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2021年03月10日23:57

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「見飽きた存在」と化した感はあるものの、「あの音」が無くなるのはそれなりに寂しいかも。だが、やはり「葬式鉄の餌食」か。

■「踊り子」の185系、引退間際の超人気 意外な商品も
(朝日新聞デジタル - 03月10日 07:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6440210
東海道本線・伊東線・伊豆急行線・伊豆箱根鉄道駿豆線などを走り、東京と伊豆半島を結ぶ特急「踊り子」などで親しまれたJR東日本の185系電車の定期運行終了が今週金曜日(12日)に迫った、ですか。記事は「鉄道ファンらの間で惜しむ声が上がっている。引退を記念したCDや弁当が売り切れるなど人気が沸騰。その一方で、鉄道会社は、ファンが撮影などの際に危険な行動を取らないよう呼び掛けている。」としていますが、旧国鉄時代の昭和56年に登場後、実に約40年にわたり使用されて来た電車だけに、正直「見飽きた」感もあるのですが、JR東日本が保有する最後の旧国鉄引き継ぎの特急電車であり、そのMT54型電動機が奏でる重厚な走行音が東海道線から消え去るのは、一抹の寂しさがありますね。
昭和56年、当時東京から伊東・伊豆急下田・修善寺(熱海で分割・併合)までの間を結んでいた急行「伊豆」と朝夕を中心にその間合いに運用していた普通列車の一部に使用されていた153系急行型電車の老朽化に伴う置き換えとともに、これを特急に格上げする構想に対応する車両として登場した185系は、従来の湘南色(オレンジ色とダークグリーンのツートンカラー)とは一線を画したクリーム色の地にグリーンのストライプを斜めに配した斬新な色合いで登場し、普通車は従来の向かい合わせの固定式クロスシートから転換式のクロスシートに刷新、かつ特急列車から普通列車まで幅広く使用することに対応するため普通車のドア幅を153系並みに広くするなど、「汎用型車両」として設計された電車でした。当初は153系と共用して急行「伊豆」などに使用、置き換えの途上では153系との連結も見られましたが、その年の秋に急行「伊豆」が全面的に特急「踊り子」に格上げ(加えて、既に157系→183系1000番台使用の特急として運行されていた「あまぎ」を「踊り子」に改称)、特急列車としての185系の歴史が始まりました(格上げ後も間合いの普通列車は存在していた)。
185系はその翌年、東北新幹線の大宮―盛岡間が先行開業した際に上野延伸までの暫定措置として上野―大宮間を運行していた「新幹線リレー号」に投入され(耐寒耐雪対応の200番台)、新幹線の上野延長後は上越線などの特急や新特急として使用されましたが、183系や485系などの一部で普通車に簡易型ながらリクライニングシートが採用されていた中、特急列車に転換式クロスシートと言うのはサービス面で後退した印象が拭えず、京阪神で新快速に使用されていた117系(昭和54年登場)ほぼ同等の車内設備だったこともあり、正直、お世辞にも評判は芳しくなかったと感じていましたね。
JR発足後暫く経過して、普通車の座席はリクライニングシートにリニューアルされ、塗装も東海道グループ、上越グループそれぞれで新しいデザインになり、さらにはイベント対応で湘南色やかつての157系の塗装を復活したカラーとなった車両もありましたが、近年クリームにグリーンストライプの初期のカラーが復活すると全車両がこのカラーに統一され、今なお「踊り子」や朝夕の通勤ライナーなどに使用されている次第。
しかし、昨年あたりから中央線の特急「あずさ」の新型のE353系への置き換えや房総・総武線系統の特急列車の削減などで捻出されたE257系電車への置き換えが始まり、残る車両が今年3月のダイヤ改正で退役となる次第で、やはり、所謂「葬式鉄」が群がってその最後の姿を記録にとどめ、部品の盗難(中には方向幕も)も発生するなど、ちょっとした騒ぎになっているとのこと。「またか」でして、我が職場の近くのちょっとした撮影ポイントも、ここに来て「撮り鉄」の姿を見かける機会が増えた印象がありますね。
兎に角、落ち着いて、マナーを守って「40年間、ご苦労様でした」、「40年間、ありがとう」と、最後を飾らせるに尽きると思います。取り分け、今はコロナ禍の最中、「不要不急の外出」とならないように、ではありますから……。
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