読みたかった本がようやく手元にやってきました。
色んな人に読んでほしいので買いたいのですが、古い本はアマゾンでも売っていないので図書館でリクエストでした。
「パンデミックと戦う」は、コロナ対策チームで陣頭指揮をとる東北大の押谷さんと作家の瀬名さんとの対談をまとめた本です。11年前に書かれ、SARSと新型インフルエンザの実例が列記されていますが、コロナにも当てはまることが多々あります。
たとえば、「社会全体のアプローチ」でいうと、
政府は、被害を最小限にするために基本戦略をつくり最悪の事態を想定したか。
感染症専門家は、きちんと現状を分析し行政や一般の人に正しいアドバイスをしたか。
企業は、パンデミックを想定したBCP(事業継続計画)を作成し実行できたか。
地方自治体は、社会的弱者をサポートし、しっかりと広報活動をしたか。
一般の人は、「人はみんなつながっている」という意識のもとに、想像力をはたらかせ他人にうつさない努力をしたか。
メディアは、真実をきちんと報道したか。
命がけで多くの命を救ってくださっている医療従事者の方々の替えはきかないということを、いくらでも替えがきく政治家の方々がわかっていないということに憤懣やる方ないです。
この本を読んで改めて感染症の怖さを知りました。11年前にこういう警鐘がありながら見て見ぬふりをしてほんとごめんなさいです。「パンデミックの波は数ヶ月あくこともある」を肝に銘じて最大限の対策をしていきますんでお許しあれ。
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