皆様、お今晩は。5月1日よりネットフリックスにて配信されました衝撃作『ハリウッド』全7話を一気見致しました、その感想です。
『ハリウッド』は、野心あふれる俳優や映画製作者たちが第2次世界大戦後のハリウッドで、犠牲を顧みず成功を目指す物語。各キャラクターが、ハリウッド黄金期のきらびやかなカーテンに隠された特異な世界を垣間見せながら、今日まで続く不平等なシステム、人種やジェンダー、セクシュアリティにまつわる偏見に光を当てる。
製作総指揮＆クリエーターがライアン・マーフィ監督とイアン・ブレナンさまが担当されていて、ライアン・マーフィー監督は6話目の『メグ』を除いて6話分の脚本も担当して、イアン・ブレナンさまは何と全話の脚本に関わっておられます。
これを観るとクエンティン・タランティーノが映画化した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』よりも数段過激でして、ネットフリックスだから此処まで描けたのだなぁと思ってしまいます。実在の人物も多数登場し「今だから描ける」事実や虚構を組み合わせて一本の壮大なドラマに仕上げております。
このドラマで顕著なのは、クリエーターのお二人がゲイの方なので、兎に角登場人物にゲイのキャラクターが多いのと、登場人物で悪いことをする人はいるんですが、最後はセクハラをした本人が被害者に許しを請う場面等もあって、殆ど全員が根は良い人なんですよね。人間不信になること確実な『殺人を無罪にする方法』のシーズン4の直後だけにこの落差は衝撃的であります。とは言え十分過ぎる位面白いドラマなんで来年のエミー賞のリミッテッド部門にノミネートされるかも知れません。
https://www.youtube.com/watch?v=WrxAgvsbrF8
(予告編がカッコイイ『ハリウッド』）
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