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2021年03月04日14:53

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Bunkamuraアートあれこれ

芝居やライブで渋谷に行くとBunkamura Gallery等に寄るコトが多いです。今回も行って来たのでちょろっと紹介。

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Bukamura Galleryの『RICH BLACK EXHIBITION』黒をテーマにした美術特集。版画が主だったけど、立体作品もあった。

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マリオ・マヴァチ『オマール海老のある日』 彩色銅版画。オマール海老の顔がちょっとマヌケで可愛かった。銅版画でも彩色なので、コレはカラフル。

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北川健次『E・Chirico-あるいは分割された三つの手紙』これも銅版。でも、コラージュ的ですよね。寺山修司の作品をちょっと思い浮かべたり。
同じく、北川氏の『夜の音』も好きだった。これも銅版画。ブロンズ色の作品。仮面を持つ女性。私にはシャーマンにも見えた。

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松崎滋『(三賢者)安息日』三賢者がのんびりしている。他にも三賢者のシリーズがあった記憶。

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釣谷幸輝『鏡の国のアヒル』万華鏡の中のアヒルみたい。
同じ釣谷氏の『She has gone』。今回の全ての作品の中で1番好きだった。大きな階段。その階段の途切れた先に浮かぶ白い服の少女。私はこの階段は、あの世への階段で、彼女はあの世へ行こうとしているのかな?と思った。天国の階段ではなく“あの世”感が強い。異界的なのかも知れない。

他、私が気に入ったのは、浅野弥衛『海』鯨と波が描かれる銅版画。ビーズ…というか刺繍糸の作品のような絵だった。

丹阿弥丹波子『梧桐の実』禍々しい梧桐の実。この方は他にも植物の作品があったけれど、どれも何処か禍々しい感じがした。そこが好きだった。これも銅版画。

オディロン・ルドン『キマイラ』これはリトグラフ作品。私はやっぱりルドンは黒い作品の方が好みだな…と思う。幻想的で不穏で。これも不穏感漂うキマイラ。

フィリップ・モーリッツ『雲』古代遺跡のような廃墟。上空は黒い空に白い雲。カプリッチョのようにも思えた。

他、有名どころとして、長谷川潔や浜口陽三の作品もあった。

Bunkamura Box Gallery
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『版画と立体 言葉のいらない物語3』前述のRICH BLACK EXHIBITIONと同時期にやっていたのだが、こちらは打って変わって優しげな色合いの彩色版画。

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山中現『休息』猫の後ろ姿。休憩とあるが、私には佇んでいるように見えた。木版画。

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鈴木敦子『雨の帰路』雨の描写と優しい色合いの傘の描写が良く合っていた。木版画。
今回1番好きだったのは、同じく鈴木さんの作品で『月の断片』。湖上の船の上。男性が花びらのような物を撒いている。タイトルからすると、この撒いているものが月の断片なのだろうか?そう言えば、星屑にも見える。メルヘンな1枚。

井崎正治氏の木彫作品もあった。頭が小さく体が長い人物像。鳥を肩と手に乗せてる作品が好きだったな。

Bunkamuraザ・ミュージアムの向かいのオサレ本屋でも作品展示をやっていた。
NADiff modern 『ハービー・山口写真展「パリ2017街の人影」』
モノクロのパリの人々のスナップポートレイト。電車内で語らう老人達。バギーに双子を乗せて立ち話する母親達。人の生活の息遣いを感じる写真。小洒落喫茶店に飾ったら良さそうな写真だな…と思った。写真集も売っていた。
因みに、ハービーさんは、何でもロンドンでボーイ・ジョージとルームシェアしていたコトがあるそうな。スゲエ!

その横に、堀内誠一氏の水彩画作品も3点あった。モーツァルトやストラヴィンスキー等、音楽家を描いた作品だった。ピアノの前にいるストラヴィンスキー。家族と一緒にピアノを奏でるモーツァルト。こちらは、絵本が売っていた。

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本屋さんは店内撮影禁止の為、お洒落な外観をパチリ。

Galleryの展示は終了していますが、本屋さんの方の展示はまだやっているかも。
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