無言歌は続く

　　
　西鶴忌
　1693年のこの日　『好色一代男』などで知られる江戸時代の浮世草紙の創始者　井原西鶴が52歳で没　大阪上本町の誓願寺にある彼の墓は　作家の幸田露伴が発見したとか　意外なところに意外な人の墓があるかもしれない　そう云ふのも調べると面白いだろうな　

　今宵一枚目の音楽は　ベートーヴェン: 交響曲全集

　＜DISC3＞
　5. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
　6. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67

　エンシェント室内管弦楽団
　クリストファー・ホグウッド　指揮

　今宵二枚目の音楽は　ベルク／バルトーク:ヴァイオリン協奏曲
　1　ヴァイオリン協奏曲《ある天使の想い出に》
　2　ヴァイオリン協奏曲 第1番 Sz36

　チョン・キョンファ／シカゴ交響楽団／サー・ゲオルグ・ショルティ


　昨年コロナ禍で飾らなかったか飾ったか記憶にないけれど　さてどうだったか　しかし今年は作った盆だな　人は誰も来ないけれど　ご先祖さまは帰ってくるので2年ぶりに畳一畳もある盆棚を作る　ほぼ午前中いっぱいかかる　豪勢だね　あとで写真に撮って載せておこう　2018年までのは写真に撮ってある　毎年若干違うところが面白い　昼になる

　昼は生麺をいただいたので　冷や汁　冷麦の生麺って結構珍しいかな　それに蕎麦にうどん　みんな2人前ずつあるが　一人分で茹でる　それを半分にする　大体130グラムくらいになる　それにお餅を焼く　夏の餅もうまいね　我が家はきび餅だ　11時半より午睡　天気予報より涼しい　部屋の中の気温32度くらい　風が渡る　上沼さんの番組を見て盆用品を地元の商店に買いに行く　金と銀の花ともうひと種類で　2700円　母曰く　高いね　帰りにコンビニでメンチカツを購入　一つを半分ずつたべ　朝食べた鮭の残り半分を半分ずつ　こんにゃくと練り物の炊き合わせを適宜　ご飯味噌汁　今日もこれだけだ

　
　論語にこんなのがある　

　雍也第六の二十三

　漢文
　子曰　知者樂水　仁者樂山　知者動　仁者静　知者樂　仁者壽

　書き下し文

　子曰わく　知者は水を楽しみ　仁者は山を楽しむ　
　　　知者は動き　仁者は静かなり　
　知者は楽しみ仁者は壽（いのちながし）　

　最近徳と云ふものを聞かない　人が徳を持っていれば　人を騙すこともないだろうし　人を殺傷することもないだろう　緊急事態宣言下で　出歩くこともないだろう　太平洋戦争の中で　人が我慢できた　命を守るために我慢したが　昨今は命を守ることを特にしないので　誰かが殺してやる　と言って人を殺傷することが多い　本質的な問題が那辺にあるや　私にはわからないが　大切は智や仁の様な徳を　説いてくれる人もいない　しからば本でも読めばいいのだが　古典を読む人は減った　大切なことが書かれてあるのに　なぜ多くの人はこの分かりきったことを知らないのか　生き甲斐を感じられない生き方をしているんだから当然といえば当然だが　現代を支配している人たちが　またそう云生き甲斐を感じられない生活をしているんだから　その下で生活する人々も　生きる甲斐もなく　また生きる喜びのない生活になるのもやむえぬかそこに悪意はないが　しかし間違った生き方生活をしていることはたしかだ