【素直な心を考察する・・最終章】

これまで40回以上に亘り

松下幸之助著『素直な心になるために』を題材に

『素直な心』というものを考察してきました









一口に『素直』と申しましても・・

とても奥深いものだということが

日々の記述から感じ取っていただけたのでは

ないかと思います













さて私なりにさらに考え抜きました







この『素直』というものの定義



それは・・・











『素直』とは







本来の人間があるべき

『素』の姿に『直』ること















素直な心になるということは

人間として活きていくうえで必要なこと

本来あるべき

ありのままの姿になるということ

日々自らを省みることを習慣づけて

正しい姿へと直していこうする

心になるということ













前回まで日々連載した松下幸之助氏の

言葉の数々は人間のあるべき望ましい姿

これらをすべて備えていく事こそが

素直な心をもった人間になるということ

そのように改めて思います















ところで

私はこの度の連載で

ひとつの氣づきを得ました

それは私自身が人生の師と仰ぎ

尊敬してやまない中村天風師の

『絶対積極(せきぎょく)の心』

についてです











実は天風先生門下生

でもあった松下幸之助氏は

『素直な心』という言葉を使って

この天風先生の仰る

『絶対積極の心』と同じような意味を

表現したのではないか！？

ということです











天風先生は

いかなる状況も喜びと感謝で迎えよう

それが本来の積極だ







と仰っておられます













また自らの口からは

決して消極的な言葉は発すまい

自らが歓喜のなか溌剌と活きていこう

少しでも多く善行を重ねていこう

人の喜びを自分の喜びとしよう

と本来の人間のあるべき姿を

説かれておられます















『素直な心』とは

『絶対積極の心』とも通じている







私はそう確信したのです！！













『素直』とは

本来の人間があるべき

『素』の姿に『直』ること









『素直な心』になるということは

人間として活きていくうえで必要なこと

本来あるべき

ありのままの姿になるということ

日々自らを省みることを習慣づけて

正しい姿へと直していこうする

心になるということ











『素直』とは

人として活きる条件なのだと

確信するのです