岡村隆史が関東で評価されたのは、お笑いウルトラクイズだった。

私は関西の人間ではないので天然素材については語れませんが
関東進出後についてはわかる範囲で見てきたテレビをお話しできます。

岡村隆史さんが関東で認められたのが
テリー伊藤演出、ビートたけしのお笑いウルトラクイズだったのは覚えています。

そしてその後、殿様のフェロモンという番組にナイナイは進出していきます。
ハケ水車にまたがった女性を当てるクイズでいかにリアクションとれるか、ちょっとだけ見たことがあります。

90年代のお笑いは、体を張って、お色気を厭わないヨゴレができるかどうか、が評価の軸として成り立っていました。

ダチョウ倶楽部が体を張ってー死ぬ寸前の事故を耐えながら「殺す気か！」「訴えてやる！」と叫びながら本当には訴えない面白番組に仕立てていたお笑いウルトラクイズ（今の水曜日のダウンタウンの構成に、この評価軸が残ってる気がします）

下ネタが嫌いなイジリー岡田が、ヨゴレ役をやりながらお色気番組で奮闘して、裏で評価されていたのを見てきています。

テリー伊藤さんはご存知、ソフトオンデマンドの高橋がなりさんの師匠。
今の逆張りを、もっと大きく張って、誰もやってないという意味で破天荒だった。

そしてテリー伊藤の浅草橋ヤング洋品店で、ナインティナインはゴールデンタイムの司会を始めます。

MCナインティナインが認められたのは
体を張っていて
ヨゴレにも飛び込んでいたからこそ、認められたという部分がある。



そしてめちゃめちゃモテたい、めちゃめちゃイケてるが始まり20年近くの間、スキャンダルを起こさずに岡村隆史は走りきった。

横に山本圭壱が怒られ消えてるのを見て
横で濱口優が怒られ本田みづほが消えるのも見ていた。
横で武田真治が千葉麗子に怒られ……

「芸人は素人さんには手を出すな」と北野さきさんはビートたけしさんに言いました。

「女遊びは芸の肥やし」という価値観そのものが、国連の持続可能な成長なんちゃら、ジェンダーに基づく暴力の撤廃の部分、この芸の肥やし部分は破壊されるターゲットになっている。

もちろん暴力は撲滅しないといけない
浄化されたディストピアとはもう言えない。
３ヶ月我慢ではなく、
対等な人間として女性と付き合い、間違ってたら叱ってもらい気づくことができるように性格を変えるように矢部浩之さんは言っていた

「スター」「大御所」「実力で黙らせる」
「女遊びは芸の肥やし」「芸人はプロに任せる」に加え「毒舌」「クズな性格のキャラクター性」
という評価軸で積み上げ積み上げ積み重ねたものが、

スパッと消えた。

https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6067282

売春あっせん旅行の仕事をしたり
風俗の仕事をしていたり
売春のボディガードをやっていた人も
今はやっていない。

環境が変わった。

プロ、風俗に通うことでストレス発散していたーラインを守っていた人が、
休業要請で風俗自体が止まってしまいイライラしてるのは分かります。

環境が変わった。
山本圭壱演じる油谷さんがソープランドの女性のマット洗いの物まねをしながら「豆乳首、豆乳首」とささやきながら乳首を刺激するさまが「ヨゴレのコントを地上波でやってえらい！面白い！」と評価されていた、90年代の評価軸までも含めて

女性の風俗、売春業という中に、今も残る日本の身売り（借金のカタに風俗・売春業に働かせる）の伝統を含め

撤廃を国連が求めている。
ジェンダーに基づく暴力の撤廃


これは、伝統を破壊する

″暴力を含む伝統″を破壊する

そして岡村隆史の築いたものが壊れた。
ジェンダーに基づく暴力は、ネタにして笑いを取ってはいけない。

もちろん私も「そうか３ヶ月ガマンしてお金に困った女性が風俗に流れてきて抜いてもらうの楽しみに頑張るよ」とそのままメッセージを素朴に受け取ったら
ジェンダーに基づく暴力の仕組みを、より強固にする書いてはいけないことだと深く理解できます。


結婚万能ではないですが、
中田敦彦さんは福田萌さんとの結婚で、かなり女性への理解が進んだ気がします

自分だけガスマスクをつけてセックスを撮影してた中田敦彦さんが、変わることができたのは、「あなたは人の上に立ちたがってるオタクだ」と福田萌さんに叱られたからというのを見ています。（イクメン放棄後は戻ってしまったかも分かりませんが）

変われるのだろうか。
ストレスを風俗嬢に向けてストレス発散する中で、ジェンダーに基づく暴力がないか確認し、あれば加担しないようにつねに考えながら風俗に通うか、辞める。

求められる努力の方向性が90年代とは変わっているんだと改めて思います。

ヨゴレができて、クズな面を表に出して毒舌を吐ける、体を張ったかどうかというお笑い評価軸での努力の方向性は、現代では変わった
ジェンダーに基づく暴力を助長する言葉は、許されることではない。

聞いてるか！町田足土！
実話BUNKA 超タブーでももう刺さるぞ