さて、昨日の話の続きである。
私がご飯を作る当番になり、配偶者のぐでちゃんから「広島時代に作っていたような定食メニューが食べたい」とリクエストされた私。
一口に「定食」といっても、様々なものを作ってきたので、中でもどのようなものを食べたいのか聞いてみた。
するとぐでちゃんは、単身赴任時代の料理のイメージをこんな風に話してくれた。
真っ先に挙げていたのは、肉野菜炒めがあるということだった。
これは定番のメインディッシュみたいなもので、もやし野菜ミックスと小松菜、それに輸入物の豚肉か牛肉の切り落としを加えて炒めていたものだ。
次に、煮物があるということを挙げていた。
作り置きが出来て野菜の摂れる煮物は、確かにいろいろ作って食べていた。
ぐでちゃんは煮物があまり好きではないそうで、自分が作ることはまず無いので余計に印象に残っているのだろう。
ならば、これもメニューに加えなければならない。
さらに、申し訳程度のサラダとみそ汁だそうだ。
サラダのボリュームは確かにしょぼいとしか言いようのないボリュームであり、健康のためにちょっとずつ食べていた。
リモートで送った画像で見ていただけのはずだが、それでもよく特徴をとらえているなと感心してしまった。
もちろんこれ以外にも特徴はあるのだが、これは出す料理にプラスすればいいだろう。
ともあれ、イメージを教えてもらったおかげで料理の献立が湧いてきた。
その日の仕事を終えると近所のスーパーへ出向いて食材を購入。
煮物を作り、サラダを準備し、肉と野菜をいため、インスタントの味噌汁を注ぎ、プラスアルファのものを用意してできたのが、本日の添付画像のような料理である!
申し訳程度のレタスとミニトマトのサラダ、肉じゃが、ジンギスカン、味噌汁にご飯といったラインナップにした。
煮物に一番時間が掛かったが、それでも一度作ってしまえば数日間は持ってくれる。
手抜きながらなんとなく体裁が保たれるのが、私の料理の肝である。
とはいえ、あまり人に食べさせたことのない料理なだけに、これで良いのか不安があった。
が、フタを開けてみればそれは杞憂だった。
ぐでちゃんは、おいしいといって全部食べてくれたのである!
人に評価される機会がなかったので、嬉しいというよりちょっとホッとした。
そして食後には、もう1枚の添付画像にあるものを食べた。
フルーツの盛り合わせである。
単身赴任時代は、食後のデザートとしてよくフルーツを食べていた。
こんなに複数の種類を用意することはあまりなかったのだが、まあぐでちゃんもいるので特別だ。
これまた、喜んで食べてくれたのだった。
料理を作る楽しみだけでなく、人に喜んでもらう楽しみも味わうことが出来た。
これからも、ぐでちゃんに喜んでもらえる料理を作っていこうと思った一昨日の私であった
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