mixiユーザー(id:27593327)

2021年01月03日14:04

25 view

好き「エンターテインメント」

「うつ病で入院する時に、病棟に持ち込めるものってすごく制限されるんです。

 ほとんど私物を持たないまま病棟入りするんですけれど、その中でマウスピースのケースは持ち込めたんですね。

 私はいろんな持ち物に好きなアニメのシールを貼るのが好きで、そのケースにもアニメのシールを貼っていたんです。

 病棟の中には娯楽に関するものが全く無くて、生活の彩というものがありません。

 そんな中、唯一マウスピースのケースを見ると好きなアニメのキャラクターが居るわけです。

 私はそのシールを見た瞬間だけ、ぱぁぁぁっと明るく華やかな気持ちになりました。

 そのときハッキリとエンターテインメントの力というのを感じたんです」


‟面白い”とは何なのかというのをよく考える。

今現在は『喜怒哀楽の共有』がその答えのように思っている。

誰かに、もしくは何かに感情を揺さぶられたりするあの感覚が、きっと面白さの正体なのだろう。


という事は、実は面白いことの多くは、たくさんのエンターティナー達が誰かを楽しませようとして、供給してくれていたたものだったんだと、ここに来てようやく気づく。

ここ数日で沢山のお笑い芸人さんのネタを見て笑った。

精神病棟を体験した人のシールの話を聞いていい話だなと思った。

自転車に子供を乗せて走っているお母さんとすれ違う時、歌を歌いながら自転車をこいでいる人を何人も見たことがある。

エンターテインメントって素晴らしいな。


私は物心ついたころから、たくさんの面白コンテンツに囲まれて暮らしてきた。

その面白さをただどん欲に他に求めているだけでいいのだろうか。

自分自身がつまらない人間のまま、面白の海にただ深く沈んでいくだけのような、変な焦りのようなものを感じる。

誰かを楽しませようとすること、それこそが本当に‟面白い”なのではないか、というのが今後の課題である。


フォト

1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年01月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31