世捨て人・・・

ワシの記憶によるとよ〜
吉田兼好「徒然草」　や　鴨長明「方丈記」について学んだのは
中学生の時の国語の時間だったと思うんじゃ・・

その時これらの人を「世捨て人」だと呼ぶんだと習った。
ワシはなぜか知らんけど
（あ〜〜〜〜　ワシも世捨て人になりてえ・・・）
と思ったんじゃよ。

中学時代というものは少しづつ世の中というものが見えてきて
分かりだして「あ〜〜〜あんな人になりたい」などと
初期的な憧れをもったりするもんじゃと思うんじゃ。

アイドル　プロ野球選手　Jリーガー　社長　医者　弁護士、
学校の先生　警察官　消防士　大工　設計士　エンジニア　学者、
ケーキ屋さん　等々　人それぞれに願望が在り　誰しも何かに
憧れを持ったりするもんじゃないだろうか・・・
それがまず最初の「夢」であると思うんじゃ

はっきり明確に「夢」をかかげられる人も居れば

ぼんやりとこういう風に在りたいと思うだけの人

まったくな〜〜ンも考えていない人も

それぞれに相当数いると思うんじゃ・・・

夢に向かって突き進むのもよかろう
でも
夢など持たずにただその日を生きるのもよかろうと思う
はたしてどちらがよいのじゃろう・・・

ワシなら善悪・良し悪しの判断は誰にもつけてほしくないと思うし
つけられないのじゃと思う。

人生というものは一回きりで
それぞれにとって　生きた分　だけなのであるはずじゃよ・・・

これはワシの私見なんじゃけどよ
中学時代に憧れた自分になっているかどうかを
判断するのは一体何歳なのか？

ワシがはっきり言おう
　それは５０歳じゃよ！

ワシが世の中を見渡したところ
社会的に成功したと思われている人や有名人など
ほとんどが５０歳前にその地位に至っているんじゃよ。
（何事にも一部の例外はつきものじゃけど・・）
９８％はそうなんじゃなかろうかのぉ・・

するっていうと
１５歳手前の自分がビフォーだとすると
５０歳を過ぎた自分はもうアフターになるんじゃ
５０歳というのはそれくらい重要な結節点なのじゃよ。

今５６歳のワシは１５歳の頃のワシにこう言ってやりたい
「ワシはよ〜　あの頃　あこがれていた自分に
今　なっているぞよ〜」っと。

なんせワシが憧れていたのは世捨て人じゃからよ〜
まあ今のワシはそのようなものではないか
ワシが思う世捨て人の条件はまあこういったところじゃよ
・立身出世などしていないこと
・お金持ちではないこと
・妻帯して居ないこと
・庵に暮らしていること
・孤独に生きることを楽しんでいること

などだ。
以上の条件はワシに全部あてはまるのじゃよ

最初の頃から高望みをしていないため
達成するのは楽であったものよのぉ〜

ところでよ〜
歳をとった男が一人で暮らしているというものは
楽なんじゃよ・・・

歳をとってまだ妻帯している者から見ると
その半数は「お気の毒なことよのぉ・・・」と思っているかもしれないが・・
もう半数の男たちは「うらやましいことじゃ・・」と思っているかもしれない・・・

ワシから観たら
女房の尻に敷かれて
まるで従者か下僕のように暮らしている男たちは
お気の毒にみえるんじゃよ・・・

ワシが見出した結論を述べるなら

本来　男と女の間の関係には
結婚制度など必要ないのじゃよ

あれは子どもが出来た時
子どものためには必要であるのかもしれん・・・

フフフフ・・・

今の時期　みんな家に居るからよ〜
そろそろ配偶者が邪魔に見えている人が多いかもしれんから
今なら分かるじゃろうと思って　
書いてみたところなんじゃよ

ゴメンね　ゴメンねえ〜〜〜