にわか雨

昨日の昼過ぎ、
「そろそろ雨雲が来るから、洗濯物仕舞って行きたいんだけど」
「さっきもそう言ってたけど、結局降らなかったじゃないか」

朝干した時は湿気も多く曇り空だったので用心して内干しにした　その後予報が外れて日が差してきたので外干しに切り替えたばかり
「今度は間違いなく降るって自信があるもの」
「内干ししたり外に出したり面倒でしょうがない　大丈夫だよ、少しくらい濡れても」
「私のいうことなんていつだって信用してくれないんだから…　知らないわよ、洗濯物がびしょ濡れになっても！」

こうして不穏な空気に包まれつつ、湿気は多くても、気持ちよい太陽に誘われて、パンを買いに、歩いて西に向かったが、なるほど真上の空はピーカンでも、西の山の上空に雨を予感させる灰色の雲が見えた
「う〜ん、あの雲はやばいかも」
「言った通りでしょ　濡れないで済むかも知れないから急ぎましょ」
しかし雲の動きが思ったより速い　YUMENOKIという畳２枚ほどの小さなパン屋に到着　いつもならのんびり品選びをするんだが、今日はのんびりしてられない　そそくさと７種類ばかり買い、家に戻りかけると腕に雨粒がポツと当たり、それから10分後に夫婦そろってずぶ濡れとなって帰り着いたとさ　くやし〜　もちろん洗濯物もご同様……