※画像はくだんの投書
※この随筆は2018年4月1日に書いたものに加筆訂正しました。
※以前、憲さんが書いて友人たちにメールで送信した随筆集が、年を経るごとに古い順からクラウドサーバーから削除されることに気がつきました。
ということで、それらの随筆群が消え失せてしまうのはもったいないので、ここに古い順からブログにアーカイブスとして逐次アップします。
乞う御期待!
みなさんはブータン王国をご存知だろうか?
ブータンは南アジアにある立憲君主制の国。
実は憲さんもよく知らないし、行ったこともない。
参考
↓
【ブータン】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3
しかし、聞き及んだところによると・・・。
ブータンは、長年鎖国政策をとっていたが、1971年に国際連合に加盟。翌年に国民総幸福量という指標で国民生活の向上を目指すことにしているそうだ。
参考
↓
【国民総幸福量】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%B7%8F%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E9%87%8F
長年「鎖国」してたというのがいい。
鎖国、最高!
\(~o~)/
2008年7月18日には初の成文憲法典が公布され、名実ともに立憲君主国へと移行した、立憲国家としては大変若い国だ。
そして、ブータンは、気候・植生が日本とよく似ている上に、仏教文化の背景も持ち合わせており、日本とよく似ているようである。
習俗の面では、最近まで「夜這い・妻問婚」や「歌垣」などが残っていたようだし、男根信仰も一般的であるのが、憲さんにとっては親しみ深い。
参考
↓
【歌垣】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%8C%E5%9E%A3
言葉は現在では英語がほとんど通用するようだ。
参考
↓
グローバル化と伝統文化の両立 – 英語を話すブータンの人々
https://bilingualscience.com/english/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%82%92%E8%A9%B1%E3%81%99%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%85-%E3%80%9C%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E5%8C%96%E3%81%A8%E4%BC%9D%E7%B5%B1/
しかし、そんなことよりブータンの何がいいかといったら、2004年12月より、環境保護及び仏教教義的な背景から世界初の禁煙国家となり、煙草の販売が禁止されていることだ。
参考
↓
禁煙法を施行したブータン、初の逮捕者は「僧侶」
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPJAPAN-19292020110131
国全体が禁煙であり、あの不快な臭いを生活のあらゆる場面で嗅がなくていい。というそれ一点だけでも、どれだけ幸福度が高いのだろうかと憧れてしまう国である。
私はここクソ国家、日本から年金をもらうようになったら、ブータンに移住しようかとも、真剣に考えたことがある。
(海外移住すると、年金受給に不利益を被る場合があるようだが・・・)
そんな、私の問題意識を思い出させる投書が先日3月29日(木)の東京新聞に掲載された。
(画像参照)
まだ、19歳の若い男子大学生、黒沢宗一郎君からの投書である。
今回は「ミラー欄」への投稿で、チト長いので要点のみを抜粋しよう。
題は「国民軽視なのに納税?」である。
冒頭、投書にはこうある。
「今年、私は成人となる。(中略)『納税』を果たさなくてはならない。しかし、今の私の胸にあるのは『この国に税金を払いたくない』という思いだ。」
フムフム。
で、何で?
もう、だいたい言いたいことはわかるけどね。
投書は今般の「森友学園」の国有地売却問題とそれを隠蔽するために公文書が偽造され、それを行った佐川が、国税庁長官に任命され、「こんないいかげんな人間が徴税のトップなら、税金など払いたくない」と考えるようになったそうである。
もっともである。
ま、佐川は「いいかげんな人間」なのではなく、「人間としての品性が欠落している小役人」が正しいレッテルだとは思いますが・・・。
参考
↓
【佐川宣寿】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E5%B7%9D%E5%AE%A3%E5%AF%BF
これは、去年7月12日に佐川が、国税庁長官になるときに「佐川氏の栄転納得できない」の東京新聞への投書掲載で憲さんが論陣に先鞭をつけたものでありますがね。
(末尾に本文と画像添付)
( ̄ー ̄)ムフフ
で、投書はこう続く。
「麻生太郎財務省は佐川氏に責任を押し付けた上で辞任はしないと表明し、首相もそれを支持した。この二人は今まで散々『佐川氏の長官任命は適材適所』と述べてきた人物である。」
よーっ!そこの若いのっ!
よくぞ言ってくれた!
そうだよな〜。
それを国民のほとんど、それも子供までもが思ってることだよな。
特に、このマフィアまがいの「みぞうゆう」のチンピラ大臣、麻生太郎にはみんな同じ思いを感じているのではないのか?
参考
↓
−2008年 麻生首相の漢字読み間違い TOP10−
http://spillthebeans.a.la9.jp/nandemo2008/hiro/8.htm
こいつの品性下劣さはその風貌、風体、話し方、全てに表れているよな。
大臣、政治家、いや、人として全く品性が感じられませんな。
(´Д`)=*ハァ〜
で、投書はこう続ける。
「国民を軽視し、その共有財産や税金を好き勝手に使い、責任を取ろうともせず、問題を積極的に解決しようとしない国に、どうして税金を払わなければならないのか。」
そうだ!そうだ!
そして、こう結ぶ。
「『納税は国民の義務』と小学生の頃から習ってきたが、今は首をかしげざるを得ない。政府が考えを改めなければ、私はこの国から出て行くしかないのだろうか。」と。
あーあ、19歳の前途洋々たる若者にして、こんな気持ちにさせる国家って、一体・・・。
話は飛ぶが、同じ日の「こちら特報部」のサブ記事が、「『北斗の拳』で愛を学ぶ?中学道徳教科書に漫画多く−各社あの手この手、識者『もともと教科書にすること自体に無理ある』」という記事が載っていたが、 記事の内容は漫画『北斗の拳』の冷酷な帝王、悪役サウザーの「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!」という一コマが紹介されていたそうであるが、それはそれでたまげてしまうが、漫画を教科書に載せる良し悪しはここではおいておこう。
(末尾に記事全文転載)
参考(朝日新聞記事)
↓
北斗の拳「愛ゆえに人は…」道徳教科書、漫画の名言登場
https://www.asahi.com/articles/ASL3W6VY3L3WUTIL08P.html
問題は記事の最後にさらっと書かれているこの部分、「漫画の多用以上に、今回の検定結果では、愛国心や日本礼賛へ誘導する教科書が際立っていること」だ。
Σ( ̄□ ̄;)ハッ!
「愛国心や日本礼賛へ誘導する教科書」!
そこで、憲さん調べてみた。
今回道徳が教科化され、22の項目を盛り込むことになったようだ。
その中の「主として集団や社会との関わりに関する視点」の中で17番目の項目に小学校では「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」中学校では「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」
とあります。
で、何よ?
「国を愛する態度」って?
何だよ?
そもそも安倍晋三は第1次政権で2006年に愛国心や郷土愛などを書き込んだ改正教育基本法を成立させた。
参考
↓
道徳の教科化、歴史教科書の検定で「教育に介入」 現場と溝<安倍政権 緊急検証連載>
https://www.tokyo-np.co.jp/article/54660
これから、学校では「愛」も教えて強要するっていうのかよ?
勘弁してくれよ。
何を愛そうが、こっちの自由だろ?
そもそも「愛する」なんて、こっちの心の中の問題だろ?
それを国が押し付けるなよ!
それとも何かい?そのうち、文科省は、これからは日本人なら「薔薇」ではなく「桜」を愛しましょう、「チョモランマ」ではなく「富士山」を愛しましょう、「コメディ」ではなく「落語」を愛しましょう、「ロック」ではなく「演歌」を愛しましょう、といちいち押し付けてくるようになるのかよ?
大きなお世話だろ?
何を愛して何を嫌うかなんてこっちの自由だろ?
それを無理矢理押し付けたのが戦前の大日本帝国憲法であり、教育勅語だろ?
で、私たちは戦前の反省に立ちそれらを全て綺麗さっぱり放棄したのではないのですか?
え〜っ?
そもそも、この教育基本法の改定は憲法違反じゃないのか?
日本国憲法第19条には、「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」とあり、国が特定の思想を強制し勧奨することはを禁じてるだろ?
立派な違憲立法だわな。
「我が国を愛さない自由」、「嫌いになる自由」の極めて不当な信条侵害ですな。
これは。
で、話を戻すけど、じゃ、今の日本てそんなに立派で誇れる国なのかよ?
よく胸に手を当てて考えてみろよ。
国のトップは国民の財産を私の物とし平然として、その取り巻きの官僚どもは政治家の顔色うかがって自己保身に汲々としている。
さらに、世界の警察官を気取るアメリカには、尻尾をフリフリすり寄ったかと思えば、歴史的に多大な迷惑をかけたアジアの国に対してはいまだ開き直りを続ける。
こんな国のどこをどう愛せと言うのですか?
そしていまだ、放射能を世界に垂れ流し続けて、それでいてまだ原発再稼働にしがみつく。
恥ずかしい限りだよ。
一人一人の国民みてもそうだよ。
その辺の道端にゴミは捨てる、痰唾は吐く。
電車の中でゲロは吐く。
歩きながらタバコは吸い放題。
ここの、どこをどう見たら「美しい国日本」なのよ?
安倍さん、教えてちょーだい!
愛国心の前に、こういった公共心をまず教え込んだほうがいいんじゃないの?
(´Д`)=*ハァ〜
こんなクソみたいな国、好きになれって言うほうが無理があるよ。
そもそも、反日じゃいけないの?
反日である自由はこの国にはないの?
以前、「反日」を掲げた政党、党派を私は過激派の「東アジア反日武装戦線」しか知らないが、そろそろ出てきてもいいんじゃないの?
参考
↓
【東アジア反日武装戦線】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%8F%8D%E6%97%A5%E6%AD%A6%E8%A3%85%E6%88%A6%E7%B7%9A
反日を掲げる公党が。
例えば・・・
『大日本反日党』とか・・・
ま、これじゃ自己矛盾を孕みすぎてるというなら、今はやりの・・・
『立憲反日党』
とかね。
(´艸`)くすくす
そしたら一票入れちゃうかもね。
「反日」最高\(~o~)/
( ̄ー ̄)ムフフ
話を若き宗一郎君の投書に戻そう。
彼は最後にこう自問していた。
「私はこの国から出て行くしかないのだろうか。」と。
私は彼にこう答えるね。
Yes。高須クリニック!
私と一緒にブータンに移住しよう!
と。
どーよっ!
どーなのよっ?
追伸・ちなみに、憲さん「桜」も「富士山」も「落語」も「演歌」も「盆栽」も「俳句」も「邦画」も「浮世絵」も「日本語」も抱き締めたくなるくらい大好き
で、何か・・・?
※以下2017年7月12日の憲さんの投書全文
発言 佐川氏の栄転 納得できない
建築職人 憲さん (50)
(東京都江戸川区)
「国税庁長官に佐川宣寿(のぶひさ)氏」の記事に目を疑った。佐川氏は、森友学園問題で「適正に売却した」などと言い放ち、売買交渉記録も「残っていない」と木で鼻をくくったような答弁で国民を煙(けむ)に巻いた張本人だ。
このような不誠実極まりない官僚が、私たち国民の血税を徴収する組織の長となれるのだから怒りを通り越して驚きである。五日2面に載ったQ&Aによると、理財局長からの昇格は四人連続だというが、「国民の批判の的となった安倍政権を擁護する説明によく努めた」との論功行賞でなくて何だろうか。
私は、今まで納税は国民の義務だと思い、なけなしの給与から税を真面目に納め続けてきた。しかし、今回の人事で納税意欲を完全に奪われた。
以上
※「北斗の拳」で愛を学ぶ? 中学道徳教科書に漫画多く 各社あの手この手 識者「もともと教科自体に無理ある」
東京新聞2018年3月29日特報記事(全文)
二〇一九年春から「特別の教科」となる中学校の道徳の教科書で、多くの人気漫画が引用されて話題になっている。核戦争後の世界を舞台にした漫画「北斗の拳」の悪役キャラクターまで登場。道徳の教科書で何が起こっているのか。(片山夏子)
二十七日に検定結果が公表された教科書で、多くの度肝を抜いたのが、アニメにもなった一九八〇年代の人気漫画「北斗の拳」の悪役サウザーの引用だ。
東京書籍の中学二年の道徳の教科書で、「愛」を考えさせる項目に、サウザーが「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!」「愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」と言う一コマが紹介されている。
この内容が報じられるやネットでは「北斗の拳が教科書に載るとはなあ、たまげた」「その主張の結果やったことは道徳的ではないんですが良いんですか」など驚きの声が上がった。サウザーといえば、愛にこだわったセリフが多いことで人気だが、そもそも弱者を踏みにじる冷酷な帝王だからだ。
東京書籍によると、漫画のコマは全学年の教科書でそれぞれ五カ所ずつ引用。ほかにも「宇宙兄弟」「ガラスの仮面」「はじめの一歩」「寄生獣」などのワンシーンを使っている。
担当編集者は「テーマに関連した漫画を導入に使っている。中学生が親しんでいる漫画はもちろん、読んだことがない漫画でも、入り口として興味関心を引き、積極的な発言につながってほしいと思った」と狙いを話す。サウザーの「名言」も、「愛」を考えるきっかけになると判断したという。
漫画を引用した道徳教科書は同社だけではない。
学研教育みらいの二年生の教科書には漫画「ブラック・ジャック」を八ページにわたり掲載。患者を治療しようとする天才外科医ブラック・ジャックと、安楽死させようとするドクター・キリコの対決を紹介した。担当編集者は「命の尊さを考えるテーマと漫画の内容が合致しており、副読本に長く掲載してきた」と説明する。
日本文教出版の教科書ではインターネットの著作権を考える項目で漫画を使用。編集者は「内容的に文章よりも漫画の方が分かりやすいので、漫画にした」と説明。同社はこのほか、「君の心を打つ言葉」を考える教材として漫画「3月のライオン」や「ちはやふる」などの名場面も引用している。
コラムニストの小田嶋隆氏は「漫画を扱うことそのものはいい」とするが、「世代によって受け止め方は違う。中学生がどう受け止めるか。世代の違う漫画を持ってきても、ピンとこないのではないか。教科書を作る側の思惑と違う受け止め方をするかもしれず危険。全巻読まないと分からないこともある」と疑問視する。
日本のアニメや食、伝統文化などを世界に発する政府の「クールジャパン戦略」に重ねながら「よく知らない人がやると同じ失敗に陥る。今の中学生を知らずに、中途半端な知識で入れると引用が適切でなかったり、カッコ悪いことになりかねない」。
新潟大の世取山(よとりやま)洋介准教授(教育行政学)は、道徳の教科書の難しさを指摘する。教科化され「国を愛する態度」など二十二の内容項目を盛り込まなくてはならないことを挙げ「徳目主義になると、分かりやすいもので適当に教えるしかない。二十二項目全て盛り込むとなると、教材も使える所をつまむしかない。もともと教えるのに無理があるものを、分かりやすく教えようとするツールの一つが漫画なのだろう」とみる。
漫画の多用以上に、今回の検定結果では、愛国心や日本礼賛へ誘導する教科書が際立っていることを憂いながら「そもそも道徳という教科自体に無理がある。やればやるほどおかしくなる」と警鐘を鳴らした。
以上
ログインしてコメントを確認・投稿する