2020年２月16日14:30開演
会場：立命館いばらきフューチャープラザ・グランドホール
今年もフェアウェルコンサートの時季がやってきたか、という感。立命館大学交響楽団は
文字通り大学のオーケストラなので卒業と共に卒団する。２月は卒業論文の口頭試問があり、
年度変わりの時季。つまり４回生にとってはラストステージとなる。
そういう都合とは別に当方は興味深い曲目なので行ってみるか、と前売券を買った。
早めに着いた。理由が２つある。自由席である事、もう一つは開演前にプレコンサートが
行われる事。しかも曲目は
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)作曲
交響曲第８番へ長調Ｏｐ．93へ長調より第１楽章
演奏：全日本エロイカ協会
今年は生誕250周年のベートーヴェン・イヤーなので演奏される機会もあるが本曲は滅多に
演奏されない。そうとは知らない聴衆が多かった。ベト７と第九に挟まれた秘曲。４番がギリシャ
の乙女なら、こちらは隠れた舞曲か。ベートーヴェン自身は小さな交響曲、と呼んでいた。
全日本エロイカ協会と言うのは冗談だが、館内放送でわざわざ流れたので。
今回の主役2018年度は当ホールで交響曲３番「英雄」を演奏した。
その2018年度コンサートミストレスらによる室内楽である。ベートーヴェンの楽曲はバランスが
難しいのだが今回ヴァイオリン奏者を増やしての再挑戦。実は京都コンサートホールで
ロビーコンサートで「英雄」を演奏した時はヴァイオリンが埋没した。増やした事、奏者の
レベルが功を奏して、今回の方が断然良かった。Ｖｎ４名、Ｖａ、Ｖｃ、Ｃｂ、Ｆｌ、Ｏｂ、Ｆｇ、Ｈｒ、Ｃｌ
というメンバーでの演奏。比較的明るく取っつきやすい。後に続くプログラムとのバランスも
良い。(つづく)
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