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2020年11月18日19:36

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子どもという価値

プロフィールにも書いてるんだけど、

私は仕事柄、人間やモノの価値って

なんぞやってところを長いこと研究してる。

仕事で考える人間の価値はあくまでも

生産性的な視点なので、子どもが

ターゲットになることはまずないけど。

10年ほど前に出た一冊の本のことは記憶にある。

あくまでも個人的見解だけど、

子どもの価値ということに

向き合おうとすると、我々、男性は

圧倒的に機会が少なく知識量も少ない。


意識的にカバーする必要がある。

言い方を変えると、同じセックスでも

セックス→子供に至るアプローチではなく

子供→セックスに至るアプローチというか

この表現がいいか悪いか分からないけど

後者のアプローチが極めて低いことを

あらためて考えた時期があった。


その時読んだ本が、

「子どもという価値」という本だった。

約10年前の本だけど、本質は

今でも通用するする気がする。


著書によると、

医療技術などの進歩で、

江戸〜明治時代くらいは、子どもの多死が問題で、

出産しても約ニ割が一歳未満で亡くなったらしい。

今や、日本は1%を切る時代。

これが多産多死から、多産少死の時代になり

子供を授かるから、作る時代になった。

加えて、昔は産んでも半数の大人たちは

うまく育つかどうか不安だったらしい。

だからたくさん産んで子孫を残そうとした。

これらが子供は○人作れば、○人育つ。

そんな予測がつく時代となった。


そして、子どもをつくることが

選べる様な時代となった。


そんな歴史と子どもをめぐる

人の意識変化がいろいろと書かれてる。


いろいろ思うことは、

子供を作ることが一つの選択肢となった。

ここが時代変化として、非常に大きいのだけど

この変化に制度含めた環境が追いついてない

ってところが、根幹としてあると思う。

ある意味、この変化の男性の認識も弱いかも。


女性に自立を望まれる反面、

家庭環境に対することはそのままだったり

自立しようとあがいても

あらゆるものが親の責任として目がいったり。

いろいろバランスが取りづらいのは確かだろう。


“家庭は暖房器具のようにスイッチ一つで暖まらない“

作者のそんなフレーズが身に染みる今日この頃。


興味ある人は、読んでみては。

男性は読むと結構、価値観変わるかも。


子どもという価値
少子化時代の女性の心理 (中公新書)

著者:柏木 恵子
販売元:中央公論新社
(2001-05)


■少子化の原因「産んだら大変とばかり言うから」 麻生氏
(朝日新聞デジタル - 11月18日 16:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6311003
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