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2020年03月11日22:27

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3月11日、白鵬の日。そしてあの地震。

■序二段の力士が発熱で休場 無観客開催の大相撲春場所
(朝日新聞デジタル - 03月09日 15:04)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6002254
大相撲三月場所四日目、今日が35歳の誕生日の横綱白鵬は前頭2枚目隠岐の海を上手投げに退け4連勝、今場所「横綱大関」の番付で臨む鶴竜は前頭筆頭高安を突き落としに仕留めて3勝1敗とした一方、大関貴景勝が前頭筆頭大栄翔の押し出しに屈して二敗目を喫しました。
今日、3月11日は9年前の平成23年に東日本大震災が発生した日であり、1985年(昭和60年)生まれの横綱白鵬の誕生日でもあります。この日に土俵に上がることについて「重ね重ねだから、喜んでいいのかというのが正直な気持ち。9年前、何で私はこの日に生まれてしまったのかと思った。怖さ、悲しみ。1日前でもよかったのにと思ったりしたけど、相撲で何ができるか、そういうふうに切り替えた。頑張っている姿を見せられたら、勝つことが勇気になってくれたらという思い」と語った白鵬ですが、9年前は八百長スキャンダルにより三月場所の開催がキャンセルされ、この日は初日が開催される予定だった13日(日曜日)の前々日で、本来ならば初日と二日目の取組が発表されるはずの日でした。午後2時46分、あの地震が発生して未曾有の被害が起こったのですが、八百長スキャンダルで社会的な信頼を失い、本場所の開催断念を余儀無くされていた大相撲としては、目の当たりにしたこの地震の被害に何もできない、何かをすることが許される社会状況にはなかったような状況だったように思います。被災者の中にも大相撲ファンは少なからずいると思いますが、本場所開催中止という"社会的な制裁"を受けた中、相撲で何ができるか、頑張っている姿を見せられたら、勝つことが勇気になってくれたらという思いを抱いていても、それができないことを屈辱と感じながら、忸怩たる思いに駆られながら指を加えて見るだけだった力士や協会関係者も多かったのではと思います。大相撲は五月場所を「技量審査場所」と言う形式で、テレビ中継も無く、興行の要素を無くした形で行っています。当時26歳だった白鵬はこの場所に優勝していますが、当時の大相撲の置かれた社会的情勢のもと、横綱たる自身こそが力士の先頭に立って、信頼回復を主導するんだという"悲壮感"があったように記憶します。
以降、「3・11」には取組があった場所は休場した場所以外はすべて白星を飾っている白鵬ですが、35歳まで相撲をとるイメージについては「なかった。自分がそこにたどり着くとは思わなかった」と語ったそうです。その今日の白鵬、立ち合い右を差すも両者上手が取れず、漸く隠岐の海の左上手を取って右に回っての上手投げで勝負あり。24秒を要し、やや時間がかかった一番となりました。
一方、鶴竜と高安の一番は、鶴竜が両差しになるも高安が外四つで攻め続けて横綱を土俵際に追い込み、なおも高安が外四つを見せる中、横綱が左から突き落として勝負あり。高安はこの一番で左足を負傷、土俵にうつぶせで倒れたまま顔をしかめてうめき声を上げ、暫く立ち上がることができずに車椅子で救護室に向かいました。無観客の土俵ゆえにその声もはっきり放送で聞こえるほどで、明日以降の休場が懸念されるところでしょう。
その他。大関貴景勝は不用意な引きで墓穴を掘って大栄翔の押し出しに屈しましたが、膝を故障している様子もあるようで、厳しい土俵となる模様。関脇朝乃山は小結北勝富士の廻しが取れないままながら掬い投げで制して4連勝。ここまで白鵬、朝乃山、前頭3枚目御嶽海、前頭13枚目碧山、前頭12枚目石浦、前頭9枚目隆の勝の6人が4連勝という賜杯レースとなりました。
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