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2021年02月12日19:56

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チック・コリア追悼・僕がこよなく愛したアルバムベスト5

チック師匠が亡くなりました。最近までYoutubeでステイホーム演奏動画などupされてたので、まさか!?のショックでした。

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既に沢山の方が追悼記事をupされていますが、僕からは、こよなく愛したチックのアルバム・ベスト5を紹介させていただきます。すべての作品を聴いている訳ではありませんので、あくまで僕の把握している範囲内の、ということになりますがご容赦を。

1、Now He Sings Now He Sobs
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68年。もう説明の必要のない、26歳のチックが到達した孤高の境地。ピアノ1音1音のツブが立ち、従来のジャズのスイング感やコード理論をいとも簡単に飛び越えていくチック。ロイ・ヘインズdsミロスラフ・ヴィトゥスbの組み合わせもミラクルだ。当初は5曲収録で、ステレオ定位も極端な割り振りだったが、その後アウトテイクも世に出、ステレオ定位もナチュラルなミックスで聴きやすくなった。

2、The Mad Hatter
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78年。「不思議の国のアリス」を題材にしたコンセプトアルバムで、名曲「Humpty Dumpty」のオリジナルバージョン収録。この曲もスゴいが、チックでなくゲイル・モラン作曲の「Falling Alice」「Dear Alice」の出来が素晴らしく、ファンタジックでスケールの大きい世界が構築されている。スティーブ・ガッドdsとエディ・ゴメスacobの演奏は、神がかっているぞ。

3、Return To Forever
71年。RTFの第1期、ファーストアルバム。フローラ・プリムvoとその夫アイアートdsをフィーチャーし、ブラジルの香りをまとった実に爽やかな音楽。マイルスのバンドで一緒だったpercのアイアートがなんとドラマーとして参加、しかもそのドラムがとっても趣味がよくて大好きなんだな。なお、この次のアルバム「Light As A Feather」に名曲「SPAIN」が収録された。

4、Hymn of the Seventh Galaxy、邦題「第7銀河の讃歌」
73年。このアルバムからRTFは第2期となり、エレキギターをフィーチャーしたロック的なバンドとなる。この1作のみ参加のギタリスト、ビル・コナーズの演奏は、後任のアル・ディミオラほど器用ではないが実にクネクネして魅力的だ。もちろん曲もいい。よくカバーされる「キャプテン・セニョール・マウス」の初出盤。この録音メンバーで来日し、フジテレビの「リブ・ヤング」という愛川欽也さんMCの番組で演奏を披露したのを見て、計り知れぬ衝撃を受けてしまった塩塚少年であった。

5、Friends
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78年。スティーブ・ガッドdsエディ・ゴメスbとジョー・ファレルtsのカルテットで録音されたジャズアルバムだが、曲はすべてチックのオリジナル。81年に出た「Three Quartets」の方がサックスがマイケル・ブレッカーで演奏はすごかったが、楽曲とアルバムのクオリティはこのFriendsの方が上だと思う。ジャケットデザインが、オリジナルと再発時で変わる。カエルが初版、青い人形が再発版。本当は青い人形(スマーフ君)がオリジナルだったのだが、作者の許諾をとるのに時間がかかり、カエルに変更したらしい。

これが僕のベスト5です。他にも印象的なアルバム、意欲的なアルバムはザクザクありますが、いずれまた取り上げてみたいと思います。
チック・コリアさん、素晴らしい演奏と曲をいっぱい届けてくれて、ありがとうございました。愛してます!!

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