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2021年07月25日17:18

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【美術】「大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―」展

皆様、お今晩は。江戸東京博物館にて9月20日迄開催されている特別展「大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―」に行って参りました。その感想です。


「大江戸」
この言葉は、世界有数の大都市であった江戸の活発かつ明るい印象を想起させます。18世紀初頭、江戸は推定で100万人もの人口を擁する都市でした。東京都江戸東京博物館は、この夏、特別展「大江戸の華」を開催し、都市江戸の活発で明るい一面に迫ります。
本展では、江戸の武家や商家の儀礼、祭りなどの年中行事をとりあげ、江戸の人びとの暮らしや人生における“ハレ”の場面や舞台を描いていきます。江戸東京博物館が所蔵するコレクションからよりすぐりの品々はもちろん、国内各所から優品を集めるとともに、イギリス・アメリカからも二領の鎧が日本に里帰りします。これらの品々は、江戸に生きた人々の明日への活力を私たちに伝えてくれることでしょう。
“ハレ”という場面や舞台が明日への活力に通じる。このことは江戸時代に限ることではなく、現代のわれわれにも通じることではないでしょうか。本展覧会がコロナ禍に見舞われたこの時代にあって、明日への活力を考える場になれば幸いです。


武具に興味の無い自分が行ってもなぁ……と大して期待せずに行ったら「エッ!この展覧会写真撮影OKなの?」と俄然やる気モードになりました。自館のものだけでなく「里帰り」した二つの武具に関しても寛大な御計らいを頂きましてありがとうございます。最後に展示されていた『金小札変り袖紺糸妻紅威丸胴具足』は2009年度のクリスティーズのオークションで武具としては史上最高値の5500万円で落札された紀州徳川家伝来の極めつけの御宝でして、ミネアポリス美術館の日本美術のコレクションの内、絵画作品は現在福島県立美術館を廻っているし、本家の展示がちょっと心配になりました。

日本刀にはまるで興味も関心もありませんが、やっぱりこうやって「ハレ装束」のものばかり見ているのも良いもので、町人文化もレプリカでは無く江戸時代本当に使用されていた飾り雛や『四神旗』も展示されていていいなぁと素直に思った展覧会でした。一見地味ですがお薦めします。




https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/31067/%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%b1%95%e3%80%8c%e5%a4%a7%e6%b1%9f%e6%88%b8%e3%81%ae%e8%8f%af%e2%80%95%e6%ad%a6%e5%ae%b6%e3%81%ae%e5%84%80%e7%a4%bc%e3%81%a8%e5%95%86%e5%ae%b6%e3%81%ae%e7%a5%ad%e2%80%95%e3%80%8d/
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