ツアーへの期待はヒマラヤ高峰を望む標高2000mのナガルコット、ドゥリケルでの3泊。初日にエベレスト遊覧飛行を終えたので、憧れのヒマラヤ初対面の感動が薄れますが期待しています。
中学時代はヒマラヤ探検記や登頂記を読むのが好きで、ヒマラヤを仰ぎ見るナガルコットの地名は今も覚えています。古都バクタブルからガタボコ道を揺られて1時間。漸くナガルコットに到着。
早速ホテルからヒマラヤを遠望。でも生憎のボンヤリした春霞。薄雲の中に高峰を探すこととなりました。指し示せば山だと分かるものの、青空にくっきり浮かぶ白峰とはいかず、今日は70点。
案内板に山々の名が。ランタンリルン、ドルチェラクパ、ガウリサンカール。懐かしい名前です。標高7000m前後とそう高くないものの、人里から尖峰を仰ぎ見ることで広く知られています。
望遠無しスマホとデジカメの映像では、白い山と雲の判別がつきません。止む無く心に焼き付けます。ランタンリルンはピラミッド型、ドルチェラクパは右下に衛星峰を従えてバランス良し。
この地を知ったのは半世紀前に古本市で買った深田久弥の旅行記から。当時は出版物も少なくカラー写真に釘付けになりました。でも地元の人はヒマラヤを見飽きているからか目向きもしません。
3日間眺めて一番山が明瞭だったのは3日目朝、ドウリケルのホテルベランダからで80点。3日目トレッキングの山道からも見えました。白峰を背に菜の花咲く小春日和の農村風景が思い出です。
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