イタリアの観光地チヴィタ・ディ・バニョレージョを舞台に、ゲイカップルの結婚式をめぐる大騒動を描いたオフ・ブロードウェイの大ヒット舞台を、イタリアコメディ映画界の重鎮アレッサンドロ・ジェノベージが映画化。ベルリンに暮らすアントニオは、役者仲間で恋人のパオロにプロポーズし、2人は結婚を決意する。しかし、パオロはゲイであることをカミングアウトして以来、母親とは疎遠状態になっていた。一方のアントニオは両親にカミングアウトと同時に結婚の意志を伝えるため、イタリアで村長を務める父と母のもとに行こうとするが……。(映画.comより)
<2021年3月23日鑑賞>
ご陽気なイタリアでも、地方へ行けばやっぱりゲイは生きづらい。本作品の主人公たちはベルリンで暮らす分には不自由はなかったけれど、やっぱり結婚するとなると両親に認めてもらわねばなりません。ということで、役者志望のアントニオはイタリアでも”天空の村チヴィタ・ディ・バニョレージョ”として有名な故郷に帰ることとなりました。婚約者のパオロを伴って。しかし、そこはそれ、辺鄙な田舎町。お堅い村長の父親は受け入れることができません。また、パオロの母親も息子と絶交したままなのです。
と、メインストーリーだけ見ると目新しい話でもないのですが、ここに超個性派の仲間たちが絡みます。いつまでもしつこいアントニオの元カノ。いけませんねぇ、幸せになろうとしている人を妨害しては。あと、カップルが住むドイツのアパートの大家さん。お金持ちなんだろうけど、精神的にちょっぴり不安定。でも若くてきれいな女性です。そのアパートに新しく間借りすることになっている初老の元長距離バスドライバー。まだ一緒に住んだこともないのに「一人になるのがいや」という理由でイタリアまでついて来るのです。彼には家族があったのですが、女装癖がバレて一人に。今は精神的にちょっぴり不安定。とまぁこんな不安定な面々で田舎町へやってくるわけです。元カノはイタリアにいたのですが。
個人的に好きだったのは、アントニオの母親が雇う有名ウェディングプランナー。写真2枚目の中央です。アントニオの母親も、最初は驚いたものの、認めた後は「彼を雇うのが夢だったの」と、ガンガン攻めます。有名人ですから、値も張るのですが母親は動じません。確か大昔に見た「花嫁のパパ」とかいう映画にも、こんな個性的なウェディングプランナーがいたな〜って、思い出しました。そういう人が多いのかもしれませんね。いいな〜、私もお金が一杯あったらこんなプランナーをど〜んと雇ってみたい。息子や娘は嫌がるだろうけど(笑)。
ということで、楽しめる映画に仕上がっています。特に感動するような類のものではありませんが、心が楽しくなります。こんなすごい”天空の村”、足腰が丈夫なうちに行ってみたいと思いました。
ログインしてコメントを確認・投稿する