松浦 壮 (著) (ブルーバックス) 新書 2020
昨年暮れに手に取ってから4カ月以上悪戦苦闘して一応最後まで読む(というよりは活字を追う)ことができた。古典物理学に限界があるという解説はある程度理解できるが、行列、(状態)ベクトルという用語が出てくる量子論からは何度読み返してももう一つ分からないことばかりだ。往生際悪く再度読み返しているが取り敢えず読んだことにして読書メモとしてアップする。
<目次> 第1章 「古典」の世界観 第2章 量子の発見 第3章 光も電子も量子だからこそ 第4章 量子の世界へ 第5章 量子の群像 第6章 量子が織りなす物質世界 第7章 量子は時空を超えて 第8章 宇宙の計算機――量子コンピュータ
現代物理学が示す「紛れもない事実」
・「存在すること」と「見えること」は同じではない。
・光が量子でなければ、夜空の星は見えない。
・電子が量子でなければ、この世に「色」はない。
・すべてが量子でなければ、私たちの体も地球も消え去ってしまう。
見えている世界は、世界そのものではない。
――では、量子が織りなす「本当の世界」とは?
量子がわかれば、見える世界が変わってくる!
「量子は、粒子なのか波なのか」――長らく続いていたこの論争は、「量子は、粒子でも波でもない何かである」という予想外の結論に至りました。直感では理解しがたくても、この世界、この宇宙はすべて量子でできています。行列力学、波動力学、経路積分……様々な方法を経て、量子の世界が「見える」ようになる
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