「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督が手がけたファンタジー。「チャーリーとチョコレート工場」で知られる児童文学作家ロアルド・ダールの「魔女がいっぱい」を原作に、「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイが世界一恐ろしいと言われる大魔女(グランド・ウィッチ)を演じた。1960年代、とある豪華ホテルに現れた、おしゃれで上品な美女。しかし、彼女の正体は誰よりも危ない邪悪な大魔女(グランド・ウィッチ)だった。この世に魔女は実在し、世界中に潜んでいる。いつまでも若く、おしゃれが大好きな魔女たちは、人間のふりをして普通の暮らしを送りながら、時々こっそりと人間に邪悪な魔法をかけている。そんな魔女たちの頂点に立つ大魔女が、魔女たちを集め、ある計画をもくろんでいた。そして、ひとりの少年が偶然魔女の集会に紛れ込み、その計画を知ってしまうが……。「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロが製作と脚本に参加。「ROMA ローマ」のアルフォンソ・キュアロンも製作に名を連ねる。(映画.comより)
誰でも知ってる有名女優を怖〜い魔女役にキャスティング、オスカー女優のオクタヴィア・スペンサーをよくある”黒人のおばあちゃん”に起用して、子供が主人公。などとなにもかもが定番中の定番ですが、いつの時代にもやっぱり必要とされるお話なのでしょうね。
美しい貴婦人たちの慈善団体、それは実は魔女たちの集まりでした。魔女たちは子供が大っ嫌い。よく効く鼻で子供のにおいを嗅ぎつけ、絶滅させようともくろんでいます。魔女たちは、実は宇宙人のように人間たちの世界に紛れ込み、何食わぬ顔で普通に生活しています。なので、彼女たちにこっそり変身させられた子供は、家族にもそこにいることを知られないようになってしまいます。カフカの世界ですね(笑)。オクタヴィア扮するおばあちゃんは、子供の頃に親友が魔女によってニワトリにされてしまったところを目撃してしまいました。声高に「あの鳥が彼女よ」と言っても変人扱いされるだけと悟ったオクタヴィアは、そのまま沈黙を保ち、その傍らで魔術を解く方法などをずっと研究してきました。しかし、趣味の域を超えることはなかなかできないようです。
そんななか、娘夫婦が交通事故で亡くなり、孫である少年を引き取ることになったのです。落ち込む孫を彼女なりに精一杯励ましてはいるのですが、なかなかうまくいきません。そこでおばあちゃんはネズミを孫に買ってきました。元気な連れ合いを得た孫は徐々に活発になるのですが、その矢先魔女に遭遇してしまいます。
高級ホテルに避難した二人。でも、そのホテルでまさに魔女たちの集会が開かれるところだったのです。少年は、そこで出会った別の少年と共にネズミにされてしまった!彼のペットのネズミも実は女の子だった!ど、どうする?そこから少年たち(と少女)・おばあちゃんの冒険が始まります。
結論から言うと、話にそれほどの深みはなく、どちらかというと子供向けでした。でも、アン・ハサウェイは魔女にうまくハマっていましたし、おばあちゃんもどこまでも温かかった。そして、今までの大方の話と最後の展開が違ってて、驚きました。
<ネタバレ注意>
そう、子供たちは魔法使いをやっつけた後でも、元の姿に戻らないのです。これは意外でした。でも、姿かたちが変わっても変わらず愛してくれるおばあちゃんと共に、人生(?)を前向きにエンジョイ。「寿命が短くなって、一緒に死ねるね!」なんておばあちゃんに言うのです。素敵な発想じゃないですか。友人ネズミも一緒に生活。家も広〜く使えてのびのび遊ぶ。これは楽しいかも。
でも、魔女の描写を巡っては、いろんな意見があったようですね。ちょっと読んだ感じでは、ご指摘ももっともだと思ったので、私も勉強になりました。芸術って難しい・・・。ところで、なんで魔女はそんなに子供が嫌いなんでしょうね。単に騒がしいから?
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