mixiユーザー(id:1471688)

2021年07月17日14:05

60 view

【美術】「「三井記念美術館コレクション名品展 自然が彩る かたちとこころ」展

皆様、お今晩は。三井記念美術館にて8月22日迄開催中の「三井記念美術館コレクション名品展 自然が彩る かたちとこころ」展を観て参りました。その感想です。



東洋・日本美術に表されたさまざまな「自然のすがた」をテーマに、三井記念美術館コレクションの中から選りすぐりの名品をご紹介します。
「自然」といえば、山・川・海がつくる地形、雨・雪・雷・雲・風などの気象、樹木・草花・動物・虫などの動植物といったように、多くの事物や現象がイメージされます。本展では、これらの「自然」がどのように美術に表現されているのか、色々な角度からアプローチします。
例えば、絵画や調度品では、四季や物語にみる美しい情景の一瞬を捉えたり、自然に溢れた理想の世界を想像したり、自然物をリアルに表現したりする試みが行われました。さらに、茶道具などには、自然のモチーフをデザイン化したり、造形や色を自然にたとえたりするなど、趣向を凝らした表現方法を見ることができます。こうした多彩な「自然のすがた」から、作品の背景にある人々の豊かな感性や創意工夫を感じ取ることができるのです。
雪の煌めき、水の流れ、風の音、雲の動き、草花や樹木の表情……「自然」というフィルターを通して作品を鑑賞してみると、作品がひと味違う姿で目の前に現われるはずです。「自然」が彩る「かたち」と「こころ」をどうぞお楽しみください。
なお、三井記念美術館は本展終了後、リニューアル工事のため 2022年4月下旬(予定)まで休館いたします。当館のコレクションと対面する休館前最後の機会となりますので、ぜひともご来館ください。


「三菱の至宝展」みたいに国宝・重要文化財の綴れ織りと言う程ではありませんが、この展覧会「特別展」とは銘打っていませんが、それでも、簡単にわかるだけで国宝二点、重要文化財が九点あるっていうのは尋常ではなくて、全部自前のコレクションと言うのが流石であります。
この展覧会の凄いところは、第一室にある展示品の殆どの「由来」が明白な事でして、松平家に由来していたものとを三井北家が譲り受けたとか、千家から器だけを江戸時代に譲り受け、上に乗っかっている銀製穂家は明治時代にくっ付けたものであるとか、恐らくどの展覧会を見て見てもこれだけ「由緒正しき」展覧会はまずないと言っても良い気がします。

本来は第二室に鎮座されている筈の純日本産の国宝茶碗『志野茶碗 銘 卯花墻』も三室の茶室「如庵」に鎮座されているし、文化財保護法の観点で年間60日上限展示の国宝 円山応挙作の『雪松図』と重要文化財の『日月松鶴図屏風』も仲良く第四室でお出迎え。唯一コマーシャル・アオートとも言うべき江戸時代の越後屋を描いた鳥居清長の肉筆浮世絵『駿河町越後屋正月風景図』もここで観る事が出来ます。

今回写真を多く載せましたが、あくまでイメージでして現物は画像の数百倍素晴らしいことを明記しておきます。


http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年07月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031