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2021年04月13日19:42

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無言歌は続く

  決闘の日
 1612年(慶長17年)のこの日 美作の浪人・宮本武蔵と細川家指南役・佐々木小次郎の決闘が 豊前小倉沖の無人島・舟島で行なわれた 巌流とは敗れて死んだ小次郎の流派 舟島はその後 巌流島とよばれた ちなみに徳川夢声の生まれた日である と書いて何を意味するかわかれば読書家だ

 今宵一枚目の音楽は Classica Francese
 Anette Maiburg(Fl), Alexandra Cravero(Voc)
 Emmanuel Ceysson(Hp), Karina Buschinger(Vn)
 Wen Xiao Zheng(Va), Guido Schiefen(Vc)
 Mathias Haus(Vib, Xylo)
 Andreas N. Turkmann(Arr)
 MDG/910 1825-6(hybrid SACD)
 ドイツのフルーティスト アネッテ・マイブルクは 幾つかの楽団などのフルート奏者として活動しつつ 「後進の指導」にもあたるというごく普通のクラシックのフルーティスト この人が中心になって作ったSACD 「クラシック」からはドビュッシーの「ソナタ(Fl, Va, Hp)」 「牧神の午後への前奏曲」 クラ(クラス)の「五重奏曲」 そしてジョリヴェの「リノスの歌」 後半がシャンソン 9曲入っているが そもそもシャンソンは詳しくないのでただ聴くのみ

 今宵二枚目の音楽は Maggie Teyte French songs & arias
 
 (1)歌劇「ミニョン」第1幕-ミニョンのロマンス「君よ知るや南の国」(トマ)
 (2)旅への誘い(デュパルク)(3)博物誌-第4曲かわせみ(ラヴェル)
 (4)クレマン・マロの2つの風刺詩-第2番スピネットを弾くアンヌへの(ラヴェル)
 (5)歌劇「モーツァルト」第1幕:崇拝されているために,第3幕:別れ(別れの歌)(アーン) 
 (6)オペレッタ「シブレット」第1幕-同じことではないわ(アーン)
 (7)美しき白銀の月(アーン)(8)7つの歌op.2-第3番蝶々(ショーソン)
 (9)愛と海の詩op.19-第3番リラの花咲く頃(ショーソン)
 (10)歌劇「ペレアスとメリザンド」第1幕:彼は弟のペレアスにこう書いています,第4幕:なぜ私が去らねばならないか、あなたは知らないの そう、幸せ、でも悲しい(ドビュッシー)(11)抒情的散文より-第1番夢に,第3番花に,第4番夕べに(ドビュッシー)
 (12)ボードレールの5つの詩-第3番噴水(ドビュッシー)
 (13)旅への誘い(デュパルク)(14)歌劇「フィガロの結婚」-恋とはどんなものかしら(モーツァルト) 演奏:マギー・テイト(S) ジェームズ・ホワイトヘッド(VC) ジェラルド・ムーア(P) ピエール・モントゥー(COND),サンフランシスコ交響楽団 レスリー・ヒュアード(COND),ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1908年にパリで《ペレアスとメリザンド》のヒロイン メリザンド役を歌って作曲者ドビュッシーに認められたテイト

 たけのこ掘り あんまりないね 今年は不作だ それでも幾本か掘る カマで茹でてヤクルト屋さんが来た 野菜の手入れ 母が10時に昼の用意 厚揚げの煮物 どうやら厚揚げは煮て食べるがおいしいようだ 昼にこの暑げの他空いたのとパンの残りは半分ずつ 昨日のおいなりさんと巻き寿司が一つずつ残っているので半分ずつ食べる 飲み物は白湯 

 今日は歯医者さん 銀行に記帳してきて と云ふので早めのお出かけ 記帳して駅前のイオンへ 空いているね 久しぶりに食堂街に行ってみる 少ないね 食べ物やも激減 その代わりお稽古事が増えたようだ 総じてお客がいない野菜の雑誌を買って歯医者さんへ 今日は30分くらい 帰りにファミリーマートで焼き鳥にほんこうにゅう 二本あると2日持つ我が家の食卓 お茶になる 今日の暴れん坊将軍も面白かったな 助さん角さんが出てきて茶目っ気が出てきた暴れん坊将軍 夕飯は昨日の残り ホウボウと鯛の煮付け ちょっと余ったね 焼き鳥もも肉半分ずつ ご飯味噌汁 そうそうサラダ 玉レタスとサニーレタス チーズをトッピング ドレッシングにマヨネーズ それに焼き肉のタレ サラダの味わいが増える

 今日は啄木の忌日だ 昨年は飛行機を書いたかな 今年は 短歌に詠われた孤独で悲しい一人酒 について書いてみよう 都会にあこがれ モダンな文化を好んだ啄木 他方で漂泊の歌人だ 1886(明治19)年 岩手県に生を受けた彼は 中学校時代にはのちに妻となる堀合節子や生涯の友・金田一京助らと出会う 17歳で最初の上京 与謝野鉄幹が主催する雑誌『明星』で詩歌を発表する 多くの文学者と交流を重ね 歌壇で注目を集める

 しかし 翌年に病に 父に伴われて帰郷 以降 歌人としての名声とは裏腹の不安定な生活が続く こうして孤独感を持ち 精神的にも悩み続ける彼が自らの心情を吐露できるのが 一つは言葉 主に短歌 であり 一つはアルコール 啄木は26年という短い生涯の中で 750首ほどの短歌を残し その中にアルコールを詠んだ歌は70首くらいあるようだ

 しっとりと
 酒のかをりにひたりける
 脳の重みを感じて帰る

 酒のめば悲しみ一時湧きくるを
 寝て夢みぬを
 うれしとはせし

 短歌の中における啄木は一人杯を 彼にとってアルコールは 世の憂いを吹き飛ばすものであると同じく 境遇の惨めさやむなしさに対峙して じっと拳を握って生きていたのだろう 悲しくもわかるような気がする

 今宵はこんな一句でおわろう

  よごれたる 手を洗いし時の かすかなる満足が 今日の満足なりき

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