7月18日(日)10時ごろ、阿蘇駅を出発した「ななつ星in九州」の車内では、ティータイムを迎えた。
ななつ星オリジナルのお菓子とともに、お茶を頂けるのである。
少し遅れてラウンジ「ブルームーン」に行ったが、すでにほかの乗客たちでいっぱいだった。
それでも、ちゃんと私たちの席が用意されているところが約20名のみという密を避けた旅のいいところといえるだろうか。
いつしか列車は県境を超えて大分県に入るが、相変わらず車窓は山の中である。
時おり線路わきの草が車体に触れるような状況の中、優雅に楽しませてもらった。
配偶者のぐでちゃんは、もともと朝が苦手な中で頑張って来たが、ここで限界を迎え一足先に部屋へ。
夕べ利用したベッドをそのままにしておいてもらたこともあり、ゆっくりしてもらった。
私は、ほかの乗客が同様に部屋に戻る中、勧められたお代わりの紅茶を嗜みながらひとりラウンジで過ごす。
ラウンジひと車両を独り占めにする贅沢さを味わってから部屋へ戻ったのだった。
その途中、記念スタンプが設置されているのを発見。
金色のインクを使用し、1枚押させてもらった。
やがて列車は、12時30分過ぎに大分駅へ到着。
下車せずにすぐお昼を食べてもいいのだが、ここで1時間余り下車観光を楽しむことが出来る。
せっかくの機会なので、大分の街をぶらぶらしてみることにした。
まず駅前広場では、フランシスコ=ザビエルと大友宗麟の像が出迎えてくれた。
さらに、商店街のアーケードを進んでいく。
しばらく並んでいるお店の様子を眺めながら歩いていると、右手にレンガ造りの建物を見つけた。
これには二人して注目し、さっそく近くへ行ってみる。
やはり、これは大正時代に建てられたという、由緒ある建築物だった。
中には交流スペースや喫茶、おみやげ物などの販売スペースがあり、自由に入って見ることが出来た。
建物の歴史や概要について知るコーナーもあり、その見ごたえにとても満足することが出来た。
こういう、思いがけぬ発見が嬉しかったりする♪
あとでななつ星のクルーの方に「赤レンガ館まで行ってきました」というと、「よく1時間でそんな遠くまで行かれましたね!」と驚かれてしまった。
大分駅では、謎の鳥の像に迎えられる。
改札口ではななつ星のタグを示して通り、ふたたび車内へ。
すぐに昼食の時間を、迎えたのだった。
だんだん旅の終わりが近づいてきた。
少し寂しさを覚えながらではあるが、このツアー最後の食事をしっかり楽しんで頂きたいと思ったこの時の私であった
-つづく-
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