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2021年02月27日21:49

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ナイジェリアでまた学校襲撃 300人以上連れ去られる

■ナイジェリアでまた学校襲撃 300人以上連れ去られる
(朝日新聞デジタル - 02月27日 06:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6427268

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ナイジェリア北西部ザムファラ州の女子学校が26日、武装集団に襲撃され、生徒ら300人以上が連れ去られたとロイター通信などが伝えた。犯行声明は出ていない。警察が救出活動を始めた。


 同通信などによると、同日午前1時ごろ、同州ジャンゲベにある政府女子科学中等学校に武装集団が発砲しながら侵入し、生徒たちを車両に乗せたり歩かせたりして付近の森に連れ去ったという。


 国連児童基金(UNICEF)ナイジェリアのピーター・ホーキンス代表は声明を発表し、「襲撃は子どもたちの権利に対する重大な侵害だ」と非難。「少女たちが安全に解放され、ナイジェリアのすべての生徒たちの安全を確保するための措置をとるよう政府に求める」とした。


 同国では、身代金などを目的とした武装集団による拉致事件が頻発している。今月17日には中部ナイジャ州カガラでも武装集団が政府系の学校を襲撃。生徒27人を含む42人が拉致され、いまだに解放されていない。昨年12月には北部カツィナ州の学校が武装集団に襲われ、生徒300人以上が連れ去られたが、後に解放された。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)
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このような犯罪を見る度にアフリカの暗黒を思い知る事になる。ヨーロッパに蹂躙され、国境で切り刻まれた民族が、それを自分たちの手で見直す事もなく受け入れなければならなかった人工的な近代国家の成り立ちが、恐らく全ての不幸の始まりなのである。

ヨーロッパの人たちが本気で歴史を学び、本気で過去を憎み、ポリティカルコレクトなどのお遊びにうつつを抜かしているのではければ、その事実を前に彼/彼女らは歴史からの退場を選択するだろう。だが、未来は過去を清算するためにあるのではない。ならば、そのような話よりも、今ここからどうするかを考えるしかない。国連に勤務する多くの職員たちはその思いを抱え頑張って世界中を飛んでいるのだと思う。

しかし、それはそれ、これはこれであって、このような襲撃事件について思う事は様々である。そもそも、なぜそのような犯罪者集団が放置された状態にあるのか。集団が大きくなるほど、警察から逃れるのは困難になる。この時の原則は、その地域内に国家を超える軍事組織がない事が前提である。

アフリカのように国境が隣り合わせの大陸では、無法者は国境を超えて活動するはずである。そこで、国境を隣にする国家が包囲網を敷けば国家が勝たない道理がない。しかし、山にこもられゲリラ活動をされた場合、もし隣国がその支援でもしようものなら、これは非常に気の長い戦いになる。

しかし、ちょっと調べるとチュニジアは、GNPで世界20位、人口2億、原油も豊富な大国と書いてある。という事は、普通に建国していれば、巨大な犯罪組織が活動しようもなく、仮に存在しても、こんな大胆な犯罪はできるはずがない。仮に国内でこのような規模の犯罪が起きたら、如何なる犯罪者集団であろうと徹底的に潰されるはずである。

北朝鮮は国内でないから警察もなんとも出来なかった。悔しい思いをした捜査員がいるはずだ。見て見ぬふりをした政治家やその指示を受け入れたトップたちは例え死後であろうと追求されるべきだし、勲章などは剥奪して、その汚名を歴史に長く刻むべき事例であろう。

いずれにしろ、巨大なGNPを持ちながらも国内に巨大な市場がない、そのため貧困の差が激しい国だそうである。そして貧困から少しずつだが、脱却しつつあるらしい。という事は貧困があるが、政府の政策が功を奏しつつある状態という事になる。

つまり、教育が行き届いているが、まだ経済的な理不尽も多く、チャンスも少ない状況で、しかし、少々金があるという訳である。すると何が起きるか。

頭のいい連中が少しの資金でハイリターンを狙う。そういう活動が活発になるという事になる。つまり貧困から脱出する過程で、一時的に不安定な状況では、非合法的な犯罪が伸びるのではないか、という事になる。

成長の需要に追い付かない場合、そのアンバランスさがどこかで吸収されなければならない。それに最も確実な方法が犯罪である、という状況にあるとしたら、当然だが、今が踏ん張り所で、それを抜け出せば、また社会は安定し、犯罪率も減少するだろうと予想できる。すると、政治が担う役割はこれからが正念場であって、これらか腐敗しないか、そういう強権者が独裁制を手にしないかは重要であるが、2010年の時点での腐敗指数はかなり高いそうである。

多くの民族の対立がある地域は、国を分割するのが望ましい。その課題はアフリカほど強い地域はないだろう。だが、国を分ける時に天然資源の埋蔵場所をどうするのか、分割したA国は石油で豊かで、B国は碌な資源もなく貧国にという状態では、また攻め込まれてB国はどこかの支配下に陥る。

中世までの歴史で、自然に国境線が確定した地域は幸福である。ヨーロッパでさえ、国境でもめて、何度も世界大戦をし、ジェノサイドが起きた。だからEUという連合体にすれば、国境という魅惑的な問題を封じ込めると考えた訳である。

ではアフリカはどうであるのか、これが難しいと語る事ほど簡単で間抜けな話もない。そんな事は国際連合がで生まれた時点で多くの人は懸念していたはずである。そして、それにどのような回答もない事もまた同様である。

これはアフリカにどのような市場が誕生すべきかと全く同じ話であって、中国がアフリカ大陸の市場に注目し、積極的に投資をする慧眼は流石だと思う。彼らは50年後を見ているはずである。その頃には習近平も歴史になっているだろうし。

経済が持ち込んだ不幸、経済でしか救えない不幸、がある。経済が全てを救うなどキリストが人類を救うと同程度の戯言であるが、アフリカにもキリストとイスラム教の争いがあると聞くと、更に困難は大きいのかと思わざる得ない。

民族と宗教、これが世界的に観測される問題の表層である。これらは背後にあるどのようなメカニズムから押し出されてきたものであるか。

民族は民主主義が生んだ独立の単位であろう。というよりも民主主義は自然と独立を促進する思想である。よってその単位として最も簡易である民族が表層に出てくるのは自然である。そして、民族を一般的に最も強く分割するものが宗教である。

つまり、世界の現在の不幸の根底に民主主義がある。恐らくそういっても間違いではないはずである。見て見たまえ、世界の殆どの不幸が民主主義の地域で愚かにも起きているではないか。其れと比べれば我々共産主義はどうだ。問題がないとは言わないが、着実に解決しつつあると。そう中国はうそぶくはずだ。中国が民主主義を冷徹に研究していない訳がない。

それと比べると我々の中国共産党に関する研究は寡少だ。アフリカは中国とアメリカの覇権争いの大地となるはずである。恐らく不幸も続くだろう。我々はどのようにこの星を世界に披露するのだろうか。

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