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2020年12月09日07:00

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四万十川と仁淀川

四国で最も長い川は四万十川。次が吉野川に仁淀川。昨年は徳島市の吉野川河口を見ているので、今回はダムが無く沈下橋でも有名な四万十川と、仁淀ブルーで知られる仁淀川を訪ねました。

仁淀川は2,000m近い石鎚山を源流に、中津渓谷安井渓谷の清流を集めて、太平洋側土佐湾に至る急流で、水質や川底の影響から川水に独特の澄んだ青色ブルーを見せる、隠れスポットです。

パンフで見た仁淀ブルーに惹かれ、二日目は高知市から国道33号線を西へ2時間。佐川町にも立ち寄って中津渓谷に着いたのが11時。深いV字谷には巨岩がゴロゴロ。滝壺へ遊歩道を30分。

巨岩に囲まれた淵淀みの水の色は写真で見た通り仁淀ブルー。他の川と違い青みが掛かっています。滝壺の周囲は深い峡谷で日光も谷底に届かず薄暗く、台湾の太魯閣峡谷を思い出させます。

上り下りが大変でしたが素晴らしい渓谷でした。入口の茶屋で昼食。店主は地元の人で、俳人吉田類と幼馴染みとかで話が弾みます。次回は究極のブルーと言われる安井渓谷を訪ねたいです。

三日目は四万十川。下流の佐田や三里の沈下橋で眺める風景はのどか。広い川幅で両岸は緑の小高い段丘。大きな空の下、川面で鮎が飛び跳ね、河原では投網の漁、正に日本の原風景でした。

河岸の神社に増水マークを見付けました。水位は腰のあたり迄。岸辺の荒れた竹藪や沈下橋の理由が理解できます。蛇行する四万十流域の山々は低く、ダムの設置が難しかったのでしょうか。

急峻な谷を通る仁淀川、のどかな里山を流れる四万十川、随分と印象が異なります。フオッサマグマが通る四国は地形の変化が富み、佐川町に地質博物館があるように、地質の宝庫でした。


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