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2020年11月02日18:13

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デジタル全体主義の恐怖!

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携帯をスマホに変えたので、使い勝手がわからず、久しぶりの随筆投稿です。

色々なスマホ技を駆使して書きました。

まずは、練習がてら・・・。

以下。

先週の水曜日、東京新聞夕刊「論壇時評」で我らが中島岳志先生が、凄い危機感を煽っています。

『デジタル監視社会・自由を死守する正念場』という題です。

参考

https://www.tokyo-np.co.jp/article/64815

最近スマホデビューした憲さんにとってこれはもはや他人事ではありません。

まず、「デジタル全体主義」という聞き慣れない概念を紹介しています。

以下、引用です。

マルクス・ガブリエルは、中島隆博との対談 (「全体主義の克服』集英新書)の中で「デジタル全体主義」 という概念を提示する。現代人は、自分の行動を写真に撮り、オンラインで公開する。すると、プライベート空間がネット上に公開され、私的領域と公的領域の区別がなくなっていく。かつての全体主義体制では、人々は自分の考えを隠そうとしたが、今は自ら喜んで公に晒している。ガブリエルは、このような状態を「市民的服従」と呼び、全体主義を自ら引き寄せていくメカニズムに警告を発する。

以上、引用終わり。

参考

https://www.amazon.co.jp/%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E5%85%8B%E6%9C%8D-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB/dp/4087211320

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

「今は自ら(自分の考えを)喜んで公に晒している。」?

これって憲さんがいつもしてること?

「このような状態を『市民的服従』と呼び、全体主義を自ら引き寄せていくメカニズムに警告を発する。」

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

じゃ、憲さんが今してることは「全体主義を自ら引き寄せてい」る行為なのね?

怖い〜((( ;゚Д゚)))

憲さん、そんな自覚はまったくありませんな!

さらに、中島先生はこういった概念を紹介する。

「監視資本主義」だ。

以下、引用。

ドキュメンタリー「監視資本主義・デジタル社会がもたらす光と影」では、「人間の商品化」という問題が提起されている。私たちは、無料のソーシャルメディアを使ってコミュニケーションを行っているが、会員制交流サイト(SNS)を使えば使うほ ど、行動や嗜好性についてのデ ータがネット企業に蓄積される。その情報によって、私たち は最適な広告を見るように誘道 される。つまり、ネット企業に ユーザーは「商品」である。 私たちは、常に不可視の存在から見られているのだ。 私たちの行動パターンこそが、商品として管理されている。この「監視資本主義」と権力はどのように結びつくのか。

以上、引用終わり。

参考

https://www.netflix.com/jp/title/81254224?preventIntent=true

確かに、憲さん以前ガラホで「空調服」について調べたら、その後どのサイトを見ても「空調服」の広告が追いかけてきてちょっと恐怖を覚えたのを思い出した。多分その事だろう。
それは、まさに「デジタル監視社会」のなせる技なのであろう。

そして、中島先生は・・・、

佐藤章「デジタル庁に忍び寄るアマゾン〜国家の機密情報や国民の個人情報は大丈夫か?」 (論座、9月27日) の論説を紹介している。そこでは、菅首相が「マイナンバーカードの普及促進を一気呵成に進める」と発言していることに注目する。

以下、記事の引用

政府は、しきりにマイナンバーと個人情報をリンクさせようとしている。マイナンバーカードを住民票や印鑑登録証明書、戸籍謄本をコンビニなどで交付する証明カードにするだけでなく、クレジットカードや銀行口座、各種ポイントカード、診察券、お薬手帳などの機能を付けることが検討されている。 政府はこの情報処理事業をAmazonに一任しようとしている。一国の全ての個人情報が入っているものを、外国企業に任せて大丈夫なのだろうか。他国への情報漏洩を防ぐことができるのか。

以上、引用終わり。

と、懸念を表明しているが、もっともである。

参考

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020092600002.html

しかし、より深刻で中島先生が最も懸念している問題はそのあとの文脈である。

以下、引用。

いや、それ以上に問題なのは、私たちの個人情報が、政府に筒抜けになることである。もちろん、政府は全ての国民のデ ー夕を逐次監視するわけではない。しかし、私たちは常に「見られている」という思いを抱くことになる。その時、国民の間に自主規制が起きるだろう。この本を買ったら、反政府的な人間と思われて警戒されるのではないか」「だったら、買うのをやめておこう」ということになれば、言論は自発的に萎縮し、自主規制が蔓延する。フランスの哲学者ミシェル・フーコーは、「監視すること」よりも「監視されているという思い」を国民に植え付けることによって、国民を効率的・効果的に服従させるメカニズムがあることを明らかにしたが、現在はこの原理が起動する寸前にある。

以上、引用終わり。

憲さんは、反政府的を公言してるから、「この本を買ったら、反政府的な人間と思われて警戒されるのではないか」とか、「だったら、買うのをやめておこう」なんてことは全然思わないが、普通の市民だったらあながちそう思うことを責めることは出来まい。

中島先生、最後にこうまとめている。

「今起きていることに繊細にならなければ、取り返しの付かない事態を招くだろう。自由を死守する正念場だ。」

本当に怖いはなしである。

スマホを、手にしたからと「OK、Google」などと言っては、「これ、スゲー!」などとはしゃいでいる場合ではないのである。

(´Д`)=*ハァ〜

どーよっ!

どーなのよっ?

※画像は、くだんの評論

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