昨日のハイライトはモニターオーディオ社のフラグシップスピーカー、プラチナムシリーズからこの偉容のPL500マーク2の試聴でした。
いきなり結論ですが、通常の日本家屋ではこのサイズは、御しがたい。天井高3m以上で広さは30畳、いや50畳は欲しい。
モニターオーディオ社の音作り物自体、B&W社800シリーズのような徹底的なセッティング、ケーブル吟味などで追い込んでいくようなタイプではなく、もっと鷹揚に鳴らすタイプであったことです。
オーディオ店主も、ケーブルの違いなどオーディオアクセサリーの試聴には向かないから再びB&W803D3も復活させたいと。
むしろ一つ前の日記のソナスファベール、オリンピカの方が、ケーブルなどの違いに敏感との店主のご意見にこれの旧型でSAECとゾノトーン合同ケーブル試聴会で各社の、トーンポリシーを聞き分けられたことからも同感でした。
日本では、部屋サイズに比して、大きなスピーカーを選びがちですね。
往年の四畳半。六畳にJBL4343、ALTEC A5などは論外としても、現代でもそんな部屋に無理にB&W800シリーズから最も巨大の800D3を入れてしまったり。
そうすると、このPL500のように、強力過ぎる低音エナジーに部屋が先に飽和してしまいます。
実際に試聴でも低音がボーカルにまで被ってしまっていました。
うちでも25畳程度ですので、アマティの上のサイズのイルクレモネーゼは飽和から諦めましたから。
イルクレモネーゼは30畳は最低とはダイナミックオーディオの担当と一致する意見でもありましたし。
ただ低音再生能力もエナジーも全帯域に渡って、例えばソナスファベール社の新型オリンピカより明らかに上です。
アコースティックアーツのCDノーコンプレッションシリーズNo1の4曲目のシンセサイザーによる通続的低音も、オリンピカでは聴こえなかった帯域まではっきりでした。
店主のとおり、軽井沢辺りで広大な二階相当の高さがあるリビングルーム辺りで、等身大でオーケストラなどをよく鳴らせるスピーカーと認識しました。
普通の部屋なら同じ店に展示のPL300以下がいいでしょう。
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