mixiユーザー(id:4535387)

2020年08月15日08:49

66 view

消費税の増税に未来はあるのか?

フォト

憲さんの日々随筆

「醒酔庵日乗、どーよ!どーなのよ?」

今日のお題

「消費税の増税に未来はあるのか?」

瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ 崇徳院

落語「崇徳院」でも有名な小倉百人一首の崇徳院の歌である。

参考

https://note.com/masajyo/n/nfe10260ed6da

今日の東京新聞の2面佐藤正明さんの政治漫画に「数得院」の歌として、立憲民主党と国民民主党の野合劇を戯画化していて面白い。(※画像参照)

かたや消費税減税には消極的で、あわよくば増税すら目論む立憲民主党。

かたや、電力労連が支持母体であり、原発大賛成の国民民主党。

この野合に真に自民党政治に怒る民衆は何ら期待を持つことはないであろう。

私たちは先の民主党政権、とくに野田政権(彼は大飯原発を再稼働させ、消費税増税にゴーサインを出したA級戦犯である。)で懲りているはずである。

今回の立憲民主党と国民民主党の合流も、そもそも国民はコロナ禍にあえぎ、香港では若者たちが命がけで中国政府と闘うのを傍目に見ながら、選挙のための数あわせの何ら政治理念の一致もない野合にすぎない。

憲さんから言わせれば、「どーでもいい」話である。

今日は8月15日で、特別な日である。

「日本敗戦の日」にちなみ、それらのネタを探していたら、それとは別に素通りしかねる記事を見つけた。

「あの人に迫る」というシリーズで、井手英策という慶応大学経済学部の教授のインタビュー記事である。

タイトルにデカデカとこうある。

「消費税の増税で、皆を『受益者』に」

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

わが目を疑った。

この、時世に「増税」を説くのか?
この学者は?

震災以降、国民は塗炭の苦しみにあえぎ、さらに野田政権が強行した増税に耐えてきた。
そしてそれ以降も度重なる水害や震災、そして現下のコロナ禍による経済的な大打撃。

これをみて、まだ増税を主張するとは、「狂気の沙汰」としか思えない。

で、この学者のプロフィールをみるて合点がいった。

1972年生まれの東大卒で、民進党(民主党の後継、立民、国民の前身)の経済ブレーンである。
立憲民主党の消費税固執もこのブレーンからきているのであろう。

この増税論者、「『頼り合える社会』への転換」「ベーシックサービス」などと耳当たりのいいことを言うが、何のことはないその財源は増税、それも消費税の増税が中心なのである。

「中心となるのは消費税です。これに所得税の累進度を高めたり、相続税を引き上げたりして、税全体の公平性を担保します。」だと。

しかし、法人税にはなんら触れてはいないし、防衛費の削減には極めて消極的である。

そもそも、1989年に消費税が導入されるとき、自民党の公約は「3%以上税率は上げない」だったはずである。
故に、消費税の増税は国民に対する政治の裏切りであり、この制度そのものを「ご破算」=廃止とすべきなのである。

このような制度そのものに乗っかった学者の無責任な議論こそ底の浅い議論と言わざるを得まい。

「インタビューを終えて」にこうある。

「『革命家』。自民党の小泉進次郎衆院議員は井手さんをそう評したという。」

また、プロフィールにはこうある。

「(井手英策が民進党の)公約案に書いた増税による『幼保無償化』は安倍政権が取り入れる形で実現した。」

なんのことはない、自民党に持ち上げられ、自民党に利用されているのだ。

小泉進次郎が何をもって「革命家」とし、何をもって「革命」と言うのか興味もなければ、知るよしもないが、この学者、全くもって「階級観点」が欠落しているのではないのだろうか?

今著『欲望の経済を終わらせる』は図書館で予約待ち。主著『幸福の増税論』が借りられた。

経済音痴の憲さんが読んで論破できるとは思えないが、誰かこの主張を論破してくれる人はいないだろうか?

でなければ、われわれ国民はまたしても増税の災厄に見舞われかねまい。

もはや山本太郎総理しか私たちを救うべき道はないのであろうか?

それより本当の「革命」が先なのか?

(´Д`)=*ハァ〜

どーよっ!

どーなのよっ?

※以下、記事のリード部分

消費税の増税で皆を「受益者」に
「幸福の増税論」。一見奇妙なタイトルの新書を読み、その熱い筆致に引かれて会いに行った。対座して、この人は、若いころに抱いた理不尽への怒りを胸に抱き続けているのだと知った。慶応大経済学部教授で財政社会学者の井手英策さん(48)。消費税の増税で「弱者を助ける社会」から「弱者を生まない社会」への転換を訴える。 (宮本隆彦)
ー「運」で人生が左右される社会を変えたいと主張されています。
今の世の中には病気や失業などの「落とし穴」がいっぱいある。運悪く穴に落ちた人を自己責任だと突き放し、生活保護などで恩着せがましく助ける社会。これが正しいあり方ですか?誰も落ちないように穴をふさぐ、「弱者を助ける」のではなく「弱者を生まない」世界にしていくべきだというのが僕の哲学です。

以上

参考(中日新聞より)

https://www.chunichi.co.jp/article/104713
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する