mixiユーザー(id:9389954)

2020年02月03日23:19

63 view

「こんにちは赤ちゃん」のイメージは強かったから、だね。

梓みちよさん76歳死去、マネジャーが自宅で発見
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5959857
梓みちよと言えば、昭和38年に永六輔作詞・中村八大作曲でリリースされた「こんにちは赤ちゃん」の大ヒットで一躍人気歌手となり、一時期の低迷を経て、昭和49年に「二人でお酒を」をヒットさせ、以降「リリー・マルレーン」(日本語詞)、「メランコリー」、「よろしかったら(日本専売公社(当時)の煙草「パートナー」のCMソング )」など、広範囲なレパートリーで一時代を築いた歌手ですが、その一方で、桂三枝(現:六代桂文枝)とのコンビで朝日放送の「新婚さんいらっしゃい」の司会者としても活躍、マルチタレントの側面も持っている人と言うイメージがありました。
「こんにちは赤ちゃん」は、同じ永六輔・中村八大コンビで世界的なヒットとなった坂本九の歌う「上を向いて歩こう」同様に、当時のNHKの人気番組「夢で逢いましょう」から生まれた歌であり、「上を向いて歩こう」とは違う意味で国民的に愛され、梓みちよのイメージを決定付けた作品と言えますね。その後、「ポカン・ポカン」「渚のセニョリーナ」といったヒット曲を出しましたが、「こんにちは赤ちゃん」で定着したイメージが強かったからか、「二人でお酒を」と言う全く違う作風の曲にはそれなりに衝撃的な印象がありましたね。やはり、胡座をかいて歌うと言う常識破りなスタイルは相当にインパクトが大きく、「こんにちは赤ちゃん」と同じ歌手だと言うことが、余計にそれを大きくしているような感じがありました。歌唱力があり、言葉を丁寧に歌う人で、スタイルが違えど歌い方自体は変わるところはないわけで、しっかりした基本を持った人だったと思います。
その梓みちよが亡くなっていたことが明らかになったそうで、所属事務所によると出演予定の番組の打ち合わせのため、先月29日の午後にマネジャーが都内の自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかったとのことで、死因は心不全ではないかと言われていますが、これから明らかになるのではと思います。記事によると、昨年末までは元気な様子で仕事をこなしていたそうで、「少し膝が悪い以外は病気1つなく、パワフルに仕事をされていたので、本当に急なことで驚いています」だとか。
最近はテレビなどで見る機会はほとんどありませんでしたが、昭和天皇の前で披露したこともある「こんにちは赤ちゃん」について、「何を歌っても『こんにちは赤ちゃん』には、かなわない。重すぎて耐えられない、と思った時期もありました」と当時の心境を明かしていたそうで、「二人でお酒を」から増えたと言うディナーショーの仕事の場では「お酒の席で赤ちゃんの歌は歌えないと考えて『こんにちは赤ちゃん』を封印していたんです」とコメントしていたとか。その封印は平成14年のデビュー40周年コンサートで解いたそうで、「この曲は私にとって世に出してもらうきっかけであり、一番の宝物だから、大切にしよう。40年かかって、そんな気持ちになれたから、アンコールの最後に、やっと歌えたんです」のだとか。
享年76とのこと。突然の訃報だったようですが、やはり孤独死だったのが、何とも切ないと言うか、気の毒と言うか……。合掌。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年02月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829