mixiユーザー(id:3835843)

2021年06月28日06:01

28 view

ブリティッシュ・ライオンズとの一戦

長くスポーツ観戦を続けてきますと、これはありえんということが多々あります。
例えば、スーパーボウルの舞台で日本人がQBとして登場することは考えられません。ワイドレシーバーとして傑出した選手がNFLの試合でに出ることは考えられなくもないですが、QBとして試合を差配することはないでしょう。
ゴルフのマスターズ、テニスのウインブルドンも高い壁かと思ってましたが、松山や大坂のような世界と肩を並べれる選手も登場で一気に現実のものとなり、この4月についに松山はグリーンジャケットに袖を通し、アナウンサーも解説者も涙涙でした。

ラグビー界では、ファイブネーションズ&南半球三カ国との差は歴然としたものがあり、ワールドカップではニュージーランドに三桁の敗退することもありました。
たしかに1989年には宿澤ジャパンがスコットランドに初めて勝ちましたが、当時のスコットランドは主力をブリティッシュ・ライオンズに出していていわゆる一軍半のメンバーでした。
長くラグビーを見続けている人間からすると、1971年に秩父宮にイングランドを迎えて3対6と惜敗した試合。1983年にカーディフに遠征してウェールズを24対29と追い詰めたのが最も世界に近づいた試合でした。
時は流れ、2015年エディジャパンは南アへのジャイアントキリング。そして自国開催の19年大会ではアイルランドとスコットランドに快勝しティア1の仲間入りを果たしたのは隔世の感があります。このごご褒美との言えるのが今回のブリティッシュ・ライオンズとの対戦でした。
イングランドなど4協会が4年に一度最強のメンバーを集めて南半球に遠征します。遠征前に英国に招かれて試合をさせてもらうことだけでも異例中の異例。いわゆるありえない試合が実現しました。

どんな試合になるのかかなり前から注目していました。
コロナでテストマッチを組めない中でのブリティッシュ・ライオンズ戦は、ワールドカップ後の日本の現在の立ち位置を図る上でも重要な試合になりました。
19年大会をベースにしたおなじみのメンバーに、福岡の名前がないのが寂しいですが、代わりにウイングを務めるフィフィタに個人的には注目していました。
規律やスピードは遜色ないかと思いましたが、問題はムーアとファンデルバルトが努めるラインアウトとBKの馬力の差。結果的には不安が現実化した試合でした。

終わってみれば10−28で大善戦。ワールドカップで優勝した南アとの準々決勝は3−26のノートライ。今回の試合は後半だけ見れば10−7で勝ってはいます。
よくやったとは思いますが、世界との差も感じさせられる試合でもありました。
収穫は、福岡の後釜としてフィフィタが通用すること。タタフや斉藤も新鮮力として十分通用するのもわかりました。一週間後のアイルランド戦がまたまた楽しみです。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年06月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

最近の日記