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2021年07月21日11:46
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憲さん随筆アーカイブス 憲さんの昭和歌謡評論 北原ミレイ『ざんげの値打ちもない』幻の４番を聴く
※この随筆は2017年2月8日に書いたものに加筆修正しました。
※画像は北原ミレイ『ざんげの値打ちもない』レコードジャケット
昨日のNHKのうたコン、阿久悠特集みた？
憲さんみてて、興奮したよっ！
参考
↓
https:/
なかでも秀逸だったのが、憲さん大好きな北原ミレイの『ざんげの値打ちもない』だよっ！
それも、幻の四番まで北原ミレイ本人が歌ったよ！
憲さん感動して泣いたね！
『懺悔の値打ちもない』の幻の四番聴いたことある？
憲さん昨日はじめて聴いた。
この歌、やはりこの幻の４番が肝心要であり、これがないと完結しない事をきのうはじめて聴いて理解したよ。
昨日の番組では「諸般の事情でカットされたが、阿久悠さんは相当悔しがっていた。」と司会者が紹介していたが、
わがる〜！
わがる〜！
阿久悠も我が子の手足をもぎ取られる思いであっただろう。
調べてみたら、阿久悠没後一年でやはりNHKで幻の４番が歌われたらしい。
それをとりあげたブログを見つけたので抜粋する。
()内は憲さん訂正
以下、引用。
そして、「ざんげの値打ちもない」に幻の４番の歌詞があることがわかり、はじめてテレビで披露された。阿久さんサイドにも詞が残っておらず、北原ミレイが最初にレコーディングをした時の記憶を辿って復活をした。まずは1番から3番(現状の１〜４番)までの歌詞を
(１)
あれは二月の寒い夜
やっと十四になった頃
窓にちらちら雪が降り
部屋はひえびえ暗かった
愛というのじゃないけれど
私は抱かれてみたかった
(２)
あれは五月の雨の夜
今日で十五と云う時に
安い指輪を贈られて
花を一輪かざられて
愛と云うのじゃないけれど
私は捧げてみたかった
(３)
あれは八月暑い夜
すねて十九を越えた頃
細いナイフを光らせて
にくい男を待っていた
愛と云うのじゃないけれど
私は捨てられつらかった
(４)
そしてこうして暗い夜
年も忘れた今日のこと
街にゆらゆら灯りつき
みんな祈りをするときに
ざんげの値打ちもないけれど
私は話してみたかった
そして幻の四番である。
(現状の３番と４番の間に挿入される)
(幻の４番)
あれは何月 風の夜
とうに二十歳も過ぎた頃
鉄の格子の空を見て
月の姿がさみしくて
愛というのじゃないけれど
私は誰かがほしかった
これはスゴイ。どうしてカットされたのか理由はいくつか想像できるが、まずはリアル過ぎて暗すぎる。もうひとつは、当時の歌謡曲はテレビ向けに3分以内で終わるようにつくられたものが多い。四番までいくとかなり長くなるからなどが考えられる。
楽曲からすでに38年が経過したが、全く色褪せない。番組のタイトルの通り、阿久さんの楽曲は、時代を語っている。売れっ子の頃は詞が曲を喰ってしまうような気がし、あまり好きではなかったが、後になってそのスゴさに気付いた。昭和の名人である。
なお、幻の４番歌詞は1971年東映映画「ずべ公番長・ざんげの値打ちもない」（大信田礼子主演・彼女は都倉俊一氏夫人なので阿久悠氏とは因縁をかんじる）の中で、北原本人が歌っているらしい。
以上、抜粋おわり
以下、出所ブログ
↓
「阿久悠氏没後1年『ざんげの値打ちもない』に四番が存在した」
https:/
「鉄の格子の空を見て
月の姿がさみしくて」
ポエムでしょ〜！
ポエム！
これがポエムの真髄だよっ！
こんな歌詞、絶対秋元康なんかにゃ書けないよっ！
この歌、この幻の４番が入ってはじめて完結するでしょ？
それも、この幻の４番だけ北原ミレイ、スローで歌うのよ。
しびれるよっ！
以下、北原ミレイの「ざんげの値打ちもない」「幻の４番」入り。
圧巻だよ！
泣けるよ！
凄いよっ！
↓
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北原ミレイはなかにし礼の『石狩挽歌』とこの『懺悔の値打ちもない』が双璧だな。
参考
↓
北原ミレイ『石狩挽歌』
https:/
あと、阿久悠の『棄てるものがあるうちはいい』もいいな。
参考
↓
北原ミレイ『棄てるものがあるうちはいい』
https:/
憲さんたちの世代はその血と肉の一部は阿久悠が作ったと言っても過言ではないね。
阿久悠は天才だ！
憲さん大信田礼子主演「ずべ公番長・ざんげの値打ちもない」もみてみたい！
参考
↓
映画『ずべ公番長・ざんげの値打ちもない』予告編
https:/
「女版・不良番長。東映『ずべ公番長・ざんげの値打ちもない』。金子信雄がオカマで登場!」
https:/
TSUTAYAにないかな〜
ずべ公、最高＼(~o~)／
(￣ー￣)ムフフ
どーよっ！
どーなのよっ？
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