
ここで一つだけ、この加藤直樹氏の工藤美代子、さらにらそのパートナーであり、工藤美代子の著作の後継本である『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった！ 』（Wac bunko）を書いた加藤康男への痛烈な批判を紹介しよう。
参考
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『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった！』
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以下、本著からの引用。
この詩は“ノンフィクション”ではない?
ちなみに「なかった」新版(加藤本)には、私の名前と拙著『九月、東京の路上で』も登場する。加藤康男氏によれば拙著は「いかにも韓国仕込みのプロパガンダ臭紛々とする左翼ヒステリー本」だそうだが、そうした評価は読み手の自由なのでどうでもよい。噴飯ものなのは、拙著が帯で掲げた萩原朔太郎の詩についての言及である。「朝鮮人あまた殺されその血百里の間に連なれり／われ怒りて視る、何の惨虐ぞ」というこの短い詩は、群馬県出身の萩原朔太郎が、同県で起きた朝鮮人虐殺事件である「藤岡事件」について書いたものだとされる。 藤岡事件とは、震災5日後の9月5日、自警団が藤岡警察署を襲撃し、保護されていた朝鮮人17人を虐殺した事件である。この萩原朔太郎の詩を拙著が引用したことについて、 加藤康男氏は「著者は朔太郎のこの一文を見つけてきてさぞ小躍りしたことだろうが、それは早とちりというものだ」「萩原朔太郎は『事件』そのものを見たわけでも調査したわけでもない」「徒歩で中山道を上る際に耳にした噂話を･･･発表したにすぎない」「ノンフィクションではないことをまず断っておきたい」と批判する(『なかった』50頁)。 まさかとは思うが、加藤康男氏は「われ怒りて視る」という詩的表現を「私は朝鮮人の血が地面を流れていくのを怒りながら目撃していました」という証言として読む人がいるとでも思っているのだろうか。だが私も含め、誰も萩原朔太郎が藤岡事件の目撃者だとか、萩原朔太郎の目撃証言こそが藤岡事件が実際にあった証拠だとか、そんな馬鹿げたことは言っていないのである。藤岡事件は朝鮮人関連の報道が解禁された10月20日以降、当時の新聞でも大きく取り上げられているので、おそらくは萩原朔太郎もまた、新聞を読んで事件を知ったのだろう。「中山道の噂話」を持ち出すまでもない。そもそも詩が「ノンフィクションではない」のは当たり前だろう。ちょっと何言ってるのか分からないのである。
以上、引用終わり。
本著者の加藤直樹氏、当初は極めて理性的な筆運びなのだが、中盤からその行間に差別的歴史修正主義者に対する怒りと軽蔑が滲み出てきて憲さんも共感を持った。
このように、歴史修正主義者はごく普通の常識的知性すら持ち合わせていない連中なのである。
それは、名古屋市長河村たかしの言動を見れば一目瞭然であろう。
参考
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【メダルかじり虫】
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そのような輩が歴史を覆い隠そうと必死にトリックを日々考え、その尻馬にこれまた無知で無教養な古賀や小池のような政治家が乗るのである。
私たちはこの現実をしっかり直視しなければなるまい。
かような歴史修正主義者、さらにその仲間や取り巻きの安倍晋三をはじめ、川村たかしや高須克弥、つるの剛士など至るところにこのような輩が跋扈している。
しかし、これらの連中は自国の歴史を正視する根性もなければ気力もない。そして、そのエネルギーをただただ歴史の改竄にのみ向けるという、基本的には腹の据わらぬ臆病者たちなのである。
奴らは自国の負の歴史が正視出来ずに、ただ目を反らすのではなく、そらを改竄するという犯罪に等しい行為をしている自覚もないのであろうか？
少なくとも、この日本だって特別素晴らしく輝かしい歴史を刻んできた国ではないのである。
その道は、民衆の血塗られ恥辱に満ちた歴史で敷き詰められているのだ。
それは、我らが先人も紹介してくれているのである。
では、この本の中から関東大震災時においてそれらの証言で憲さんが印象に残ったものを紹介する。
以下、全て本著から引用
�／斉狎邨挌�隊の司令官・奥平俊藏の証言
壊滅状態の横浜に進駐した神奈川警備隊の司令官・奥平俊藏中将は、東京以上にひどかった横浜の朝鮮人迫害の背景にあった流言について、次のように回想している。
騒擾の原因は不逞日本人にあるはもちろんにして、彼らは自ら悪事をなし、これを朝鮮人に転嫁し事ごとに朝鮮人だと言う。(略)横浜に於ても朝鮮人が強盗強姦を為し井戸に毒を投げ込み、放火その他各種の悪事をなせしを耳にせるをもって、その筋の命もあり、傍々(かたがた)これを徹底的に調査せしに、ことごとく事実無根に帰着せり
(奥平俊蔵著/栗原宏編 『不器用な自画像』 柏書房1983年)
��医療評論家の橋爪恵の回想
当時、この「井戸に毒」流言の荒唐無稽さを説いたのが、医療評論家の橋爪恵という人だ。 彼は震災２ヵ月後の11月2日、3日付の読売新聞に掲載したコラムで「あのどさくさ紛れに、かてて加へて薬品の払底した頃、どうして毒劇薬を買占めることが出来よう。まして石炭酸とか硫酸重クローム酸昇水などを汲めども尽きぬ井戸水に投げ込んだからとて効くかどうか常識によって判断されることである」と書いている。要するに、井戸に毒を投げ込んでも少量では希釈されてしまって効果はない、 水を飲んだ人を死に至らしめるには大量の毒薬が必要だが、どうやってそんな量の毒薬を手に入れることができるのか、というわけだ。そのとおりだろう。橋爪は「浮説もここまで来ると優等賞であり、 この浮説に左右されて異常な虐殺をあえてした我が日本人は何という劣等生なのだ」とあきれている。
��作家の田中貢太郎の著述
軍が朝鮮人を殺害したことは当時の戒厳司令部詳報にも記録されていることであり、警察が流言を拡散したことはこの事件の基本に属する認識である。加えて言えば、「虐殺」という言葉も「関東大震災後の世間」でしばしば使われていた表現であった。たとえば作家の田中貢太郎は震災から4ヵ月後に刊行さ れた著書『日本大震災史』の中で「まことに恥づべきところの不祥なる出来事、戦慄すべき惨虐事(略) 即ち鮮人暴動の流言に血迷った自警団の鮮人及び鮮人と誤った内地人に対する虐殺事件」と書いている。
以上、引用終わり。
このように、当時の常識的な日本人は同胞が朝鮮人を虐殺したことを目撃し、衝撃を受けながらもその事実を証言し、そして「不逞日本人」や「日本人は何という劣等生なのだ」「まことに恥づべきところの不祥なる出来事」とその事実を客観的に分析しているのである。
それもこの中には「神奈川警備隊の司令官」という当局者もいるのである。
そうなのだ、当時の日本人は「不逞」であり「劣等」であり「恥づべき」行為を行ったのである。
これが厳然たる逃れられない事実なのである。
この歴史的事実を受けて現代の私たちはどうするべきなのか？
その、恥ずべき事実を糊塗することに地道をあげるのか？
そうではないっ！
その事実ときちんと向き合って、同じ過ちを繰り返さないように教訓として総括しなくてはならないのである。
それが、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼行為であろう。
それを無視し、あわよくばなきものとしようとする小池都知事の姿勢を私たちは絶対に看過してはならないのである。
そうすれば、それこそ「いつか来た道」である。
私たちは歴史を後戻りさせようとするいかなる愚かな策動も許してはいけないのである。
本著はそれを最先頭で実践している誠に頭の下がる労作である。
最後にこの著作に書かれていた私たちの胸に突き刺さる言葉を紹介して本随筆を締めたい。
それは横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼式典で読み上げられた朴元淳・ソウル市長のメッセージである。
「歴史は、記憶する者にこそ与えられます。新しい未来に向かう歴史を綴っていくためには、私たちは全ての残酷な歴史を記憶しておかなければなりません」
私たちの未来の為に胸に刻みたい言葉である。
関東大震災時における全ての虐殺者に対して･･･
心より合掌。
どーよっ！
どーなのよっ？
※ところで、この本にこのようなフレーズがありました。
以下、引用
「虐殺否定論なんて馬鹿げている。 相手にしなくていい」と忠告してくれる人もいた。 確かに虐殺否定論は馬鹿げている。それでも私たちが作業を続けたのは、冒頭に示したエピソードに現れているように、それがネットの書き込みだけでは収まらず、現実社会に浸透し、言論を歪めていくことが目に見えていたからだ。新聞記者でさえ自分の不得意な分野についてはネットで軽く調べることから始めるし、作家やライターであっても、ウィキペディアを疑いもせずに書き写す人がいるのだから当然だろう。
以上、引用終わり。
Σ(￣□￣;)ハッ！
「ウィキペディアを疑いもせずに書き写す人がいるのだから」
これは、憲さんか！？
ちなみに、憲さんはウィキペディアを疑いもせずに利用していません。
それが証拠に『安藤昌益』のところにあった昌益天皇主義者説については否定しましたし･･･。
参考
憲さん随筆
「『万国の直耕者、団結せよ！』 憲さんの日本政治思想史講座 『日本のマルクス』？ 奇跡の思想家 安藤昌益に迫る！ 前編・安藤昌益『自然真営道』を著す！」
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それに、基本書き写すのではなく、添付するのだから･･･。
しかし、肝に銘じなくては！
(￣ー￣)ムフフ
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