日本循環器学会に合わせた企画である、山中さんと西浦さんの会談をネットで見ました。
今回の新型コロナはまだ始まったばかりで、野球で言うなら二回表でコロナの攻撃中。先の長い長い戦いが続いていきます。
先日の一次補正予算では、医療関連はざっくりと5000億円ほどでしたが、Go Toキャンペーンは言い値の1.7兆円がつきました。コロナ封じ込めに頑張る医療関係者よりも経済優先を色濃く反映した割り振りに、政権の本質を見たような気がしました。
東京と国のバトルにメディアは注目しますが、それは次元の低い話です。
その一方で菅さんや小池さんは抜本的対策を打つことなく第二波を乗り切ろうとしていますが、それは所詮無理というもの。
感染予防と経済の両立はできないというのは国民のほうがよくわかっていますが、そんななかでGo Toキャンペーンが強行されようとしています。
むつの宮下市長は市の施設を閉めると表明し男を上げましたが、「Go To キャンペーンで感染拡大なら政府による人災」とは首長の立場ではなかなか言えません。
山形の吉村知事を始め多くの知事さんもいかがなものかと政府に再考を促しています。
どうしてもやるならまずは近隣だけ、やがて落ち着いたら全国規模というのがセオリーでしょうが、全国規模を前倒しでやりはります。ほんと困ったもんです。
旅行どころかまずは泥出しの豪雨災害で被害にあわれた方々のことを思うと心痛みます。
東京由来に関心が集まる中、被災地のボランティア受け入れの指針は政府として何ら示しません。
他府県からのボランティア受け入れが止まっているので、現場ではいっこうに作業がはかどりませんが、来れる方はきてもらいたいのが本音です。
ならば、ボランティアに行きたい人たちには無料でPCR検査を受けてもらって陰性証明を出す。現地までの交通手段や宿泊費は後日還付してあげるというようなことを考えてあげるほうがよっぽどwin-winです。
入ってしまったら出口は必ずありますが、出口戦略を語るにはあまりに時期尚早です。
前回の東京五輪時の総理は池田勇人さん。寛容と忍耐のキャッチコピーで国民との対話姿勢を重視しましたが、安倍さんも少しは見習ったらいかがでしょうか。
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