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2020年08月18日22:30

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MQ−68C(パワーアンプ)に更に手を加える

2台のパワーアンプMQ−68Cに手を加えるのもお終いかと思っていたが、真空管に火が入って暴走したことがあるので出力管(50CA10)に高い電圧がかかっていることが気になっていた。

ネットで調べていると、同じメーカー(ラックスマン社)で同じ出力管(50CA10)を使ったプリメインアンプSQ38FDの回路を考察しているサイトを見つける。SQ38FDのパワーアンプ部を独立させて発展させたのがMQ68Cと言っても良い。考察している人がDACキットでも参考にしたぺるけ氏なので安心だ。

ぺるけ氏もSQ38Fの出力管に高い電圧がかかっていることを問題にし、暴走対策として3つの方法が挙げていた。(1)プレート電圧を下げる、(2)グリッド抵抗値を小さくする、(3)カソード側に抵抗を挿入する、 (1)のプレート電圧を下げることは他のサイトにも書かれているが、電源トランスの問題でMQ68Cではできなかった。(2)グリッド抵抗値を小さくするは副作用があるようなので技術力のない私には無理そうだ。(3)カソード側に抵抗(100Ω)を挿入する、これは私にも出来そうだ。ここで2代目の裏ブタを開けた時に1000μFの大きなコンデンサーがあったことを思い出す。この大容量のコンデンサーはこの(3)の改善方法に従って加えられたものだったのだ。この記事を読んだ時はオークション出品者がぺるけ氏の記事を参考に手を加えたものとばかり思っていた。

2代目についていた大きな電解コンデンサー
フォト


他のオーディオ機器のことでメーカーとのやり取りをメールソフトで確認する必要がありチェックしているとMQ−68Cの改良についてぺるけ氏に問い合わせたメールがいくつか目に留まった。メールの内容を読むと上記の改良法について初心者の私が出した質問に丁寧に答えた内容であった。
すっかり忘れてしまっていたが、2代目にあって取り去った1000μFのコンデンサーは私が付けたものだった。抵抗(100Ω)を入れているから外してはいけないものだったのだ。
実は2代目で聞いているとパンパンという弾けるような音が出てくるので心配で使わないでいた。誤配線した真空管を使っているせいかと思っていたが付いてないといけない1000μFのコンデンサーが無くなったのが原因だったようで1000μFのコンデンサーを付けたところパンパンという音はしなくなった。

その後ペルシ氏のサイトのを読み直して3つの改良方法の理論的裏付けについて少しばかり勉強した(完全に理解できたところまで行かないが)。

遠回りをしたが、出力管の暴走を止める手立てをしたのでこれから安心して使うことができそうだ。

ラックに収まった2台のMQ68C
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