《パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集／エーリッヒ・ショイルマン 》
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サモアの酋長ツイアビがヨーロッパを訪問し、
帰国後、その様子を島民たちに語って聞かせた演説集です。
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著者は酋長の許可を得て、
その言葉を一冊の本にまとめました。
本書がドイツで出版されたのは1920年だそうです。
その後、1960年代後半から1970年代にかけて、
ヒッピー文化の隆盛とともに本書の人気が再燃したようです。
日本では1981年に出版され多くの人に読まれたようですが、
実はこれ、フィクションなんだそうです。
出版時にはフィクションだという断り書きがなかったため、
ほんとうの演説集だと思った人がかなりいたようです。
そうとわかって読むと、
これは西洋文化に対する批判とも取れますし、
自然の恵みを享受し、自由に生きる人々、
素朴な暮らしへのあこがれが根底にあるとも思えます。
本書は酋長ツイアビの言葉を借りて語った
�犹馨紊凌盞鵜瓩任呂覆い任靴腓Δ�。
彼らの言うところの、
大いなる心に従って生きることが出来たら、
どんなに良いでしょう。
でも、もう手遅れかなぁ。
せめて最晩年のわずかな間だけでも、
大いなる心に身をゆだねて暮らしたいものです。
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