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2021年05月28日11:50

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寄席の自粛要請断固反対!落語や文化芸術、大衆娯楽は社会生活の維持に必要不可欠だ!

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※画像は「モノ言う落語家」立川談四楼師匠

【寄席】

皆さんはこの単語を読めるだろうか?

これはかなり特殊な読み方である。

実はこの単語、【寄せ席】(よせせき)の略であり、(よせ)と読む。

意味は、人を寄せる席、人を寄せる場所、ということであり転じて日本の都市において講談・落語・浪曲・萬歳・過去においての義太夫、などの技芸を観客に見せる興行小屋である。

なので、【寄席】と書いて(よせせき)と読む辞典もある。

しかし、少なくとも「よせき」と読むことはない。

こんなことは学校ではおそらく教えてくれないだろう。

おそらく、東京大学でも。

加藤信勝官房長官は4月27日の定例会見で「ヨセキを含む劇場等に対し無観客開催を要請していると承知している」と述べ、一般には「ヨセ」と呼ばれる寄席を「ヨセキ」と表現していたそうだ。

参考

https://www-chunichi-co-jp.cdn.ampproject.org/v/s/www.chunichi.co.jp/amp/article/245412?amp_js_v=a6&_gsa=1&usqp=mq331AQHKAFQArABIA%3D%3D#aoh=16221453872965&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&share=https%3A%2F%2Fwww.chunichi.co.jp%2Farticle%2F245412

加藤官房長官と言えば、東大の経済学部を卒業した優秀な方のようだが、東大では「寄席」の読み方は教えてくれなかったそうである。

人の名前や職業の呼称を間違えることほど失礼なことはない。

いわんや、休業や無観客を要請するといった痛みを伴う要請を出すときならばなおさらではないか。

憲さん以前、浅草警察署管内で会社の車を少し移動させようと、公道でシートベルトをしないで動かして運悪く警察官に見つかった時があった。

すったもんだの挙げ句、違反切符を切られたのだが、帰ってその切符をよく確認すると、憲さんの住所が「江戸川区」のところが「江戸区」となっていた。

憲さん、早速浅草警察署の交通課に電話して「私は江戸区なんかには住んでいない。これは虚偽の住所であるからこの切符も無効だ。もし有効にしたければ私の自宅まで書き換えに来い!」と言い付け、結局浅草警察署の交通課長が菓子折り持参で憲さん邸に切符を書き換えに来たことがあった。

このように、人様の名前や住所、職業を誤って表記したり、呼称することは言語道断であり、いわんや公僕が市民に「痛みを伴う措置」を要請するときなどはなおのことである。

しかし、この東大出の政治家は事前に「寄席」の読み方すら確認もしなかったのだ。

彼の人生には「寄席」など「不埒」な場所は全く眼中になかったのであろう。

まさに、彼の人生に「寄席」など不要以外の何モノでもないのであろう。

そんな人間が「寄席」で飯を喰う噺家に「無観客開催」を要請したのである。

(´Д`)=*ハァ〜

東京を拠点とする落語家団体は4つ存在する。

落語協会(柳亭市馬会長)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E8%AA%9E%E5%8D%94%E4%BC%9A

落語芸術協会(春風亭昇太会長)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E8%AA%9E%E8%8A%B8%E8%A1%93%E5%8D%94%E4%BC%9A

五代目円楽一門会(六代目三遊亭円楽幹事長)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E5%86%86%E6%A5%BD%E4%B8%80%E9%96%80%E4%BC%9A

そして、七代目立川談志が立ち上げた落語立川流(土橋亭里う馬新代表)である。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E8%AA%9E%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E6%B5%81

憲さんは以前から落語協会の噺家が好きでよく聴いていたが、今はどこの流派でも別け隔てなく聴くようになった。

今回の話は落語立川流の噺家の話?である。

立川談四楼師匠、立川流第一期の真打ちである。

参考

【立川談四楼】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E8%AB%87%E5%9B%9B%E6%A5%BC

憲さん七代目立川談志は噺家としては確かに「上手い」とは思うが、あまり好きな人物ではなかった。

参考

【七代目立川談志】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E8%AB%87%E5%BF%97

そもそも、彼は政治家になり自民党の参議院議員として活動し、沖縄開発庁政務次官に就任している。

憲さんとは政治的、思想的に相容れないタイプである。

また、落語に対する考え方も小難しく語るのが気に入らなかった。

但し、談志の『現代落語論』は憲さん持っているが、これは落語マニア必読書である。

参考

「立川談志の『現代落語論』が今、面白い!」
https://www.yuichihirayama.jp/2018/05/04/326/

憲さんはやはり一番尊敬する噺家、古今亭志ん朝師匠のような佇まいの噺家を愛してやまない。

参考

【三代目古今亭志ん朝】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%E4%BA%AD%E5%BF%97%E3%82%93%E6%9C%9D

しかし、七代目談志ももういない。

今となっては立川流の噺家も結構好きで、志の輔師匠や談春師匠、また憲さん随筆では批判したが志らく師匠も噺は好きである。

参考

憲さん随筆
「あり得ない存在=『江戸しぐさ』を信じる噺家。御用テレビ司会者立川志らく」
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-548bac.html

しかし残念ながら憲さん、この談四楼師匠の噺は聴いたことがない。

その、談四楼師匠が東京新聞で吠えた!

5月23日付け東京新聞文化娯楽欄、二回連載企画「不要不急といわれても」の第二回(大とり?)の一席にでて、この間の政府の新型コロナウイルス対策の失政を辛辣に批判している。

詳しくはこちらの記事を是非読んでいただきたい。

「<不要不急といわれても>(下)生きるために必要だ 『モノ言う落語家』立川談四楼」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/106057

その記事の中で、談四楼師匠は前出の加藤官房長官の話を出してこう言っている。

「加藤勝信官房長官は先日の会見で、寄席を『よせき』って読んだ。ああ、こんないんちきなやつらに決められているんだと、あきれた。自分の収入は減らない、しかもモノを知らない人が、収入の途絶えた人をいじめてるんだなって」

まさに、インチキ官房長官である。

さらに・・・、

「そもそも、われわれが去年、なぜ緊急事態宣言を受け入れたか。その間にPCR検査の拡充とか対策をしてくれると思ったから。なのに、アベノマスクだとか犬抱いて座ってたりとか間抜けなことばっかり。最近もワクチンで電話回線がパンクしたり、上の人が勝手に先に打って。そんなバカな話はないですよ。さらに、政府や都の対策が遅れるのは東京五輪をやるためだって、皆気付いている。それで、世界との差がこんなにも開いちまった」
 
「政治家は言葉、です。それが今の日本では全く心に響かない。私は菅さん(首相)に言いたいんですよ、『私を説得してください』って。小池さん(都知事)にも。国民は皆、説得されたがっていると思う。すっきり納得したいんだ。それができないから、皆、不信感が募って悪循環」
「文化芸術、エンタメは『彼ら』に言わせると不要不急。でも、絶対的に必要なものなんだ。ビタミンであり、タンパク質。ドイツの文化大臣も『アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命の維持に必要』と。具体的に、生きるのに本当に必要なんだ」
「政治家の皆さんにはむしろ落語を聴いてもらいたい。言葉はもちろん、政治家に必要なウイット(機知)もある。なんなら今の日本の政治をほうふつとさせるようなのが、古典落語にもありますよ。『浮世根問(うきよねどい)』とか『やかん』とか」

参考

【浮世根問】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%AE%E4%B8%96%E6%A0%B9%E5%95%8F

【やかん】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E7%BC%B6_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)

まさに、「モノ言う落語家」の面目躍如である。

憲さんも以前随筆で同じことを書いている。

これだ

「八五郎や熊五郎は本当に無教養か?落語『粗忽長屋』で真の教養を問う!」
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-3f4afe.html

そこで、憲さんはこう書いた。

「自民党政治家の無教養ぶりは我々国民にとってはまさに百害あって一利なしであることはハッキリしている。

特に、麻生太郎は。

政治家やインテリこそはもっと落語を聴いて庶民の感性を持たなくてはならないのだ。」

談四楼師匠と同じ考えである。

憲さん、このコロナ禍で楽しみにしていた落語会が中止になって悲しい思いをした。

それでも、毎日外出を制限される中、憲さんを勇気づけて励ましてくれたのは毎日通勤の帰りに聴く大好きな落語であった。

落語を聴いていて、笑って泣いて、どれだけ落語が憲さんの沈んだ気持ち励ましてくれたか。

落語や芸術は「人間が生きるために必要不可欠」なのだ。

決して「不要不急」なものではない!

憲さんは声を大にして言いたい!

しかし、「寄席」を「よせき」と読む政治家にはそんなことはとうてい理解出来まい。

もう一度、談四楼師匠の言葉を借りて言おう!

「落語や文化芸術、エンターテイメントは絶対的に必要なもの。ビタミンであり、タンパク質。アーティストは、生命の維持に必要な存在」なのである。

この、コロナ禍において憲さんは身をもってそれを実感した。

今度、談四楼師匠の高座を是非聴きに行こう!

どーよっ!

どーなのよっ?

あれっ?

じゃ、スポーツはどうなのよ?

やっぱり好みの問題ですかね?

(´艸`)くすくす
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