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2020年11月08日19:48

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「エタニティ/永遠の花たちへ」「太陽を盗んだ男」&「ときめきに死す」

 …休日。朝、6時前に起床。すぐに洗濯を始める。

 午前中、トラン・アン・ユン監督のフランス・ベルギーの合作映画「エタニティ/永遠の花たちへ」と、長谷川和彦監督の「太陽を盗んだ男」を。
 午から、森田芳光監督の「ときめきに死す」を観ました。

 その後、ぶらぶらと自由が丘のTSUTAYAへ行く。



 ☆「エタニティ/永遠の花たちへ」(2016)監督 トラン・アン・ユン 出演 オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョ、ジェレミー・レニエ、ピエール・ドゥラドンシャン、イレーヌ・ジャコブ、ヴァレリー・ストロー

 ヴァランティーヌがジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでもあきらめきれないジュールに初めて心を動かされたのだ。
 夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼馴染みのマチルドとの結婚だった。
 マチルドの従姉妹のガブリエルとその夫のシャルルも頻繁に家を訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続く。
 だが、運命は忘れた頃に意外な形で動き始める……。


 「青いパパイヤの香り」「夏至」などで知られる、ベトナム生まれでフランス育ちのトラン・アン・ユン監督による女性映画。

 …てっきりあるある家庭の年代記かと思ったのですけれども、厳密に言うとそうではないみたい。

 とにかく、…儀式、…儀式、…儀式の映画でした。結婚式、葬式、洗礼式、そしてまた、結婚式、葬式…。

 ほとんどセリフらしいセリフもなく、ナレーションによって物語は展開し、美しい映像と音楽によって、延々と“時”の流れが見せられて行きます。

 人によっては、たまらなく退屈な映画だと思います。しかし、あ〜、アジア人の作った映画なんだなぁ、としみじみ思った瞬間に、非常に納得がいき、そうした目で見ると面白くなるんですな。

 …ただ、女権主義者の方には少々不愉快かも知れません。
 なにしろ、女は子どもを産んでナンボという一大テーマが謳われているのですから。


 『命は限りがあり
  生と死が繰り返される。
  それが、世の定めだ。』


 役者が、いい具合に年齢を重ねていくのに驚かされました。…今のメイク術って、スゴいね。



 ☆「太陽を盗んだ男」(1979)監督 長谷川和彦 出演 沢田研二、菅原文太、池上季実子、北村和夫、神山繁、佐藤慶、伊藤雄之助、風間杜夫、水谷豊、汐路章、石山雄大、小松方正、草薙幸二郎、西田敏行

 中学校の理科教師・城戸誠。東海村の原子力発電所からプルトニウムを盗み出し、自宅のアパートで人知れず原子爆弾の製造に成功する。
 城戸は爆弾を武器に、警察に対してプロ野球のテレビ中継を最後まで見せるように要求。続いて城戸は、ローリング・ストーンズの日本公演をラジオ番組を通じて要求する……。


 …いやぁ、面白かったなぁ!ちょっと日本映画には珍しい、エンターテインメント映画になっていました。

 沢田研二のちょっと浮世離れした感じのイメージが、いい方に活かされたキャラクターで、おもしろかったなぁ。

 電々公社、メーデー、ホコテン、渋谷東急デパートの屋上、…なんだか、しっかり70年代って感じ。(笑)
 …これなんか、今、リメイクしたら、面白くなる作品かも知れないね。



 ☆「ときめきに死す」(1984)監督 森田芳光 出演 沢田研二、杉浦直樹、樋口可南子、岡本真、日下武史、矢崎滋、加藤治子、宮本信子、岸部一徳、上田耕一、綾田俊樹

 自称医者の大倉は、謎の組織からの命令で莫大な報酬と引き換えに、北海道の別荘に来た男・工藤の世話をするために雇われる。
 工藤はじつは暗殺者であり、黙々とトレーニングに励み、酒タバコは一切やらない寡黙な男であった。また、組織の指令と思われるコンピューターが二人の男の特徴から「コヅエヒロミ」という若い女性を選び出し、彼女がやって来て3人の共同生活が始まることに。
 ところが、次にコンピューターが叩き出した抹殺すべき人物は、なんと組織の長である谷川会長であった……。


 …これ、コメディなのか?

 原作は丸山健二の同名小説なんだけれども、森田芳光と丸山健二って、あんまり相性が良くないんじゃないでしょうか。

 当時としては新鮮でトンガった演出も、今見るとなんとなくピンと来ないんだよなぁ。

 …あれだけ、引っ張って、引っ張って、引っ張ったラストがあれじゃあ、ねぇ。オイ、オイ、って感じでした。(笑)

 あんまり面白い映画だとは思えなかったです。


    『 ハート(緑)なしでは生きていけない 』


 …若い樋口可南子、あんなに可愛かったっけ。
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