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2020年06月25日19:00

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コロナ禍で静かに食糧危機が忍び寄る サバクトビバッタの大群襲来!致死率100%に達するアフリカブタ熱

6/25(木)
本日東京都内の新型ウィルスの新規感染者数は48人と発表されました。前日の24日は55人となっています。一日当たりの新規感染者数が50人を上回ったのは、5月5日の57人以来、50日ぶりです。6月24日と25日の2日間の合計感染者数は100人を越えました。小池都知事は、積極的に検査をした結果、感染者の数が多くなったと、説明しています。今回、都市部のオフィス内を中心にクラスターが発生したことが明らかになりました。この3週間の傾向として、20代と30代が感染者の8割以上を占めています。6月24日に限ると、7割になりました。コロナウィルスは、暑い夏場も首都圏を中心にじわりじわりと、広がり続けています。

 北海道の小樽市では、同じ昼間に営業しているカラオケ店を使用した客から9人の陽性者が出ました。感染者は、軽症または無症状だといいます。
 
南半球に目を向けると、新型ウィルスの感染拡大と共に、もう一つの危機が忍び寄っています。南米大陸では、パラグアイを発端に、隣国のアルゼンチンまでサバクトビバッタの大群が飛来し、農作物を食い荒らしているのです。その数は4000万匹に上ります。

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医療水準が低いアフリカ大陸では、全ての国で新型ウィルスの感染者が出ました。最後に確認されたのは、南アフリカ共和国に囲まれたレソトです。

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コロナとの戦いは長期戦ともいわれています。蒸し暑い日が続く6月下旬以降も、我々はマスクを着用し、熱中症対策と平行して感染症対策を行うことになります。

 新型コロナウィルスは、医療体制が脆弱なアフリカ大陸でも広がりました。大陸の西部に位置するギニア湾に面したガーナでは5月11日、水産工場にて大規模クラスターが起こりました。同国のアクフォアド大統領が、1人の感染者から工場内に勤務する533人にウィルスが移ったと、事実を公表したのです。11日時点で国内で16万件の検査を実施した際、陽性者が4263人と判明しました。大統領は、アフリカ大陸の中では最も検査体制を整えていると、強調しました。

 一方同じ西アフリカのナイジェリアでは5月6日、ジガワ州で診断名不明の病気でわずか10日で100人が亡くなったことが明らかになりました。 同国のカノ州でも4月初めに原因不明の病気により3日間で約150人が命を落としています。
国内で感染による死亡者は93人、新型コロナウイルスが引き起こした症例数は2802件です。


実のところ、アフリカ大陸では、コロナの陰でバッタの大量発生による食糧危機に拍車がかかっているのです。古くからバッタの大量発生による、食物の被害がありました。新型ウィルスの脅威にさらされている今、バッタの大量駆除に予算や人員を割くことが出来ていません。詳しい様子をレポートしました。


          第2章 サバクトビバッタ襲来!過去日本の蝗害


 南極大陸をのぞく、世界6大陸にコロナウィルスが拡散されました。もう一つ危機が今我々に迫っています。

 コロナの影で、今食糧飢饉の原因となるバッタの大量発生による「蝗害(こうがい)」が起こっているのです。

 バッタは日本の野原に生息する一般的な昆虫です。近年は、除草剤の影響により、都市の公園ではすっかり見かけなくなりました。

 会社を定年退職して、時間にゆとりが出てきた方は、バッタと聞くと、虫取り少年だった子供の頃を思い出し、懐かしさを感じるでしょう。

 日本で一般的に見られるバッタは、トノサマバッタになります。たった一匹では、無力な存在です。草地や生垣で待ち構えるカマキリに出会うと、なす術もなく、食べられてしまいます。

 どんな小さな生き物でも、仲間と協力し合えば大きな力を発揮します。トノサマバッタでも同じことが起こるのです。

 生物学では、単独行動するバッタと群れで行動するバッタの呼び名が異なります。単独で暮らすバッタを「孤独相」、大量発生時期に誕生し、力を増したバッタを「群生相」というのです。

写真=NHKの解説図 掲載元 BS1ワールドウォッチング 2020年3月16日付 サバクトビバッタの猛威 https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/2020/03/0316.html
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 単独では緑色をしているものの、ひとたび群れを作り、力を増すと、黒色や茶色に変色し、羽が長く伸びるのです。行動変容は、幼虫時代から始ります。バッタ同士の脚や触角が触れ合うようになると、その刺激によって体色が黒色になるのです。長距離飛行に備え、羽が長く伸びます。その分足が短くなり、背中の筋肉が弱くなるのです。生物学では、個体群の密度の変化によって、異なった姿と行動に転じることを「相変異」といいます。

 日本では、近年にも度々群生相のバッタにより、騒動が起こっています。2007年、オープン直前の関西国際空港2期空港島で、推定3000万匹のトノサマバッタが大量発生し、駆除におわれました。薬剤散布をして、一挙に死滅に追い込んだのです。推定100万匹まで激減した際、梅雨時に活発化するカビなどの菌に感染し、瞬く間に姿を消しました。列島内では沖縄県で、度々大量発生が確認されています。都市部では敷地面積が限られている分、大きな集団になりにくいといわれています。

 過去に遡ると、江戸時代中期に蝗害が起こっていました。1732年の夏に起こった享保の大飢饉です。例年よりも梅雨が長く、2ヶ月間に及んだといいます。長雨が収まった後、気温が上がらず、冷夏に見舞われました。ウンカの大量発生により、稲が食い荒らされたのです。四国・中国地方から関西、中部地方、関東地方に渡って、農作物が大打撃を受けました。

 近年、沖縄県ではトノサマバッタの一時的な大量発生が報告されています。2013年県内の宮古島で、サトウキビ畑が食い荒らされました。幸いにも国全体の問題にならずにすみました。

                  第3章 アフリカ東部からアジアへバッタ来襲

 2020年初頭、コロナウィルスが中国の湖北省武漢で発生したタイミングで、アフリカ大陸東部では深刻な事態が起こっていました。

 動物分類学上トノサマバッタと同じ科のサバクトビバッタが、食物を食い荒らすほど、大量発生しているのです。次第に数を増やしながら、紅海を渡り、アラビア半島を経由して、東アジアに迫っているのです。2020年3月時点でパキスタンに到達しました。

 写真=サバクトビバッタ 掲載元WIRED 2020年3月8日付け 農作物を食べつくすバッタの被害は、温暖化で今後ますます加速するhttps://news.livedoor.com/article/detail/17933430/
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アフリカ東部の被害状況を把握した国連の食糧農業機関は、ソマリアで25年に1度、ケニアで70年に1度の危機と認定しました。国際社会に日本円換算で144億円の支援を要請しています。

 サバクトビバッタは、たった一羽では無力でも、繁殖に良い条件が重なれば、一気に数を増し、生態が変ってしまうのです。大海原を最大10億匹で回遊するイワシのように、郡生相のバッタも皆が同じ方向に進みます。生物学的には「マーチング」と呼ばれます。2019年10月から11月、アフリカ東部の降雨量が、例年の3倍以上になり、バッタの大量発生を引き起こしました。

 アフリカ東部を発端にサバクトビバッタは、さらに数を増やしながら、1日で200kmから300kmもの距離を移動し、ついにパキスタンまで到達しました。長い羽を持ったバッタの長距離移動を「飛蝗(ひこう)」といいます。既に同国の政府は、1月31日の時点で食糧危機を察知し、「非常事態宣言」を発令しています。

写真=ソマリアで発生したサバクトビバッタの大群 2020年2月2日ソマリア、バッタの大群襲来で国家非常事態を宣言 
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/-/img_7453d1314058ce0da441419d95d0c830246336.jpg
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隣国の中国も水際作戦を決行しています。同国は長い歴史から水害、旱魃とともに、蝗害に悩まされた過去があります。共産党幹部が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に加わるパキスタンに援助の手を差し伸べました。

 サバクトビバッタの急増を抑えるべく、10万匹のアヒルを同国に寄贈したのです。アヒル1羽で一日当たり平均207匹のサバクトビバッタの成虫と幼虫を食べるとわれています。同じ家禽のニワトリの70匹を上回る数値です。

 アヒルを狩りだすことにより、副次効果が期待されます。タンパク質の豊富なバッタ食べることにより、アヒル自信の肉質が向上し、「北京烤鴨(北京ダック)」などの高級食材として利用することができるのです。

 アヒルは孵化後約1ヵ月でひな鳥が500グラム前後に成長し、バッタの捕食を開始します。生後2ヶ月から3ヵ月の成鳥がバッタ駆除に最適です。

 写真=アヒルの大群 掲載元 COURRiEL 2020年3月27日 https://courrier.jp/columns/195008/?ate_cookie=1585479734
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              第4章 アフリカ大陸からアジア大陸の被害状況


 中国国内では、3月の段階でもコロナウィルス対策に追われています。バッタ駆除に使用するには、アヒル自信を訓練させた後、パキスタンへ空輸する必要が生じます。実用化するには今年の7月以降になるのです。近年中国国内では、西暦2000年に新疆ウイグル自治区で、大量発生したトノサマバッタによる蝗害が発生しました。3万羽のアヒルを放って、沈静化に成功し、食糧不足の心配がなくなりました。
 幸いにもパキスタンと中国の間には、巨大山脈が立ちはだかります。生態学の専門家によりますと、サバクトビバッタは低酸素と寒さに弱く、標高1000mを越える山岳地帯では活動が弱まるといわれているのです。もちろん大量発生を放置すれば、突然変異により、酸素濃度が薄くて、低温環境に強い個体が産まれ、ヒマラヤの山々を越えて、パキスタンから中国へ到達する可能性も指摘されています。

 現状のペースですと、2020年6月に推定生息数は200兆匹に達するみられているのです。
 
過去の蝗害では、2003年10月から2005年5月になります。被害は20カ国以上、面積にすると130,000平方キロメートル、対策費に4億ドル以上費やしました。降水量の減少、気温の低下により、大群を押さえ込むことに成功しました。1年7ヶ月間に渡るバッタの大量発生に伴う農作物の被害総額は25億ドルと推定されています。

 写真 掲載元 COURRiER 2020年3月27日付 https://courrier.jp/columns/195008/?ate_cookie=1585479734
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 2020年は、コロナウィルス感染拡大と重なり、蝗害対策は進んでいません。国連によると、最も被害が深刻なケニアでは1000億〜2000億匹のバッタが約2400平方キロメートルの範囲に散らばっています。放置すると、8400万人分の食糧が失われることになると見られているのです。

国連食糧農業機関(FAO)によると、エチオピアやケニア、ソマリアでは約1200万人が食糧危機に陥っています。独立したばかりの南スーダンにも被害が及んでいました。

 1月30日に非常事態宣言が出されているパキスタンでは、南部シンド州で換金作物の「綿」が食い荒らされています。州都カラチム付近では、収穫できる予定の作物の半分が失われました。6月時点での被害総額は国内で推定5500億円に上ります。軍隊を投入して、薬剤散布をしているものの、状況を正確に把握できていません。コロナウィルスの影響により、物流が滞り、十分な薬剤が手に入っていないようです。群生相のバッタの行動パターンに詳しい専門家も空港や国境の閉鎖によって、派遣されていません。現場では、対応に苦慮しているのです。

 2020年3月8日のAFPの記事に詳しく書いています。https://www.afpbb.com/articles/-/3271602?cx_reffer=gunosy&utm_source=gunosy&utm_medium=news

 蝗害による食糧飢饉により、パキスタン国内で12年連続続いているインフレに拍車がかかる可能性が指摘されています。過去1年間では砂糖の値段が2倍近く、小麦粉の値段は15%上昇しているのです。

 四方を海に囲まれた日本列島では、アフリカ東部から発生したサバクトビバッタの襲来を受けずにすむでしょう。中国の東端に位置する上海と福岡県との間でも800kmの距離があります。さすがにサバクトビバッタが休まずに飛び続けることはできません。

 日本では食糧自給率が2018年時点で37%、他国からの輸入に頼っている分、サバクトビバッタの被害を間接的に受ける立場にあります。

写真=パキスタン東部地方でのバッタ被害 掲載元http://jp.xinhuanet.com/2020-02/18/c_138792692.htm
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 アジア大陸一帯で作物が食い荒らされると、当然のことながら食糧価格が高騰します。原油も輸入に頼る日本では、物価が跳ね上がる危険性が高くなるのです。

 コロナの感染拡大防止の観点から、経済活動を制限したことにより、企業の業績は悪化しました。一般市民の給料が伸びない中で、物価が上昇すれば、生活は苦しくなります。地方創生を目指す日本政府ですが、農業と林業の従事者は高齢化が進んでいく一方です。農家は、後継者不足により、相次いで廃業しています。耕作放棄地には、雑草が伸び放題になり、藪のような環境になります。日本政府は、財政不足から農林業の支援は限られます。食糧自給率の低下はもはや止められません。

        第5章 新型コロナを越える致死率100%のアフリカブタコレラ菌

 今世界では、新型コロナウィルスの感染拡大、東アフリカからアジア大陸を中心にバッタの大群襲来、もう一つ大きな問題が起こっています。最初に新型ウィルスが確認された中国で、2018年夏場以降家畜のブタに感染する伝染病ブタコレラ菌が流行っているのです。平熱38度から39度のブタの体温が40度から42度に上昇します。症状は、感染から3日から6日後に現れます。食欲不振から、豚舎内でうずくまるような仕草をするのです。菌自体は、1912年にケニアの家畜から発見されました。アフリカ大陸のケニアで発生した高熱を伴う病気から「アフリカブタ熱」といいます。

中国では、2018年8月ブタコレラ菌が発見されました。翌月国内5省で3万8000頭が処分されました。感染すると、致死率は100%、ワクチンがなく、国内のほぼ全域に広がりました。2019年8月までの1年間で、およそ1億匹の豚が死滅しました。国内の飼育頭数の38,7%が失われた計算です。2018年末までの飼育頭数は推定4億8000頭になります。

 ブタコレラ菌の蔓延により、中国国内では食肉市場が、価格高騰を引き起こしました。2019年8月豚肉の小売価格は前年同期比で1.5倍近くに達しました。感染拡大が深刻化した地域では、価格が前年比の3倍に跳ね上がったのです。鶏肉や牛肉などの価格も軒並み上昇しました。経済発展が遅れている地方都市では、肉不足が深刻化したのです。

写真=日本で飼育されているブタ BETTELJAPAN BETTEL LIFE 2018年9月12日 懸念される風評被害「豚コレラ」国内で26年ぶりに発生 
https://1234times.jp/article_37427.html
 
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 アフリカブタコレラ菌は、人間には感染しません。中国から人を通して菌が持ち込まれると、国内の飼育ブタに被害が及びます。

 2020年2月時点でアフリカブタコレラ菌対策は、中国国内で一定の効果があり、収束に向かいつつあります。世界を見渡すと、家畜ブタの感染が確認されたのは、62の国と地域に上りました。

 日本では、水際対策として、海外からの違法な豚肉の持込を処罰対象に定めました。

なお家畜のブタには、他にブタ熱と呼ばれる病気が広がっています。野生のイノシシを介して、感染することが分かっています。医学的には、感染ブタの肉や内臓を食べても人体の影響はありません。伝染病防止の観点から日本では2018年9月、岐阜県で確認されて以降、合わせて14の府県でブタと野生のイノシシに感染が広がりました。16万頭以上のブタが殺処分されています。神奈川県では2020年5月11日、山梨県との境目の相模原市の山中で、ブタ熱にかかって命を落としたイノシシが発見されました。既にブタ熱はワクチンが完成され、全国に先駆けて2020年3月6日沖縄県の飼育ブタから摂取を始めます。発生地域から離れた本島北部と南部から作業を進め、5月上旬までに本島全域の約24万頭に打ち込む予定です。

 参考記事JIJIcom https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030600658&g=eco
 
 5月6日には国頭村の養豚場で作業を開始しました。初回手数料(1頭当たり160円)は公費で賄われます。県在来の希少種「アグー」は血縁や系統から約50頭を選定し、離島に隔離する方針を示しています。

 写真=沖縄の品種アグー 掲載元 金武町で育った<幻の豚>アグー&ブランド豚特集
https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/47314/3879
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コロナの収束が見えない中、サバクトビバッタの大群、アフリカブタコレラ菌が猛威を奮っています。

 地球温暖化現象により、熱帯低気圧の発達に伴い、バッタの大量発生の要因となるサイクロンが巨大化すると予測されています。アフリカブタコレラや新型コロナウィルスも気候変動と関係があるのか、研究が進めば、明らかになるでしょう。


 アフリカサバクトビバッタの異常発生は、2018年の5月と10月のサイクロンと関係があると見られています。アラビア半島南部に大量の雨がもたらされました。2度のサイクロンのうち1度目となる5月に起こった嵐によって、砂漠地帯に6ヶ月も植物を育てるほどの水量に達したのです。6ヶ月の間、寿命3ヶ月のバッタは、親から子へと世代交代しました。10月にもう1度5月と同じ規模のサイクロンが起こったことにより、バッタはさらに数を増したのです。1世代ごとに数は20倍、2世代となると400倍に達します。2020年3月下旬に東アフリカ地域にまとまった雨が降りました。緑が育つと、群生層のバッタは産卵を始めます。6月には孵化を遂げ、同月下旬の穀物収穫期にあわせて、おびただしい数の幼虫が広大な農地を埋め尽くす可能性があります。

 2020年の第一波に続き、今年6月にバッタ襲来第2波が起こることが想定されました。森林火災のように、早い段階で対処すれば、大きな問題になりません。初期対応を誤ると、コロナウィルスの感染拡大に悩む世界各国のように、群生相のバッタの大群に対応するすべがなくなります。辛うじて、サハラ砂漠以北にまでバッタの大群は達していません。同地域では、1948年にも今回の2020年に匹敵する規模の蝗害が起こりました。当時アフリカの国々はヨーロッパの植民地支配を受けていました。各国のネットワークが未発達なままバッタの駆除に追われた結果、1963年まで15年に渡り被害を受けたのです。

 バッタの大量発生を食い止めるには、卵の段階から取り除くしかありません。それでも卵は比較的薬剤に強く、孵化を迎える前に根絶するのは不可能です。今年は例年になく、卵が巨大化しています。

 写真=NHKが作成した解説図 https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/2020/03/0316.html
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 参考文献 Yahooニュース 2020年5月7日付け コロナ禍の次に世界を襲う「4畳半に4万超のバッタ」の恐怖https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200507-00034930-president-soci&p=3

第6章 2020年後の世界

 アフリカ東部エチオピアにおいて、20万ヘクタールに及ぶ農地がバッタによる被害を受けました。国連は4月13日付けで、およそ100万人が緊急食糧支援を必要としていると、発表しました。  国連食糧農業機関(FAO)によると、エチオピアではモロコシ、小麦、トウモロコシなどの作物が広範囲にわたって食い荒らされ、牛の牧草地も激減しています。世界食糧計画(WFP)が発表した世界食糧危機報告によると、1億3500万人から2億5000万人が飢餓状態にあります。政情が不安定な南スーダンでは2019年、国民の61%が食糧不足により、大きな健康被害が出ていると、報告されています。

 人や物の動きが制限される中、国連は最新の技術を使って、群生相のバッタの追跡を試みています。スマートフォンアプリを使い、登録者が情報を交換し、移動ルートを掴みます。次に、ドローンを飛ばして空から全体像を把握し、大群の居所を掴むのです。国連の推計によると、放置すれば、世界全体で4200万人の食糧が不足します。

 パキスタンからついに人口11億人のインド北部まで到達しました。2020年5月20日に同地域の東部では、ベンガル湾を北上する「アンファン」と名づけられたサイクロンによって、降水量と共に適度な湿気をもたらしました。アンファンの最高瞬間風速は53m、1999年以来観測史上2番目に規模が大きいサイクロンとなりました。

 写真=サイクロン「アンファン」の進路 掲載元 災害情報支援ポーダブル
http://saigaiinfo.jp/?disaster=20200520-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%B3%EF%BC%88%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%EF%BC%89
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 インドでは、コロナの感染拡大と共に、史上最大級のサイクロン到来、バッタの襲来による農作物の被害が重なり、国の経済に大きな打撃を及ぼしています。雨期に入る6月には、カリフ作(雨期作)と呼ばれる米やトウモロコシ(メイズ)、キビ、大豆、落花生など、秋に収穫する作物の種を巻きます。農家は、種まき作業と共に、バッタの駆除活動に追われているのです。

国連食糧農業機関は、バッタによって、年間50億ドルの作物被害が出ると予測しています。

 アジアとアフリカでは、新型コロナウィルス対策と平行しながらバッタの大群との戦いになるでしょう。アフリカブタ熱のことも忘れてはいけません。

 我々人類が二酸化炭素を排出することにより、夏の猛暑や異常気象を引き起こしました。気候変動により、バッタが大量発生する条件が整いました。今後バッタのような特定の昆虫が増えると、農作物が食い荒らされ、食糧不足が懸念されます。

 快適な暮らしを求め、都市を発展された我々人類は、今大きな危機に直面しています。




















東京で新たに48人感染確認
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6133625
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