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2020年11月22日21:27

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今週の「麒麟がくる」

これまでのドラマと比べて、比叡山焼き討ちを描くにあたり天台座主まで登場してその内実をとうとうと語ったドラマは初めてでは?

そして、これまで出てこなかった帝もやっと堂々とご登場あそばし、封建時代の帝としては珍しく政治的発言をされています。
信長と比叡山の戦争は帝とその弟の天台座主との兄弟げんかの代理戦争みたいな感じで描いているように感じました。
そしてまた摂津が絡んでいる。
もう信長と義昭を引き裂くのもこの摂津だということは明白ですね。

それにしても今回の信長は従来の信長像と違って、人間としての内面的弱さも描いていると思います。

従来のドラマでは比叡山焼き討ちを光秀がいさめ、それでいて再先鋒隊を光秀が務めたという矛盾を何の説明もなく描いていました。
今回の光秀はこれまでのように聖域に対する恐れとか仏罰とかではなく、罪もない女子供を殺害することに憤っているという点で、これまでの光秀とは違います。

ただ、この比叡山焼き討ちは最近の発掘調査では全山が焼かれて山にいたすべての人が殺害されたというのではなく、ふもとの坂本あたりで信長軍と僧兵の戦闘が行われただけで、それに勝利した信長軍が山頂に登ったところそこは全くの無人だったので、根本中道やその他一つ二つの堂宇を焼いただけだということもいわれています。

さて、いよいよ信長と光秀の亀裂が入るのでしょうか?
でも、最近の学界の主流派は信長と光秀の間には表立った怨恨的対立はなかったと考えているようですがね。

ちなみにこのドラマ、あと何回放送するんでしょうか?
この比叡山焼き討ちから本能寺の変までまだあと11年もあります。
これまでの大河ドラマもだいたい年末ぎりぎりまではやらないので、今年もそうだとするとあと4〜5回?
その4、5回で11年間を描いてしまうとなると、かなり年代的端折(はしょ)りが生じますね。
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