mixiユーザー(id:4535387)

2020年09月02日10:44

208 view

ゲッベルスがヒトラーになる時(菅義偉の罪状)

フォト

憲さんの日々随筆

「醒酔庵日乗、どーよ!どーなのよ?」

今日のお題

「ゲッベルスがヒトラーになる時(菅義偉の罪状)」

次期首相は菅義偉で決まりだそうである。

というか、安倍が辞意を表明する以前から自民党内の主要派閥の領袖間では、既定路線で決まっていた茶番なのである。

予想していたとはいえ、いまの自民党の自浄能力のなさ、党内民主主義の欠如、国民の声に聞く耳をもたない姿勢はいまに始まったことではないが、絶望的とすら思える。

自由と民主主義を著しく欠いた、名前だけ「自由で民主的な党」の存在は、もうブラック・ジョークを凌駕した国民にとっての悲劇である。

菅が首相になって、どんな所信表明をするかは「所信表明ウォッチャー」を自認する憲さんにとって、見ものではあるが、「安倍政権の継続」をと言うのみで、その中身は空疎で目新しいものはないだろう。

しかし、その所信表明演説も今月16日に新首相を選出するために召集される臨時国会の中で行われるのではなく、10月にあらためて開催する臨時国会までお預けだそうである。

政治に空白をつくらないなどといいなが、国民は新首相の所信すら1ヶ月も待たされるのであるからたまげたものである。

あの反知性の権化、麻生ですら、閣僚認証の五日後に所信を表明し代表質問を受けているにもかかわらず、菅はそうとう自分の書く作文に自信がないのであろうか?

しかし、菅が首相になり、所信を表明し各党の代表質問を受けたところで、彼の答弁はいまからでも容易に想像ができる。

野党の質問に対して、かれの答弁はこうである。

「まったく問題ない」

「そういう指摘はあたらない」

「仮定の質問には答えられない」

「コメントは差し控えたい」

有名な究極の反知性菅話法である。

この話法さえ身につければ、いかに知性の欠如した御仁でも、官房長官はおろか、総理大臣も務まるという菅が編み出した魔法の話法である。

この話法を身につけた菅は、そういう意味では安倍より強力かもしれない。

なにせ、国民の代表であるにもかかわらず、国民に対する説明責任をそのような話法で回避できてしまうのだから。

菅は、安倍政権においては、ゲッベルスであった。

ゲッベルスとは先の憲さん随筆でも触れたが、ヒトラー率いるナチスにおける初代国民啓蒙・宣伝大臣である。

菅は安倍政権における、官房長官。いわばスポークスマンである。

ゲッベルスはこう言った。「大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。」と。
まさに、菅の思想と通底する。

菅は安倍政権下で噴出したあらゆる疑惑の“当事者”でもあるのだ。

菅の安倍政権で行ってきた罪状は挙げたらきりがないが、主なものでも以下の通りである。

・新型コロナの感染拡大の局面で「GoToトラベル」を前倒しして決行させた張本人

・我らが東京新聞の望月衣塑子記者の質問に対して、「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える場所ではない」などと暴言を放った。

・NHKの『クローズアップ現代』に出演した際に、集団的自衛権の行使容認についてキャスターの国谷裕子氏が厳しい質問を繰り出し、菅は激怒。その後、圧力を強め、最終的に国谷氏のキャスター降板まで追い詰める。
このように、菅は官房長官としてマスコミをコントロールしてきた。

・官邸に近いジャーナリスト・山口敬之による伊藤詩織さんへの性暴力疑惑をめぐって、直前で山口氏の逮捕取りやめを指示した張本人

・沖縄の辺野古新基地建設問題では、安倍政権は新基地建設に反対する民意を無視し、基地反対運動に参加する市民たちを暴力で排除し、繰り返される在沖米軍による事故や事件にも政府として何ひとつ向き合わず沖縄をいじめ抜いてきたが、その先頭に立ってきたのが沖縄担当大臣でもある菅である。しかも、そのやり方は陰湿で、沖縄県知事選では潤沢な選挙資金と組織力にものを言わせたすさまじい物量作戦を展開し、新基地建設反対の玉城デニー氏を誹謗中傷する大量のデマ喧伝にも間接的にかかわっている。

そして、菅の万死に値する罪状が森友公文書改ざん問題だ。

公文書改ざんは、安倍首相の指示を受けた菅が、佐川宣寿・理財局長(当時)らに命じてはじまったのだ。

この改ざん作業を強要されたのが、自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんだったのである。

赤木さんを殺したのは、安倍であり、菅であり、佐川なのだ。

この事実一つをとっても、菅は首相はおろか、国会議員、いや人間としての生きる資格がないことが明らかなのだ。

………。

ゲッベルスは、ソ連軍によるベルリン包囲網が狭まる中、妻と6人の子と共にヒトラーの総統地下壕に移り住む。1945年4月29日、ゲッベルスはヒトラーとエヴァ・ブラウンの結婚の立会人となり、その後の二人の死を見届ける。そして4月30日、ヒトラーの政治的遺書の指名により首相に就任した。しかしゲッベルスは「無条件に死に至るまでヒトラーの味方になる」ため、「無用な生を、総統の傍らで終える」ことを表明し首相としてソ連軍と条件付降伏交渉を行うが、ソ連軍からは無条件降伏を求められ、交渉は決裂。

5月1日、6人の子供達を殺害後、ゲッベルスと妻は首相官邸の中庭で自殺した。

たった2日の首相在任期間であった。

物事に始まりがあれば、必ず終わりがおとずれる。

ナチスドイツもこうして終焉を迎えた。

史上最悪の安倍政権も終わりを迎えた。安倍政権のゲッベルス菅も間違いなく短命におわり終焉を迎えるはずだ。

なぜなら、菅は自民党の党員からですら総意で選ばれた総裁ではないからである。

いわんや、国民の信はまったく得ていない。

まったくもって政権の正統性は担保されてはいないのである。

その上であの反知性菅話法である。
国民に信頼されるわけがない。

近いうちに衆議院の解散・総選挙が行われることは必至である。

この腐りきった自民党政権に対抗する思想と政党がいまこそ求められる。

しかし、この腐りきった政治と社会を変えていくのは私たち一人一人の意識と努力なのだ。

ちなみに、ゲッベルスとその妻の遺体はガソリンで焼却された黒こげのままで放置されたそうである。

民衆を地獄の坩堝に陥れた為政者の末路としては相応しいものではなかろうか。

どーよっ!

どーなのよっ?

※画像はゲッベルス(右)とヒトラー

※参考
・東京新聞
・本と雑誌のニュース、リテラ
https://lite-ra.com/i/2020/09/post-5611-entry.html
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する