スピーカー、鳴らぬなら、鳴るまで待とうホトトギスか?
いや、スピーカー、鳴らぬなら、鳴らしてみようホトトギス?
以下はそれ以外の方法の否定ではなく、自分の場合です。
このソナス・ファベール、ガルネリ・オマージュを10数年使った話は昨日しました。
自宅に来た時の脱力感は忘れません。
それまで使っていたサンバレーの300Bシングル真空管アンプを繋いでも、あの購入を決めた木漏れ日のうたた寝のような雰囲気が出ない(泣)。
結局、ロック、ポップス、シンフォニーがイメージしたとおりに鳴るまでが5年、他人様に自信を持って聴かせられるまでには10年近くかかりました^^;。
それまで試したアンプは20台は^^;。 セッティングの変更もそのくらい。プレーヤーは結局ESOTERICの国内最高峰を2度入れ替え^^;。
例えば、昨年のクラシックSACDのステレオサウンド誌のYou Tubeでの推薦盤のイタリアレーベルのこちら。
ティンパニーの鳴りの瞬発力、ヘッドが叩かれる様が見えるようにレコーディングされています。
そういうふうに鳴れば、ロックもジャズも楽勝(笑)。
スピーカーが飽きたので、別のスピーカーを持って来た。
クラシックにはこちら。ジャズにはあちらetc。
は自分には出来ない、やらない、考えられない(笑)。
まず、そんなポン置きでベストな音に追い込めるテクニックがない。
大昔の国産スピーカーはどうか知りませんが、少なくともここ20年位のスピーカーにジャズ向け、クラシック向けという分類は知らない。
追い込めばクラシックでも、ロックでも、民謡でも鳴る。
愚娘は4歳か5歳くらいからバイオリンを習っています。
プロはもちろん、アマチュアの娘でも、フルサイズのバイオリンを買うとなると、弓共々、我々親も一緒になって、予算の範囲で試奏して納得がいくまでたくさんのバイオリンを弾いて選びました。
オーディオ、特にスピーカー選びとなれば、同じではないでしょうか?
聴いたこともないのに、なんとなくとか、オークションで聴きもせずには自分にはあり得ません。
一流の演奏、一流の演奏者の名器の楽器を使った、天国からの響きを楽しませてもらえる大事な道具ですから。
だから、そんなポンポン入れ替えるようなスピーカーは選ばない。
その代わり、情熱も時間も、時として予算もかかりました(笑)。
いいモノを買って、長く使う。
鳴らぬなら、鳴かしてみよう、鳴くまで待とう時鳥
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