いきなり古い写真だが、神奈川川崎のオーディオ仲間が乗っていた600SELとヒノオーディオの亡くなられた社長が乗られていた確か500Eワゴン。そうして借りて乗った190Eの3台がマイファーストMercedes-Benzです。
600というのは現行で言えば、最大セダンサイズのSクラス。SELはさらに600をロングにしたり防弾機能まで入れて、ドイツ首相、大臣、大企業社長クラスが使っていたものです。
600SELが強烈で、12気筒6000ccエンジンによる時速200kmオーバーの世界。
日本車では当時まるで感じられない剛性感とはこういうことか
エアコンは窓の外側は凍結し、あまりに低温の吹き出しに、吹き出し口からは湿気が凍りついた白い空気が出てきた。
そうして確固たる哲学。「人間は失敗する動物」「オーナーのドライブ能力なぞMercedes-Benzでは信用していない

」
そのため、アクセルをベタ踏みしても、絶対に、Audiのような即加速のような挙動はしない。
あなたが踏んだのはアクセルですよ。まさかブレーキとの踏み間違えではないですよね
とオーナーに確認を求めるように、徐々にあえて加速して行く。
ハンドルも同様で急ハンドル、鋭角なハンドル捌きには、もしかしたら切りすぎていませんか?とドライバーに問う挙動を示した。
当時Audiを乗っていたため、これと異なる、悪く言えばかったるい挙動に戸惑った。
Mercedesは哲学がはっきりしているから現代でも同様ですね。
これでいいのです。クイックでスパルタン、運転に自信がある向きには子会社のAMGをと味付けが真逆なものが用意されています。
キング・オブ・カーとは何か問われれば、人によって様々ながら、その中には必ずMercedes-Benzが入らなければ間違い。あんた、車を知らないもぐりだねと言われそうです。
次回は現有しているそのAMGと少しBMWベースのALPINA、さらにはAudiのスペシャルモデルのRSに触れてみたいです。
最後にフェラーリとランボルギーニまで行ければいいのですが。
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