カリフォルニアの砂漠のリゾート地パーム・スプリングスを舞台にしたタイムループ・ラブコメディ。パーム・スプリングスで行われた結婚式に出席したナイルズと花嫁の介添人のサラ。ナイルズのサラへの猛烈なアタックから2人は次第にロマンティックなムードになるが、謎の老人に突然弓矢で襲撃され、ナイルズが肩を射抜かれてしまう。近くの洞窟へと逃げ込むナイルズとサラは、洞窟の中で赤い光に包まれ、目覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。状況を飲み込むことができないサラがナイルズを問いただすと、彼はすでに何十万回も「今日」を繰り返しているという。「ブリグズビー・ベア」のアンディ・サムバーグが主人公サム役を演じ、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に出演したクリスティン・ミリオティ、「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズらが顔をそろえる。監督は本作が長編監督デビューとなるマックス・バーバコウ。(映画.comより)
<2021年4月13日鑑賞>
意外なオープニングでぐっと観衆を惹きつけますが、話のコアはタイムループもので、珍しいものではありません。ただ、今そのネタで映画を作るだけあって、チャラい男や美人とは言いがたい地味女を主演に据え、存在自体が重いJ・K・シモンズをスパイスに加えて、なかなか味のある映画に仕上がっています。個人的には、このループの状況から脱するべく量子力学まで勉強する主演女優に脱力しました。そんな学問、ネットでちょっと勉強したくらいで理解できるのかな。まぁ必死度が違うんだろうけど。
同じ日が繰り返されても、記憶を持ったまま繰り返されるので経験値が上がり、「all you need is kill」のトム・クルーズみたいにどんどんタフになるわけです。それはそれで、歳を取らないし、お金を貯める必要もないから、考えようによっては楽ちんな人生なわけです。今までありとあらゆる方法を試しては玉砕してきた男の子は、そういう意味でもう諦めちゃってます。ダイナーの女性にだって、チップをはずみます。「どうせ明日になったらまたお金は元に戻ってるから」って。まぁそうですよね。
でも、後からループに入り込んでしまった女性は諦めません。個人的には、男の子、女の子のどちらの気持ちもわかる気がしましたが、やっぱり嫌かな、と思いました。いつまでも若いのはラッキーだけど、同じ場所でしか目覚められないのであれば、進歩のしようもないし、一日でできることなんてたかが知れてる。どんなに遠くまで移動しても、そのうち眠気が襲ってきて、目覚めればまた元に戻ってしまってるんだものね、やっぱり発狂しますよね。毎日同じことの繰り返しってのも疲れるだろうし。でも私は凡人だから、量子力学を勉強する気力はないかな。結局なじんでしまうかも。そう考えると怖いですね。
でもまぁ、この映画はハッピーエンドなんです。私はそう思います。ここのところ、出ずっぱり(?)のJ・K・シモンズもいい味出してました。新感覚のタイムループ、お勧めです。
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