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2020年02月12日23:53

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クラシック音楽館

(２月９日)
今回のクラシック音楽館、曲目は大分前に聞いたが初めて聞いた時、曲順が真逆ではないか、
と思った。マエストロ・ブロムシュテット曰く、これはゲヴァントハウス管弦楽団の大先輩アルトゥル
ニキシュのアイディアだと言う。
冒頭にベートーヴェンの「英雄」。マエストロも大好きな曲でＮ響と５回やっている。私もＴＶで
マエストロの「英雄」を３回聴いている。昔よりマエストロのベートーヴェンが速くなった、と私は
感じていたがご本人曰く楽譜を変えた事が理由。第１楽章から推進力ある演奏。それでいて
バランスが良い。しかも繰り返し付き。
第２楽章は葬送行進曲で偶々ソロを演奏する青山さんの生演奏を聴いた事があり、注目して
いた。
テンポとしては速め。しかし速過ぎない。
第３楽章トリオにホルントリオが出て来る。おっと思える演奏。
終楽章はバレエ音楽プロメテウスの創造物の主題による変奏曲となっているが、これが複雑。
今回リハが収録されて知ったが、クラリネットが首席と次席で全く違う旋律を演奏する。
私は、この楽章、馬車がパカポコ進むように聞こえる箇所があるが今回は快速馬車。
マエストロが振る手が、まるで手綱を扱うよう。

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