「都外に「脱出」する動き」とはどういう意図なのか？

「都外に「脱出」する動き」脱出とは何か？
脱出：危険な場所や好ましくない状態から抜け出すこと
非常に不愉快である。無論、この四連休に自粛を要請されていたにも関わらず越境しての移動した人たちもだが朝日新聞のこの書き方にだ。確かに東京都は新型コロナウィルス感染に関しては日本ワースト１位だ。それは紛れもない事実である。しかし、その東京都には約1,400万人が住んでいる。その人たちはそれぞれの理由で東京都に在住している。その東京都を「危険な場所」と言っているのだ。それこそ、仕事がある人はすぐに東京都から移住出来ないだろう。そういう事情もあり住んでいる人もいるのでその場所を安易に「危険な場所」と言ってしまうのは違和感しかない。
記事でも「都外に「脱出」する動き」と記載して脱出を「　」で囲っているので強調している。普通に「都外に移動」という記載で問題がなかったはずだ。つまり、そこには朝日新聞の意図がある訳だ。誰だって新型コロナウィルスの感染拡大しているのは良いとは思わない。東京都に関しては人口が多いのでさらにリスクは高い。ある意味、まだこの程度と思った方が良いと思う。欧州や欧米など1日数万人単位で新規感染者が出ているのだ。
人流は制御出来ない。これはもう事実だ。政府が何をしようが今の法制度では不可能である。政府が無能と批判する人たちもいるがそもそも国民の移動を禁止する法律がない。その状況下で逆に人の行動を制限出来る方法があるかだ？
そして、もし政府が国民の行動を規制する法律を作ろうとしたらどうなるかは想像に難くない。いつまでも政府や自治体の責任に転嫁していても何も解決しない。後は国民一人一人の自覚しかないのだ。

■4連休、18万人が首都圏脱出　位置情報からデータ推定
(朝日新聞デジタル - 07月27日 21:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6607327