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2020年02月12日22:19

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【美術】「何必館コレクション 北大路魯山人展 ‐和の美を問う‐」

皆様、お今晩は。日本橋三越本店で2月17日迄開催中の「何必館コレクション 北大路魯山人展 −和の美を問う−」に行って参りました。その感想です。


昭和29年にニューヨーク近代美術館で「魯山人展」が開催されたのをはじめ、国内外で多くの展覧会が開催され、魯山人の作り上げた美学は没後半世紀を経た今もなお、人々を魅了してやみません。
本展では厳選された作品約70点を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の5つのテーマに分け、古材や更紗、根来などと取り合わせ展示いたします。魯山人の作品は、「使う」ことで一層の輝きを放ちます。生涯をかけて日本の美と食を追求した魯山人の「和の美を問う」という、これまでにない充実した展覧会になります。

「何必館 京都現代美術館」の館長である梶川芳友さまが魯山人に惹かれたのは「何でこの人は悪評に満ちているのだろう」と言うところから作品に入っていって使ってみてその良さが判ったと言うところが興味深かったであります。

今回初めて纏まった形で魯山人の作品に触れてみたのですが、志野から織部、備前と何でもやって焼き物だけではなく書や、食の文化迄拘り抜いた人でして作品自体は良いのです。意外だったのは『つばき鉢』にしても『雲綿鉢』にしてもその巨大さでして、通常の御椀を想像して会場に足を運んだら、その大きさに仰天してしまった程なんですね。

今回デパートの催事と言う扱いでしたが、纏めてみる機会も考えてみたら千葉市美術館迄行かないと観に行けなかったのでありまして、この機会に観ることが出来て良かったと素直に思えました。
今回残念だったのは目録が作られていなかった事でして、期間が短いと言う事故なんでしょうねぇ。



https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/event_calendar/rosanjin.html
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