mixiユーザー(id:4535387)
2020年12月06日12:41
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憲さん大学入試問題！(現国)−トランプ大統領は往年のパンクロックスなのか？
以下の文章は憲さんがいま、図書館で借りて読んでいる本の一部引用です。
以下を読んで設問に答えなさい。
本文
1950年代に生まれ、60年代に急成長したロックミュージックは、70年代に入ると洗練の度を加え、70年代の半ば過ぎにはひとつの頂点に達する。
と、ジャズの発展史でも同じだったように、過度に洗練された音楽ジャンルは、次第に難解になり、聴き手に教養を求めるようになる。そして、最終的にはインテリの玩具に成り果てたわけだ。
と、ロックンロールは、発生当時の原初的なエネルギーを喪失し、聴き手の側もまた、高齢化&高学歴化し、ディレッタント化し、腐れインテリ化する。当然、若い世代の中には、不良少年のはけ口であることをやめたロックミュージックを敵視する機運が生まれ、やがてそれは、ロックミュージックの破壊を志向するミュージシャンを生み出す。
1970何代の後半から80年代にかけて音楽界を吹き荒れたパンクムーブメントは、こんな調子の社会運動だった。
以上
設問
�，海諒絃呂涼�者は誰で、その本の題名は何か？
�△海痢∧絃呂話�者が何について書いている箇所であるか述べよ。
��「聴き手に教養を求めるようになる。そして、最終的にはインテリの玩具に成り果てた」ロックミュージックの代表作を１つ挙げよ。
�ぐ焚爾慮斥佞琉嫐�を述べ、例文をつくれ。
１、ディレッタント化
２、腐れインテリ化
�ァ屮蹈奪�ミュージックの破壊を志向するミュージシャン」を１人挙げよ。
�Δ海涼�者は「パンクムーブメントは、こんな調子の社会運動だった。」と結論付けているが、自身のパンクムーブメントやパンクミュージックについての見解をこの著者の意見に引きつけて述べよ。
解答
�‐�田嶋隆著、『日本語を取り戻す』2020年、亜紀書房
�∨椽饕罅屐悒肇薀鵐團坤燹戮箸い�呪い」というコラムで、以下のセンテンスに挟まれて使われている。
「私見だが、この間の事情(トランプ大統領が当選した事情)は、パンクミュージックの出現過程に似ている。」
(本文)
「で、私の目には、トランプを支持する人々の姿が、なんだか、往年のパンクスとだぶって見えるのである。」
(中略)
「トランプ氏は、遅れて登場したオレンジ色のパンクスであり、破壊衝動に出口を与える存在であり、つまるところ、現代という時代そのものに対して向けられた呪いだということだ、」
不覚にも小田嶋隆という偉大なコラムニストの存在を知らなかった。
己の不明を恥じている。
「文章で飯を食う」とは、こういう人のことを言うのであろう。
舌鋒が鋭くその毒気には麻薬の味がする。
それでいて「日本語」に対する愛情に満ち溢れている。
歳は、憲さんより一回り近く離れてはいるが文章は若々しく、言葉の力が漲っている。
ある一面、博覧強記でありWikipediaの「評価」の欄にあるように、作家の能町みね子氏にして、「小田嶋隆さんの文章くらいの凄みがないとコラムニストは名乗れないなと思う」。
高校時代のクラスメートであるCMプランナーの岡康道氏にして「（自分は）小田嶋には敵わないから文章で食べていくのを諦めた」と言わしめたのも伊達ではあるまい。
憲さんにしても、この本を読むのに何回辞書を引いたか。
近年稀にみる好著である。
何よりも憲さんの感性とピッタリ当っていて読んでいて居心地がい。
同好の士、いや同好の師匠と言っても過言ではあるまい。
本書の、あとがきにかえてに著者がこう書いている。
「いちコラムニストが、日本語の守護者として安倍晋三その人と対峙してきたスコアブックの如き書物になっている」
この、腹の据えようにコラムニストとしての矜持をみた。
言論人とはかくありなん。
このような先輩の背中を見て私もさらに精進せねばと痛感した一冊でした。
是非一読を！
※設問の�０聞澆呂修譴召豌鯏�をお考え下さい。
※前述の文章をセックス・ピストルズのジョニー・ロットンが読んだら何て感想を漏らすでしょうかね？
(´艸`)くすくす
どーよっ！
どーなのよっ？
※画像は本書
参考
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