mixiユーザー(id:18013379)

2020年12月05日17:04

45 view

砂むし会館 砂楽

旅行三日目

 鹿児島県指宿市の白水館で過ごす旅行の三日目。

 朝目が覚めると日の出直前。
 なんで都合よく日の出直前に目が覚めるのかは不明。時刻的には既に7時?
 とにかく、日本でも日の出の遅い地域。普段より、朝がずいぶん遅く感じる。

 窓の外には海(錦江湾)が広がっていて、その向こうに大隅半島。
 太陽は、その大隅半島の稜線から出てくる。故、厳密な日の出ではない。

 太陽が昇るのを見てから朝食を食べに行く。今日はカレーライスにした。ご飯を盛ってカレーを掛けるだけ、いやシンプルですな。お漬物があるので、付け合わせに。

 昨夜は意図せず、お風呂に行けなかったので、朝食後、2階にある展望風呂「松雲」へいく。既に多くのお客はチェックアウトしていて、誰もいない、歌を歌いながら、大浴場を独り占め。入浴中に一人入ってきた男性はいた。日帰り入浴の様子。
 その後、お庭を散歩。

 海にまで迫れるようにテラスが設置してあって、屋外にはスイミングプールも設置されている。水着を持ってくれば良かったよ。海の際の所はコンクリートで固められていて、砂浜などはない。本来だったら、ここに砂浜があって温泉が湧いているのだろうか?
 指宿温泉の泉源が何本あって、どこにあるのか、に関しては旅をしていても微妙に分からない。どこでも掘れば温泉がでるのか?それとも、どこかに源泉があって、引いてきているのか? ほとんどの宿に温泉がある様子なので、どこでも掘れば温泉なのかもしれない。
 中庭もあって、夜になるとイルミネーションが点灯される。松の木を中心に植物が植えられていて、いすやテーブルも設置されている。ただ、そのテーブルに座っても飲み物をもって来てくれるサービスはない様子。しばし、座ってくつろいでみる。
 
 部屋に戻ってみると、もう掃除が終わっていた。
 今日は、近場で、「砂むし会館 砂楽」という施設に行ってみることにする。距離は宿から2kmぐらい。歩いて行くことにする。
 宿の庭から海岸線に沿って歩いてみる。しばらく空き地がある。以前は何かリゾートがあったのだろうか? その向こう側に行くと、指宿シーサイドホテル。ここも微妙にさびれている感じがする。
 川があって海沿いでは渡れないので、一度橋のあるバス通り(ハイビスカス通り)まで戻る。橋には「二反田橋」と銘が打ってある。さらにハイビスカス通りを進んで行くと「新和堂」という和菓子屋さんがあった。鹿児島の人は甘いもの好きなのかな、割とお菓子屋さんが(他の業種の店がない割に)多い。店には入ってない。
 しばし歩いて行き、途中から海岸沿いに進んで30分ほどで目的地に着く。海岸の砂浜の上で、黒い子犬が二匹戯れて走り回っていた。砂浜からは湯気が立っている。熱くないのかな?
 砂むし会館は受付が二階。gotoのクーポンは使える。1000円単位でしか利用できない不便な点はあるけど、旅先でのちょっとした支払いで使っていけるので、お小遣いが節約できる。更衣室は一階にあって、階段を下りていくと、立体ぬいぐるみが突き出たイーブイの大きな看板がある。

 「イーブイ好き」 → 「いぶすき」

 という関連とのこと。ここで写真を撮っている人は多い。
 更衣室に進んで浴衣に着替える。浴衣の下はもちろんスッポンである。タオルを1枚持って砂むし風呂へ。お客は結構多くて、壁際の席に案内される。壁しか見えない。海は見えない、二列で頭をくっつけるように配置されているので海側だと海が見えるのかもしれないけど、「時計を自分で見る」という関係上こんな配置になる。
 やけどをしても「知らんよ」というのは砂むし温泉のルール。自分で時計を見ながら自己責任で出る判断をする。目安は10分から15分。別府に行った時(7月初め)は砂かけ婆が写真を撮ってくれるサービスがあったが、指宿ではそんなサービスは無くなっている。半年間の間に、カメラからコロナがうつる可能性が認識されたのかも。
 横になって、イケメン砂かけ男子に砂を掛けてもらうと、ウトウトしてしまった。砂の中に荒い粒のものが混じっていて肌触りはやや悪い。大体20分ぐらい入っていたが、適度に身体も温まってきたので砂から出る。
 その後、シャワーで身体を流してから、湯船で入浴。
 ここのお湯は硫黄分を含んでいてやや黄色い沈殿物がある。味は塩味。説明には単に海水が温められたものではない、と書かれている。泉質は良い感じだが、ゆっくり浸かっている状況でもない(ゆっくり浸かるのは宿の風呂の役割)のでそこそこで出る。
 服を着て、更衣室の外のイーブイの前でくつろいでいると、女性3人組が写真を撮ってほしいということで、シャッターを切る。
 何枚かとってから、

 「もっとイーブイを愛して!」

 と別のポーズを促して、さらに何枚か撮る。

 私も、自分のイーブイを出して、横に並べ、goスナップショットを使って記念に写真を撮っておく。日記を書いている今時点で捕まえたイーブイの数は1030匹。これだけ捕まえてもまだ個体値100%は出てこない。イーブイは進化先が7つに分岐するので、できれば7体の100%個体が欲しいところ。野生で7体集めるのはちょっと無理なんだろう。将来的に交換で手に入れるのだろうか?

 この旅行二度目の砂むしを体験できたので、砂楽を後にして、周辺を散策する。食料品を売っているお店を探したい。できれば地元の人が食べている鰹節とか飲んでいる知覧茶などを手に入れたいと思っている。けれど、温泉街、というほどの街が形成されているわけでもなく、開いているお店も見つからない。ぶらぶら歩いているうちに駅についてしまった。
 駅前には商店街?もあるのだけど、ほとんどのシャッターが下りてしまっている。本当なら街の中心部が駅から発展する、というイメージなんだろうが、そうはなっていない。モータリゼーションは鉄道の利用者も減らしてしまったし、街を散在型にした。お店はあるのだけど、主に国道沿いということになる。
 世の中では相変わらず、エコとか二酸化炭素削減、などと言われるが、そうであるなら、鉄道のような交通機関は大事にして駅から歩いて行ける範囲に生活の大半が集まった都市の形成は大事だろう。この何十年かでそれを叩き潰しておいて、今更ガソリンエンジン車の廃絶みたいなことを言っている。方向性が全然間違っている。もし自動車を悪のように断ずるなら、その前に公共の交通機関をもっと整備して欲しい。せっかく線路があるのに、列車は一日に数本しか来ない、のでは宝の持ち腐れだろう。高速道路や国道を整備するお金はあるのに、なぜ鉄道がこれほど顧みられないのかは不思議極まりない。
 駅前でお土産と焼酎を売っているお店があるので、なま節などをちょっと買ってからバスに乗って宿に戻る。
 宿での部屋で一休みしてから、もう一度今度は白水館自慢の砂むし風呂へ足を運ぶ。だいたい15分待ちになっていたが、大した待ち時間ではないので予約して待つ。砂むし風呂は宿泊客でも1000円という別料金(gotoクーポンは使える)。泊っているのだからタダにしてほしい、って感じるよね。別料金にしないと混雑しすぎて捌けないってことなんだろう。
 しばしまってから、呼び出される。浴衣に着替えて、てかもともと浴衣で行ってるのだけど砂むし用の浴衣に着替えてから砂むし風呂の中に入る。すぐに順番が来て砂の上に寝ころがされる。ここでも男の人が砂を掛けてくれる。指宿では砂かけは基本男の仕事らしい。
 砂は「熱い」。
 この2日間の3回の中で一番熱い。これは10分ぐらいしか入ってられない。と思ったが、他の人は10分以上頑張っている。いや、これは「頑張る」とかそういうものじゃないだろ? 1000円払ったから時間かけないと「もったいない」と思っているのだろうか? 意地汚いね。
 写真のサービス係の女性が来て一人一人に記念撮影は如何かを聴いて回っている。これは自分のカメラで撮ってもらうのではなく、ディズニーランドなどと同じように写真は購入する形になる、料金は1000円らしい。別に写真を撮りに来たわけでもないのであっさり断る。
 すぐに汗が噴き出してきたので、本当に10分で上がることにした。シャワーを浴びてから軽く湯船に浸かって入浴終了。
 焼酎道場に行き、今夜の焼酎の味見をする。薩摩維新、という古いサツマイモを栽培しなおして作った焼酎があり、芋の香りのある鹿児島らしいものを味わった。これを晩酌に選ぶことにする。

 夕食会場に行くと、今夜は個室に案内された。前日までのらんち騒ぎが祟って幽閉されたのだろうか? 中庭の見える絶好のロケーションのお部屋で夕食となった。
 懐石料理が順番に出てくる。今夜は鍋物はなく、割とシンプルな作りだった。腹具合も程よい量でいい感じなのだが、最後のデザートで出てきたのが

 「熟柿」

 熟れた大きな柿、1個丸ごと。
 そして、それにリキュールを掛けて食べる。
 これがめちゃめちゃうまい。
 リキュールを全部掛けてたべたので、結果的には自分の許容量以上のアルコールを飲んだ形になった。部屋に戻ると、また身動きできず朝までバタンキュー状態。
 
 おやすみなさい
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する