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2021年04月29日10:59

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一億総舅化! 憲法24条は何処(いずこ)へ? 日本人の民度を憂う。

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憲さんは子供がいないから経験がないが、憲さんの同級生などはそろそろ経験するのではないだろうか。

それは、自分の子息に結婚相手を紹介されることである。

今日も憲さんの大好きな憲法の話をしよう。

もし、そのようなシチュエーションで自分の子供が連れてきた相手が親の眼鏡に敵(かな)わなかったとき、「この結婚には親として反対だ!」と言うことになるだろう。

しかし、このこと自体違憲行為なのだとしたら驚かれるだろうか?

なぜなら、日本国憲法第24条には「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」とされているからである。

いくら親と言えども、子供の結婚相手について「あーだ、こーだ」と言うこと自体を戒め、憲法では「結婚する者同士の二人の合意のみで決めなさい」とされているのである。

これは現行憲法は、旧来の封建的な家制度を否定し、家族関係形成の自由・男女平等の理念を家族モデルに取り入れることを目的としているからだ。

旧来の家制度において存在した、親が選んだ望まない政略結婚などの相手との婚姻しようと言う思想から規定されているのだ。

しかし、現在この日本において、我が子でもないのにその結婚をこぞって反対するという、まさに「一億総舅(しゅうと)」状態と言ってもよい状況が出現している。

皇族の秋篠宮家の眞子内親王と、そのお相手の結婚問題である。

憲さんは本質的に天皇制に否定的であり、その結婚や皇室の生活に全く興味がないが、それでも新聞を読んでいると否応なく週刊誌の広告の見出しが目に入ってくる。

そして、ついにと言うべきか一昨日の東京新聞文芸コラム「大波小波」で、さらに昨日の特報面で、この間の眞子内親王の婚約者バッシングを「ちょっとひどすぎない…」(特報面)「いくらなんでも度が過ぎてやしないか。」(大波小波)との批判的記事が載ったのだが、興味深げ読んだ。

その記事で知ったことだが、まず女性皇族の結婚で承認が必要なのは皇后になる立后だけであり、眞子内親王の結婚は承認の対象ではないらしい。

参考

【立后】
https://www.excite.co.jp/dictionary/ency/content/%E7%AB%8B%E5%90%8E

【内親王】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%A6%AA%E7%8E%8B#:~:text=%E5%86%85%E8%A6%AA%E7%8E%8B%EF%BC%88%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%86,%E5%A5%B3%E5%AD%90%E3%81%AB%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82

皇室典範第十条には「立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。」とあり、皇族女子の内親王については、事実上(彼女らが立后することはないであろうから…)皇室会議の議を経ることは必要としないのである。



参考



【皇室典範】

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000003



なので記事にも「二人は(中略)憲法24条の規定で結婚できる。親(秋篠宮)であっても天皇陛下であっても、法律的には二人を邪魔することはできないのだ。」と書いてある。

しかし、そもそもこの皇室典範10条自体が憲法24条に違反している違憲立法という議論もあるのだが、それ以前に皇室自身が憲法の埒外(らちがい)にある存在であるという議論もある。

なぜなら、彼らは選挙権もなければ、職業選択の自由もなく、さらには憲法第14条で規定された性別による差別禁止すら例外となっているのであるから。

なので、少なくとも眞子内親王については憲法の規定が当てはまらないとの議論が成り立つのではとの疑問があるが、しかし民間人のお相手の男性は別であろう。

さらに、興味深かったのはこのところだ。

「元皇族の女性が離婚したらどうなるのか?」

たしかに!

橋爪大三郎先生(社会学)はこう語る。


「皇室に戻ることはできない。皇室典範に規定がないからだ。」本当か?

では、現天皇の妹、黒田清子さんが黒田さんに三行半を突きつけられたらどうなるのか?

皇籍に戻ることが出来ないとなるとさしあたり一人で民間人として生きていくことになるが、その場合困ったことに何の名字を名乗るかが問題になるそうである。
なぜならば、皇族には名字がないからだ。

なので、芸名のような「清子」だけで生きていくのであろうか?

(´艸`)くすくす

橋爪先生は「そこは法律の欠陥。仮にそうなったらば、新しい名字が欲しいと、民事裁判を起こせばいい。」とおっしゃられています。

しかし、旧皇族が裁判所に「名字をよこせ!」という裁判を起こすとは傑作である!

その前にそんなみっともないことにならぬよう法改正して、皇籍に戻すだろうし、もっと言えばそんなみっともないことにならないように、「両性の気持ち」抜きに皇室が離婚に大反対するであろう。

世の中そういうものである。

というように、皇室でのこの間のゴタゴタは人権が極度に制約された皇族の故の問題であり、そのような「雅」な方と結婚するというようなまさに「火中の栗を拾いに行く」ような奇特な御仁には誠にもって同情するが、憲さんの生活とはあまりなも縁遠い話であり、結局のところ「どーでもいい話」である。

しかし、この間の婚約者に対するバッシングは日本人の皇室観の薄っぺらさや民度の低さを露骨に表している結果であろう。

私としてはこの様に「ハト」と同格に「象徴」とされ、人権が抑圧されている皇族はいち早く解放してあげるのがいいのではないかと考える。

またそう遠くない将来、男系男子にこだわり側室制度ももたないのであれば、自然とこの非科学的な無知蒙昧な制度は淘汰されるであろうことは火を見るよりも明らかであろう。


どーよっ!

どーなのよっ?

※画像は激化する週刊誌の皇族結婚についての記事
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